〜秋採用を控えて求人ニーズは足踏み?〜
最新DATAで見る「IT系エンジニア」求人動向
2003/9/27
IT系エンジニアといっても、仕事の中身は細分化されています。いま企業が最も求めているIT系職種は何か? リクナビNEXTの協力をもとに、過去3カ月間の職種別求人件数を紹介していきます。転職を考えている人も、いますぐの転職は考えていない人も“自分戦略”の参考にしてください。 |
8職種で求人ニーズがダウン 総件数も3カ月ぶりに減少 |
8月の「IT系エンジニア」の求人動向は、多くの企業が休暇に入る盆休みの時期と重なったため、総件数は3カ月ぶりに減少することとなった。職種別でも、全10職種のうち、8職種で減少しており、増加した職種は「ネットワーク設計・構築(LAN・Web系)」と「社内情報システム・MIS」の2つだけである。
次に、7月、8月の2カ月間における職種別求人件数を比較してみよう。それによると、「コンサルタント・アナリスト・プリセールス」は20%、「システム開発(汎用機系)」は30%、「システム開発(マイコン・ファームウェア・制御系)」は10%程度、それぞれ減少している。
毎月の総求人件数のけん引役となる「システム開発系」職種が、軒並み伸び悩んでいることによって、総件数も頭打ちとなっている。
企業の採用ニーズは季節要因に左右されることが多いため、8月は総件数、職種別求人件数ともにそれぞれダウンしているが、そのほとんどの減少率は10%程度である。8月の求人件数をもって、ITエンジニアの採用ニーズはダウントレンドに向かっているとはいいきれないだろう。9月以降、本格化する秋採用の状況を踏まえ、採用ニーズは“足踏み状態”といったところだ。
●月末時点におけるIT系エンジニアの求人件数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※ 直近2カ月間の増減率を「矢印」で表示
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(提供:リクナビNEXT/リクルートの転職サイト)
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