3名の若手エンジニアが語る
アソシエント・テクノロジーへ転職した理由
アソシエント・テクノロジーの急成長を支えているのは、いうまでもなく「人材」だ。同社では毎年多くのエンジニアを採用している。優秀なエンジニアの採用に悩むIT業界で、こうして継続的に採用できるのは、そこにエンジニアを引きつける「魅力」があるからにほかならない。そこで、今回はアソシエント・テクノロジーに転職した3名の若手エンジニアに、働く魅力ややりがいを語ってもらった(業務に守秘義務が求められるため、仮名で登場する)。
☆今回登場する転職者3名のプロフィール | |
●T・Mさん(男性・29歳):大学院卒業後、某大手製鉄メーカーを経て現職へ。IT業界未経験ながら、現在は、大規模なコールセンターシステムの開発に携わっている ●S・Kさん(女性・25歳):サービス業の一般事務職時代はITとは無縁の仕事。入社後研修でJava、Oracle、.NETなどを学び、現在は携帯サイトの開発に従事している ●M・Iさん(男性・30歳):ミドルウェアの開発を手掛けた後、Webシステム開発に携わりたいと思い、現職へ転職。チームリーダーとして、プロジェクトの進ちょくと20名のスタッフをマネジメントする |
IT業界未経験者も 入社後研修で最前線に |
「IT業界未経験者を受け入れ、開発エンジニアに育てるという教育制度に魅力を感じました」。アソシエント・テクノロジーを転職先に選んだ理由についてそう語るのは、T・Mさん(男性・29歳)。大学院卒業後、某大手製鉄メーカーで、石炭乾燥設備のメンテナンスなどに携わっていた。IT業界は未経験だったが、入社後の研修でJava、Oracle、Siebelなどの知識を習得、現在は大規模なコールセンターシステムの開発に携わっている。
「研修は、メンタルサポートまで含めて非常に内容が濃い。技術的な知識だけでなく、それ以上にコミュニケーション能力やチームワークを組むことがいかに大切であるかを教えてくれた」と充実した入社後研修を振り返る。
IT業界未経験の“エンジニア予備軍”も、研修修了後には現場で1人立ちできるよう、プログラムが組まれている |
S・Kさん(女性・25歳)も、未経験者からこの業界に飛び込んだ1人。前職はサービス業の一般事務職でITとは無縁の仕事だった。現在は携帯サイトの開発に従事している。
「何か専門スキルを身に付けたいと思い、職業安定所の訓練校に通いました。Javaプログラミングの基礎を学び、就職活動をしましたが、どの会社も開発経験がないということで相手にしてくれませんでした。しかし、アソシエント・テクノロジーにはOJT(On the Job Training)研修として、開発未経験でも開発経験を積ませてくれる制度があるのを知り、アソシエントの門をたたきました。私も経験豊富なエンジニアの下でOJT研修を受けました。この懐の深さが魅力であり、入社の大きな理由ですね」(S・Kさん)
研修では、Java、Oracle、.NETの技術を習得、「事務経験しかなかったが、モチベーション次第でエンジニアになれるという自信がついた」と語るS・Kさんは、いまの仕事に大きな手応えを感じている。
プログラマからスタートし 現在はチームリーダー |
一方、M・Iさん(男性・30歳)はIT業界で働いた経験がある。転職前は首都圏のシステム会社でミドルウェアの開発を担当していた。
「将来Webシステム開発に携わりたいと考えていたことに加え、九州・大分での勤務を希望していました。そこで、Webシステム開発の実績が豊富でエンジニアの教育制度が充実、さらに他社に比べて勤務地の選択肢が多いアソシエント・テクノロジーに転職しました」
入社後にWebシステム開発に関する研修を受け、「自分に不足する言語の知識を習得するとともに、リーダーシップを発揮する手法なども学びました。研修は周囲から多面的に評価されるので自分に不足するスキルを補ったり、足りているスキルも伸ばしたりすることができました」と語るM・Iさん。
研修後はまずプログラマとしてプロジェクトに従事した後、実績を買われ、現在は大企業向けシステム開発のチームリーダーとして、プロジェクトの進ちょくと20名のチームスタッフのマネジメントを手掛けている。入社前に希望したとおりの仕事だ。
IT企業にありがちな 「ドライな社風」とは無縁 |
さらに、「研修終了後でも会社のトレーニングセンターで開発言語などを勉強できるため、常にスキルアップを目指せる」(S・Kさん)、「資格取得にも会社のサポートがあり、常にチャレンジできる雰囲気がある」(T・Mさん)など、社員のスキルアップに対して万全の支援体制が敷かれている。この充実した研修制度は、多くの人材をアソシエント・テクノロジーに引きつける大きな理由といえるだろう。
東京、博多、大分、岐阜など全国各地に研修施設を展開。写真は2003年岐阜県にオープンしたJavaエンジニア育成施設「SJ-ONIC」開校式の模様 |
しかし、同社の魅力はそれだけではない。多くの社員が「一方的に仕事を押し付けることがなく、何よりも人を大切にする会社」(S・Kさん)、「深い信頼関係を築けるので業務に専念できる」と口をそろえるように、IT企業にありがちな「ドライな社風」とはまったく異なる“空気”が流れている。それを裏付けるエピソードがある。M・Iさんが採用時に経験した出来事だ。
「転職前は神戸の会社で働いていました。アソシエント・テクノロジーの役員面接が大分であり、どうしても仕事の都合で出席できなくなったのです。(自分の都合なので)転職時期をあらためるか、面接を諦めるか迷っていました。そのことを採用担当部署へ連絡したら、『では当社から行きます』といって副社長自らが最終の新幹線で神戸まで来てくれました。Web系の経験もなかった私に、『ここまで真摯(しんし)に対応してくれるのか』と正直感激しました。最近はオフショア開発(海外へ委託開発)を行う企業が増える傾向にありますが、アソシエント・テクノロジーには、地方で人材を教育してエンジニアに育成していくという社会的意義のあるビジネスモデルと日本の仕事は日本人が完遂するという意気込みがあります。面接では、『その一翼を担う一員になってほしい』といわれたことが、印象的に残っています」(M・Iさん)
