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電光石火の一発勝負
ライトニングトークの極意教えます

千葉大輔(@IT自分戦略研究所)
2007/11/9

 テクニカル系のイベントのコンテンツとして、すっかり定着した感のあるライトニングトーク。さまざまなイベントで催され、多くの人が3〜5分間程度の短い時間で、発表者の伝えたいことを発表する。聞く側からしても短い時間なので、構えることなく聞くことができる形式のプレゼンテーションだ。最近はイベント自体が動画で配信されることが増えてきているため、実際にイベントに参加しなくても見たことがある人もいるだろう。

 しかし、限られた非常に短い時間の中で、自分の伝えたいことを伝えることは至難の業。そのため挑戦したいと思っても、二の足を踏む人もいるだろう。そこで、数々のイベントで見事なプレゼンテーションを披露し、会場を沸かせるサイボウズラボ 竹迫良範氏にお話を聞いて、ライトニングトークの極意を探る。

ライトニングトークを始めたきっかけ

 竹迫氏がライトニングトークを始めたのは、2004年にShibuya.pmが行った「バッドノウハウカンファレンス」でのこと。自分から手を挙げて参加を決めたという。

 「ちょうどその前に行われたShibuya.pmのイベントでライトニングトークを見て面白いと思ったんです。当時はまだ、広島に住んでいたので、イベントに参加する機会が限られていて、どうせイベントに参加するなら発表した方がみんなから覚えてもらえるし、いいだろうと思って」

ネタはどこから探す?

 「ライトニングトークのテーマは普段から考えていることというわけではなく、何かイベントがあったとき、そのときに自分がやっていることで話せるネタと、イベントに来てくれる人が関心を持ってくれそうなネタがあればやるという感じです。そう考えると結構イベントドリブンで進めています」

 そう竹迫氏は話す。「どうしても話したいネタがある」という強い動機がなくても、「面白そうだから、まずは参加してみよう」くらいのモチベーションでも参加してもいいのかもしれない。

 イベント参加が増え、発表の場が多くなると気になるのは、そこで話すテーマや発表に盛り込むネタだ。ある程度同じ話をすることもできるかもしれないが、それでもネタ探しをしなければならない。竹迫氏は話すネタをどうやって見つけているのだろうか。

 「話に盛り込むネタとして、時事ネタは、簡単に取り入れやすいですね。その週にブログを巡回する中で盛り上がった出来事を取り入れると、最新のネタを追っかけている人には楽しんでもらえます。ただ、そこはあくまでアイスブレイクとして使っています」

ネタの選び方「狭い方が面白い」

 そういった形でネタを収集した後、その中から発表に盛り込む内容を選び、まとめる必要があるが、ネタを選ぶ基準のようなものはどういったところにあるのだろうか。

 「以前、誰かからいわれたのですが、『ネタは狭い方が面白い』。狭い方をピンポイントで突かれるとギークにとっては面白いし、共感してもらえます。ただ、マニアック過ぎるネタだと誰も理解してくれないので、そこはもろ刃の剣なんですけど、そういうネタについてはあえて説明しない。受けなかったらそのままスルーをする形にします。イベントに参加する人を考えて、聴衆に合わせてネタを選ぶというのがポイントだと思います」

 イベントの参加者によって、受け入れられやすいネタも当然変化する。例えば、年齢層が高いときは、その時々でネットで話題になっているネタが分かってもらえる可能性は低く、昔話をした方が分かってもらいやすいという。



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