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ビジネスリーダーへの キャリアを考える技術・つくる技術 単行本 – 2001/5/18
キャリアに関する本はこれまでにも世の中にたくさん出ている中、今回の『キャリアを考える技術、つくる技術』は、「外部環境分析⇒内部自社分析⇒目標設定⇒戦略立案・実施」という企業戦略構築の技法をアナロジーとして、「企業ニーズ、競争相手を知る⇒自己分析⇒キャリアゴール設定⇒キャリアステップを考える、実力を高める、狙った舞台を獲得する」という、「実戦的(実践的)」なキャリア構築アプローチ方法を提示する。
・チャンスをつかむには実績が必要だと言われるが、旧態依然とした保守的な企業の中でどうやって実績を作るのか?
・具体的にどうやってやりたい仕事をつかむのか?
・どうしたら自分の強みをより有効に表現できるのか?
・どのように次のステップに向けて能力開発をしていけばよいのか?
・そもそもやりたいことをどうやって見つけるのか?
といった疑問に対して、具体的な方策を実際のキャリア・カウンセリングの事例を用いながらひもといていく。
ビジネスリーダーのキャリア開発支援に長年携わってきたスタッフの手による著書であり、目標設定や能力、チャンスを獲得する時の、『キャリアの落とし穴』の指摘も具体的。
オリジナルのキャリア・デザイン・ツール(特製チェックシート)も提供されており、将来のビジネスリーダーとしてのキャリア・ビジョンを描く読者諸氏の座右の書となろう。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2001/5/18
- ISBN-104492531130
- ISBN-13978-4492531136
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商品の説明
商品説明
本書は、現在20~30代のトップ・マネジメント候補、ビジネスリーダー候補に対象を絞り、その「とてつもなくおもしろい」キャリアのつくり方を提示したものである。構成は全3章で、まず、キャリアを考える際に多くの人が陥る点を「キャリアの落とし穴」として指摘。次に、キャリア構築の方法を「現状分析」「キャリア戦略とその実行」で示している。具体的には、企業ニーズや市場の把握、自己分析、キャリアゴールの設定、キャリアステップの設定、実力の売り込み、「舞台」の獲得、という順にアプローチを解説している。同社のカウンセリング事例に基づく展開で、それが実にリアルで興味深い。
たとえば、国内MBA卒、コンサルティング会社に勤務する32歳の女性の場合。「10年後は起業家」が目標で、技術系コンサルティング会社のシニアなど、3社からのオファーに悩んでいる。コンサルタントは、まず彼女にやりたいことのイメージや本質を明確にさせることから出発。3社それぞれの仕事に必要な能力、ポジションの年齢的な旬、採用側のニーズなどを分析し、本人の強みとすり合わせる。けっきょく、彼女に示されたステップの1つは、「ベンチャー特有のカオスの中でものごとを進める力、しくみをつくり回す能力」「構想力と組織を動かすプレーヤーとしての力」を得るために、ベンチャー企業のミドルでプロジェクト・マネジャーを経験せよ、というものだった。
キャリア戦略をつくっていくこうした過程に、グロービスの洗練されたノウハウが散りばめられている。ビジネス界の頂点を目指して第一歩を踏み出す際に、必読の1冊であろう。 (棚上 勉)
著者からのコメント
時代は非常にダイナミックな変革の時に突入しています。自分の選択次第でキャリアがとてつもなくおもしろくも、かなりつらいものにもなる時代がやってきています。
たとえば、30代でe-business関連ベンチャーを立ち上げ、次々と大企業との提携を進めている友人。35歳で世界でも有数の大企業の日本法人の人事部長として活躍している女性。コンサルタント、ビジネススクールの講師、NPOのリーダー、と3足のわらじを履きこなしながら、新たに翻訳も手がける30代男性。われわれの周りでは非常にエキサイティングなキャリアを築いているひとの例は枚挙にいとまありません。
しかしその一方で、世の中では「1000名のリストラ」「史上最悪の失業率」といった言葉が新聞をにぎわし、昔の友人達の中からも「いまさら他に行こうとしてもねえ」と溜息まじりの話を聞きます。そういう彼らが所属しているのは十数年前の就職時にはもてはやされていたはずの企業です。十数年前には最良の決断をしたはずの人たちがたくさん袋小路に入り込んでいることに今気づいているのです。一体なにが前者の人達と違っているのでしょうか?
われわれは、この「エキサイティングなキャリアが作れる時代なのに、どうして多くの優秀なビジネス・パーソンが躓いてしまっているのか」という問題意識のもとに、今こそ「実践的かつ戦略的キャリア・マネジメントの教科書」が求められていると考えました。そして多くの既刊類書とは一線を画すものとして
1.不安をあおったり、根拠のない鼓舞はしない
2.1000名を超すキャリア・カウンセリングの実績をもとにした豊富な実例から来る、理論と実践の適度な融合
3.豊富でわかりやすい事例で解説(プロのヘッドハンターによる誌上キャリアカウンセリング)
という点に重点を置いて執筆しました。
本書によって1人でも多くのビジネス・パーソンが次代のリーダーを志し、戦略的キャリア・マネジメントの第一歩を踏み出すことができれば幸いです。
最後に、GEの会長であったジャック・ウェルチの有名な言葉をもって締めくくります。
"Control Your Destiny or Someone Else Will."