また、面接のプロセスも独特だという。「応募者がさまざまな質問を受けるよりも、面接官が応募者に会社を売り込んできます。採用面接は“お見合い”で、応募者にも断る権利があるからだというのです。会社の方向性や求める人物像がはっきり伝わってくる面接でしたね」(M・Iさん)
目標達成できればダイレクトに 給与に反映されるシステム |
このようにアットホームなカルチャーを持つ一方で、合理的な人事・評価制度が社員のモチベーションを高めている。給与は、研修生から社員になった際には、年齢や家族構成に関係なく一律だが、その後は評価によって差がついてくる。
「ゴールシート」という目標管理制度があり、業務への評価は給与にダイレクトに反映される |
具体的には、「ゴールシート」という目標管理制度によって、上司と納得できるまで面談して目標設定する。そして、ゴールシートで設定した目標を達成できれば必ず評価され、給与や賞与に反映される。評価結果は確実にフィードバックされるので社員は結果にも納得できる。
また、面談で自分のスキルよりもワンランク上の目標を設定することで、常に高いレベルにチャレンジする環境を整えることもできる。「業務に対しての評価が給与や賞与にストレートに反映されるのでやりがいがある」(T・Mさん)、「自分が納得したうえで、業務に就くことができる。従業員のモチベーションアップを考えてくれているという実感がある」(S・Kさん)、「自分に対する会社の期待を実感できる。ただそこで働いているだけとは違い、なぜ自分が必要なのかということをきちんと説明してくれる。自分の価値を会社が正しく評価してくれる」(M・Iさん)など、社内のモチベーションは常にハイレベルに保たれている。
顧客から“指名”される エンジニアを目指す |
こうしたモチベーションの高さに裏打ちされているため、当然のごとく各社員の目標意識は高い。
「現在はプログラミングが中心です。今後は設計業務にも携わりたい。まずはプログラミングの技術を磨き、クライアントに近い立場で設計を行えるようになること。そして優れた技術を生み出すことを、今後入社してくる後輩に伝える立場になりたいと思います。アソシエント・テクノロジーのDNAを伝えられるリーダーになりたいと思います」(T・Mさん)
「Javaと.NET以外のスキルを習得中ですが、今後はさまざまな開発言語に対応できるエンジニアになり、たくさんの開発経験を積んでいきたい。経験を積むことで、プログラミングや業務知識に深みをつけ、設計も覚えて、最終的にはコンサルティングができるようになりたいと思います。特に業務知識を豊富につけて、女性だけでコンサルタントからプログラマまでを束ねてチームを作り、クライアントからいつも指名がかかるようになりたいですね」(S・Kさん)
「当面は、品質管理を徹底することと納期を厳守すること、そしてスタッフのモチベーション向上と維持に努めることですね。そのために、毎日必ずミーティングの時間を取り、プロジェクトやスタッフの問題点の洗い出しや見直しをしています。また、サブリーダーがリーダークラスへと成長できるよう、背中を見せて仕事をすることも心がけています。将来はスタッフの教育に注力して、100人以上クラスのプロジェクトマネジメントで結果を出したい。大きくて厳しいプロジェクトで成果を上げて、事業部の運営や会社の経営に携わっていきたいと思っています」(M・Iさん)
ちょっと前まで「IT業界未経験者」だった人材でも、アソシエント・テクノロジーという“インキュベーター”の中で、一流のエンジニアへと育っていく。
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アソシエント・テクノロジー株式会社
企画・制作:人財局
掲載内容有効期限:2004年4月30日
企業情報 |
アソシエント・テクノロジー株式会社 ■代表者 代表取締役社長 最高経営責任者(CEO) 成重健二 ■設立 1994年(平成6年)9月30日 ■資本金 2億4847万5000円(資本準備金2億8967万5000円) ■事業所 ●東京本社 〒105-6033 東京都港区虎ノ門4-3-1 城山ヒルズJTトラストタワー33F 電話 03-5425-1081 FAX 03-5425-1082 ●本店・大分トレーニングセンター 大分市東春日町17-20 大分第2ソフィアプラザビル1F TEL:097-573-4002 FAX:097-573-4003 ●福岡オフィス・福岡ソリューションセンター 福岡県福岡市博多区上呉服町10-10 呉服町ビジネスセンター7F TEL:092-283-7570 FAX:092-283-7571 ●岐阜オフィス・岐阜トレーニングセンター 岐阜県大垣市今宿6丁目52番地18 ソフトピア・ジャパン ワークショップ24 TEL:0584-77-6081 FAX:0584-77-6082 ●熊本ソリューションセンター 熊本市九品寺2丁目8番21号 ■従業員 123名 平均年齢30.2歳 平均勤続年数1.66年 (平成16年3月1日現在) |
待遇など |
■待遇 昇給年1回、賞与年2回、インセンティブボーナス、交通費支給、社会保険完備、 ストックオプション、社員持株会、資格取得制度、マイカー通勤可 ■勤務地 各事業所 ■勤務時間 9:00〜18:00 ■休日・休暇 完全週休2日制(土・日)、祝日、年末年始・夏季・有給・慶弔・リフレッシュ休暇 |
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