
第5回 Linuxカーネルのコンフィグレーション手順
大竹龍史(ナレッジデザイン)
2008/8/28
■演習問題
ポイントを押さえたら、演習問題に挑戦してみましょう。問題ごとに、LPIC試験での重要度を記載しています。試験を受ける際の参考にしてください。
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現在カーネルソースを展開したディレクトリにいます。X Window Systemが使えない端末のみの環境ですが、メニュー形式で選択しながらコンフィグレーションファイル.configを生成します。実行する手順はどれですか?(1つ選択)
[試験対策の重要度:(level1)** (level2)**]
a.make configb.make menuconfig
c.make xconfig
d.make gconfig
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b
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選択肢aのmake configは単純なテキストベースのインターフェイスであり、X Window Systemがなくても使えますが、順番に質問に答える形式であり、メニュー形式ではないので、間違いです。選択肢cと選択肢dはX Window SystemのGUIツールなので、間違いです。
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現在カーネルソースを展開したディレクトリにいます。コンフィグレーションファイル.configの生成が終わり、これからmakeコマンドでカーネルを生成するところですが、カスタマイズしたことが分かるようにカーネルバージョンを変更します。編集するファイルはどれですか?(1つ選択)
[試験対策の重要度:(level1)** (level2)*]
a.READMEb.Makefile
c../include/linux/version.h
d../arch/i386/defconfig
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b
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a.READMEは人が読むためのドキュメントであって、makeコマンドがその内容を参照するファイルではないので、間違いです。
c../include/linux/version.hは直接編集するファイルではなく、makeコマンドの実行時にMakefileの内容を基にバージョンコードなどを含むファイルとして生成されるので、間違いです。
d../arch/i386/defconfigはデフォルトのコンフィグレーションファイルであって、カーネルバージョンは書き込まないので、間違いです。
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以前生成したことのあるカーネルを同じ仕様でまた使います。当時生成したカーネルは削除してしまっていたが、そのときに使用したコンフィグレーションファイル.configはホームディレクトリにconfig.oldという名前で残っています。実行すべき適切な手順はどれですか?(2つ選択)
[試験対策の重要度:(level1)** (level2)*]
a.make xconfig; make bzImage
b.cp ~/config.old .config: make bzImage
c.cp ~/config.old .config: make oldconfig; make bzImage
d.cp ~/config.old .config: make defconfig; make bzImage
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a、c
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a.make xconfigを起動し、既存のコンフィグレーション(この問題ではconfig.old)をloadし、そのままsaveすることで、題意を満たすことができるので、正解です。make gconfigでも同様です。
b.単にコピーして.configを用意するだけでなく、関連ファイルを正しく設定する手順を含む必要があるので、間違いです。
c.oldconfigは既存の.configを利用するためのターゲットなので、正解です。
d.コピーした.configはarch/$ARCH/defconfigによって上書きされてしまうので間違いです(元の.configは.config.oldという名前でバックアップされます)。
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カーネルコンフィグレーション手順の中で、カーネル2.6では必要なく(使えない)、カーネル2.4では必要な手順はどれですか?(1つ選択)
[試験対策の重要度:(level1)* (level2)*]
a.make depb.make clean
c.make zImage
d.make bzImage
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a
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選択肢b、選択肢c、選択肢dは、2.6でも実行するターゲットなので、間違いです。
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