(著者を代表し、植田絵美記す)
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2001/5/18)
- 発売日 : 2001/5/18
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4492531130
- ISBN-13 : 978-4492531136
- Amazon 売れ筋ランキング: - 325,082位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 735位リーダーシップ (本)
- - 14,741位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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最も大きな収穫は、何が求められていて、何をすればよいのかが明確になったこと。自己啓発系の本で語られることや企業がうたう欲しい人材像などが、どうも理解できなかった。この本によれば、20代は大きな結果を残すことは求められていないし、レベル(担当者レベル、ミドルレベルなど)によって必要な能力も変わるということだ。それがわかると、何を目指すかが明確になり、やるべきこともわかってくる気がした。
内定をもらって以来自分流で勉強していたのだが、本書の最後の方に何をどう勉強するかが書かれていて、非常に参考になった。多くの人に聞いたり、本を見たりしたが、本書のアドバイスが1番しっくりきた。
キャリアについて考えながらもあいまいなままだった私にとって、非常に役に立つ1冊となった。こういう本があって本当にありがたいと思う。感謝します。
この本は、「キャリアを積む」ということがどのようなことか、どのような意味があるのか、といったことを学べます。実際に本に従って頭と手を動かしてエクササイズしてみると、「自分」がみえてくると思います。
内容が整理されているため、段階を追って「キャリアとは何か、どのように考えたらいいのか」ということの認識を深めていくことができます。
年齢が若いひとほど、是非読んでほしい良書です。
本という出版物にしたために、どうしても中朝的な部分がある。それは仕方がなく、常に「自分に当てはめたらこれはどうなのか」の視点思考が求められます。
最終盤の190~199ページは、僕にとってものすごく有益だった。
ただ、出版が2001年と古く、読んだのが2017年で多少時代錯誤の感はどうしても拭えませんでした。
そのときは既に転職を決めており、3月から、出社ということになっていた。
それから、3月に新しい会社に入社したが、初日で、雰囲気の悪さにやめたくなってしまった。
自分の会社の見る目のなさに落胆した。それに仕事のない無職を恐れて、会社を選んでしまったことの後悔があった。
いろいろな人に愚痴を聞いていただいていたことろにこの本にであった。
この本には
なりたい将来の自分の姿を描き
現在の自分の客観的な評価をする
そして、なりたい将来のじぶんになるためのステップを考え
実行するというものだ。
この本では、ビジネスリーダーに絞って書いてあるが、すべての仕事に対して応用できる内容だと思う。
私はこの本をよんで、短絡的に会社をやめるのではなく、十分納得できる転職をすることにした。
そしてその会社での存在の意味も持ち得た。
その後転職したのは、2年後だった。
個人の視点からキャリアを考える・つくる上での落とし穴、現状分析、そして実行と段階を追ってキャリア形成について説明がされています。章ごとに要点が整理されているだけではなく会話形式の想定問答もあるため、具体的なイメージがしやすくなっています。
ご自身が転職を考えている方には頭の整理になると思います。一方、題材となっている転職先が、コンサルタントや経営者・起業家など、派手な職種に偏っている印象を受けました。キャリア論というよりは転職論というのが正直な読後の感想です。
どうやってキャリアを考えれば良いのか分らない。
上記の様な悩みを持つ、特に社会人経験の浅い人にとって
最初の一冊目としてなかなか役に立つ本だと思った。
キャリアを考える上での注意点から始まり、
現状の分析・キャリア戦略を考えるフレームワークについて
体系的に学ぶことができる。
転職希望者とコンサルタントの会話の形で、
ケーススタディが挟まれるためイメージも具体化しやすい。
欠点としては10年前の本なので、
前提となる状況が変化している箇所が出てきている点。
グロービスのマーケティングも兼ねた出版だったと思われるので、
ケースに出てくる職種がコンサルタントやベンチャー経営者といった
MBA志望者が好みそうなものに偏りがちという点などがある。
ただし、自分のキャリアの市場価値などの最新情報は
本以外の手段で集めるべきであろうし、
現状分析の章で紹介される実力チェックシートなどは
特定の職種を目指す人以外にも
自分の成長を測るのに十分活用できる。
キャリアを考える上での方法論が一通り紹介されているので、
この本をベースに他の方法論などを取捨選択して
自分なりのキャリアプランを作っていくのが効率的だと思う。
その方法論については、具体的で分かりやすい。それを補足する例が、また興味深い。
自分自身に当てはめて考えて見ると、反省すること、多々でした。
ビジネスリーダーを目指していなくても、転職等考えてなくても、今の仕事に必ず役立つことが発見できると思います。
ビジネス・リーダーを目指す人を読者に想定しており、コンサルタントや経営者を志向する方は、読めば、必ず、得るものがある。
具体的な事例としての、キャリア・コンサルティングも、沢山掲載されており、分かりやすい。
ビジネス・リーダーに求められる資質、そして、それを身につけるキャリア・パスの考え方など、特に納得させられる。自分自身、この本を読まなければ、そういうところまで、考えが及ばなかったと思う。