〜転職シーズン到来、総件数は20%アップ!〜
最新DATAで見る「IT系エンジニア」求人動向
2003/11/18
IT系エンジニアといっても、仕事の中身は細分化されています。いま企業が最も求めているIT系職種は何か? リクナビNEXTの協力をもとに、過去3カ月間の職種別求人件数を紹介していきます。転職を考えている人も、いますぐの転職は考えていない人も“自分戦略”の参考にしてください。 |
10職種すべてで増加 総件数も2割アップ |
10月の「IT系エンジニア」の求人動向を見ると、総件数は2417件で3カ月ぶりに増加した。職種別で見ても、10職種すべてにおいてプラスに転じており、秋の転職シーズンを如実に反映した結果となった。
9月、10月の2カ月間における職種別求人件数を比べてみよう。増加率が高かったのは、「社内情報システム・MIS」(39%)、「運用・監視・テクニカルサポート・保守」(35%)と「システム開発(マイコン・ファームウェア・制御系)」(29%)の3職種。それぞれ前月比で3割もアップしている。また、「システム開発(Web・オープン系)」(18%)、「コンサルタント・アナリスト・プリセールス 」(14%)、なども2けた台の増加率を示している。
次に過去3カ月間の総件数の推移を振り返ってみよう。前月と比較した場合の減少率は、8月が約7%、9月が約6%とマイナスの割合が下がってきており、わずかだが好転の兆しは見られていた。
そして、10月の総件数はどれくらいの推移を示したのか。10月は転職シーズンの真っただ中に当たり、全体の6割以上を占める「システム開発系」職種の上昇、さらに「運用・監視・テクニカルサポート・保守」「ネットワーク設計・構築(LAN・Web系)」 「コンサルタント・アナリスト・プリセールス 」 の3職種がそれぞれ“高位安定”したため、前月比で20%もアップすることとなった。
この数字は今年最高の伸び率であり、企業の採用意欲が高まってきていることを表している。この勢いが来月以降も維持されるのか、期待したいところだ。
●月末時点におけるIT系エンジニアの求人件数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※ 直近2カ月間の増減率を「矢印」で表示
|
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(提供:リクナビNEXT/リクルートの転職サイト)
|
@IT自分戦略研究所は2014年2月、@ITのフォーラムになりました。
現在ご覧いただいている記事は、既掲載記事をアーカイブ化したものです。新着記事は、 新しくなったトップページよりご覧ください。
これからも、@IT自分戦略研究所をよろしくお願いいたします。