第1回 携わった製品経験を重視、組み込みエンジニア採用
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DODAエンジニア
2010/8/10
| 徐々に明るい兆しが見え始めてきたエンジニア採用。職種別の採用ポイントを見てみよう。（DODAエンジニア／インテリジェンスの記事を再編集して掲載） |
2010年4月からの傾向として、組み込みソフトウェアエンジニアの採用意欲が高まっています。組織強化を目的としたメーカーや系列会社での採用や、景況感の良化に伴い受注が好調な独立系ソフトハウスでの採用が顕著です。
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これらの採用は、「デジタル家電の開発経験・知識」など、スキル以上に「携わった製品」が重視されている点が共通しています。今回は、組み込みソフトウェアエンジニアの求人で見られる代表的なキーワードを紹介し、最新の求人情報をお届けします。
■ Keyword 1：携帯端末
スマートフォンに代表されるような、Androidなどのソフトウェアプラットフォームや、 SymbianをはじめとするRTOSを使用したKernel設計など、限定的な経験・スキルを求める企業が大半です。発注側（メーカー）での採用は非常に限られており、メーカーの系列会社および独立系ソフトハウスでの採用が中心です。これは、プロジェクトベースで採用が実施されていることが背景にあります。
マーケットに対象スキルを持つエンジニアの絶対数は限られており、該当経験のあるエンジニアはさらに市場価値を高めることができるチャンスです。また、求人によってはCおよびC++の経験でも応募可能なものもありますので、市場拡大が見込まれる業界を転職先の1つとして追加してみてもいいかもしれません。
■ Keyword 2：画像処理、音声処理技術
携帯端末での開発経験者はここ数カ月で採用が積極的になったのに対し、画像処理・音声処理の経験者に対しては継続的に採用が実施されているのが特徴です。通信分野やアミューズメント機器での求人がとりわけ多くなってはいますが、医療分野やデジタル家電など、幅広い業界で採用が実施されています。
採用条件として、製品経験が問われるケースが大半となっています。合致する経験を生かせそうな求人を見つけた際は、積極的に応募をして、面接の場で自身の希望と合うかどうかを確認してみるといいでしょう。
■ Keyword 3：ミドルウェア開発
エンジニアの採用はアプリ開発経験者が大半ですが、前述の携帯端末分野をはじめ、ミドルウェア開発に関する求人も顕在化し始めました。代表的なミドルウェアとして、データベース管理システム（DBMS）やトランザクションモニターが挙げられます。現状はソフトウェアに関する経験・スキルが重視される傾向にあります。
先を見据えると組み込みソフトウェアエンジニアへのニーズも高まると考えられます。開発コストを抑制することを目的にOSを用いずに組み込み開発が実施されるようになる兆しが見られます。より先進的なスキル・経験を積んでいきたいとお考えの方にとっては、ミドルウェア開発の動向から目が離せないでしょう。
| この記事は、DODAエンジニア／インテリジェンスの記事を再編集して掲載しています |
● 関連リンク
- モノづくりエンジニアの“現在（いま）” （DODAエンジニア）
- 組み込み・制御設計エンジニアの平均年収 （DODAエンジニア）
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