〜「Web・オープン系」「ネットワーク系」が上昇!〜
最新DATAで見る「IT系エンジニア」求人動向
2004/2/21
IT系エンジニアといっても、仕事の中身は細分化されています。いま企業が最も求めているIT系職種は何か? リクナビNEXTの協力をもとに、過去3カ月間の職種別求人件数を紹介していきます。転職を考えている人も、いますぐの転職は考えていない人も“自分戦略”の参考にしてください。 |
「Web・オープン系」「ネットワーク系」 職種のニーズ上昇 |
2004年1月の「IT系エンジニア」の求人動向を見ると、総件数は2161件で前月より微増した。職種別では、10職種のうち3職種が増加、2職種が前月並み。反対に5職種は前月より割り込んだが、際立って減少したものがなかったため、引き続いて上昇トレンドにあるといえるだろう。
次に2003年12月、今年1月の2カ月間における職種別求人件数を比較してみよう。増加した3職種のうち、「ネットワーク設計・構築(LAN・Web系)」(18%増)と「システム開発(Web・オープン系)」(10%増)は、それぞれ2ケタ台の伸び率を示している。また、若手エンジニアのキャリアチェンジ先として、最近人気の「コンサルタント・アナリスト・プリセールス」も2カ月ぶりに200件数をオーバーした。
さらに、総件数のけん引役である「システム開発(マイコン・ファームウェア・制御系)」(8%減)や「運用・監視・テクニカルサポート・保守」(4%減)などがマイナスに転じたものの、その割合が1ケタ台であったため、全体の伸び率には大きな影響を与えなかった。
一方、12月と1月の総件数を比べてみると、12月は「システム開発系3職種」をはじめ大きく減少した職種がなく、前月並みの件数を維持していた。それと同様に、1月も大きく前月割れした職種がなく、もともと求人件数の多い職種も増加もしくは微減だったため、上昇トレンドを維持することができた。
2月に入り“春の転職シーズン”が本格化する中、次回(2月分)もこのまま上昇トレンドを維持できるのか、転職志望者にとっては関心の高まるところだ。
●月末時点におけるIT系エンジニアの求人件数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※ 直近3カ月間の増減率を「矢印」で表示
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(提供:リクナビNEXT/リクルートの転職サイト)
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