
ネットワークの基礎を学習する CCNA対策講座
第26回 可変長サブネットマスク(VLSM)と経路集約
齋藤理恵(グローバル ナレッジ ネットワーク)
2010/1/28
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a
VLSMはサブネット化されているネットワークアドレスをさらにサブネット化することができます。必要なホストの台数に応じて異なるサブネットマスクを適用でき、アドレスの効率的な割り当てが可能になります。従って、選択肢aが正解です。なお、VLSMを利用できるルーティングプロトコルはRIPv2、OSPF、EIGRPなどのクラスレスルーティングプロトコルです。
■ 経路集約
経路集約とは、複数のネットワークアドレスを1つのネットワークアドレスにまとめることを意味します。
ネットワークの規模が大きくなって、サブネットワークの数が増えてくると、ルーティングテーブルに登録するネットワーク数も多くなり、多くのメモリを必要とします。経路集約を行うと複数のネットワークアドレスを1つのネットワークアドレスに集約して対向側のルータへ通知することができます。図3では、ルータAは3つのネットワーク(172.16.5.0/24、172.16.6.0/24、172.16.7.0/24)を送信することもできますが、今回は1つのネットワーク(172.16.0.0/16)に集約してルータBにアップデートを送信しています。これによってルータBのルーティングテーブルのエントリ数が縮小されることになり、ルーティングアップデートで伝える情報が減るため、収束時間を短縮することも可能になります。
経路集約を行うためには、IPアドレッシングの割り当てをよく考えておく必要があります。経路集約は複数のネットワークの共通するビットまでを1つにまとめて集約します。ネットワークアドレスが連続した番号であれば、より多くのネットワークを集約することができます。
例では、172.16.168.0/24〜172.16.175.0/24を集約します。最初の21ビットが共通ビットです。従って集約ルートは172.16.168.0/21となります。
<172.16.168.0/24〜172.16.175.0/24を集約する例>
172.16.168.0/24 = 10101100 . 00010000 . 10101 000 . 00000000
172.16.169.0/24 = 10101100 . 00010000 . 10101 001 . 00000000
172.16.170.0/24 = 10101100 . 00010000 . 10101 010 . 00000000
172.16.171.0/24 = 10101100 . 00010000 . 10101 011 . 00000000
172.16.172.0/24 = 10101100 . 00010000 . 10101 100 . 00000000
172.16.173.0/24 = 10101100 . 00010000 . 10101 101 . 00000000
172.16.174.0/24 = 10101100 . 00010000 . 10101 110 . 00000000
172.16.175.0/24 = 10101100 . 00010000 . 10101 111 . 00000000
共通ビット数=21 非共通ビット数=11
集約:172.16.168.0/21
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経路集約について間違っているものを1つ選択しなさい。
- ルーティングアップデートのサイズを縮小できる
- 収束時間を短縮できる
- ルーティングアップデートが頻繁に行われる
- ルーティングテーブルのサイズを小さくする
c
経路集約を行うことにより、ルーティングテーブルのエントリ数が縮小されることになり、ルーティングアップデートで伝える情報が減るため、収束時間を短縮することも可能になります。従って選択肢cは経路集約の利点ではありません。
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| 筆者プロフィール |
齋藤理恵(さいとうりえ)
グローバル ナレッジ ネットワーク ソリューション本部に在籍。Cisco認定トレーナー。トレーナー歴は11年。マイクロソフト、サン・マイクロシステムズ、シスコシステムズなどIT業界でトレーナーとして活動。現在は、グローバル ナレッジ ネットワークで、Cisco認定トレーニングコース(CCNA、CCNP)、ネットワーク系オリジナルコースを中心に講師を担当している。グローバル ナレッジ ネットワーク講師寄稿記事一覧はこちら。 |
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