ソフトウェアプロセスの改善を考える
特集 いま話題のCMMとは何か?
NEC
宮下洋一(システム企画本部 技術企画統括マネージャー)
込山俊博(Eラーニング事業部 エキスパート)
2001/9/28
| 4 CMMのあるべき姿を考える |
これまで述べてきたようなプロセス成熟度モデルを活用しながら、継続的なプロセス改善を推進することになる。しかし、ここで注意しなければならないのは、CMMなどの成熟度モデルの適用は、単なるレベル取得(認定を受けること)を目的として行うべきではないという点だ。
CMM本来の目的は、組織のビジネス環境に適合したソフトウェアの開発スタイルを確立することであり、それによって高い品質と生産性、競争力を実現することにある。繰り返しになるが、成熟度モデル自体は、各成熟段階に応じてどのような活動をすべきか(What)を提示しているものであり、それを実施するための具体的な方法(How)を示しているものではない。組織ごとにどのような具体的な方法がふさわしいかは、その組織が置かれているビジネス環境によって判断されるべきものであり、成熟度モデルを核として、継続的な改善サイクルを回していく中で分かっていくことである。
SEIでは、CMMをベースにした改善の進め方を整理したIDEALというアプローチを提唱している(図6参照)。また、プロセス評価の方法については、2002〜2003年までに国際規格(ISO/IEC 15504)が制定される予定になっている。各国、各地域で、それぞれの標準とするアセスメント手法を制定する動きもあり、プロセス評価の考え方自体は、今後さらに世界的に普及することが予想される。
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| 図6 IDEALによるプロセスの改善サイクル |
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| Index | |
| いま話題のCMMとは何か? | |
| 1 CMMが注目を集めている理由 | |
| 2 ソフトウェアのプロセス改善とCMM | |
| 3 能力成熟度をモデル化したCMM | |
| 4 CMMのあるべき姿を考える | |
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