CCNA
Cisco Certified Network Associate

2004/2/28

 シスコ技術者認定(Cisco Career Certification)のうち、特に100ノード以下の小規模なネットワークに対して、LAN、WAN、およびダイヤルアクセスサービスの設置、設定、運営に必要な技術や知識が求められる。具体的にはIP、IGRP、Serial、フレームリレー、IP RIP、VLAN、RIP、イーサネット、アクセスリストといったプロトコルなどの技術、知識が必要とされる。

 同試験は2003年6月に改定が発表され、2003年10月1日より新試験(日本語版)の受け付けを開始した。ここでは、新試験を基に解説する。

 CCNAの試験は、1回の受験で試験範囲すべてを問われるタイプ(試験番号640-801J)と、2回に試験範囲が分かれているタイプ(試験番号640-811Jおよび641-821 INTRO)の2種類ある。

試験方法
オンライン試験
試験時間
60〜90分(試験によって異なる)
合格結果
試験終了後直ちに画面に表示される
受験料
試験によって異なる
受験場所
全国
有効期間
3年
表1 CCNAの試験情報

■再認定の条件

 CCNAは3年間有効の資格で、再認定を受けるには、次の3つのいずれかの条件を満たさなければならない。

  1. CCNA試験(640-801Jまたは641-821 INTRO)を再受験し、合格する。
  2. CCNP、CCDP、CCIP、CCSPのいずれかの資格を取得するか、Cisco Qualified Specialist資格を取得する
  3. プロフェッショナルレベルの試験(試験番号642で始まる)またはCisco Qualified Specialistレベルの試験に1つでも合格する

■試験内容

 試験内容の詳細は、シスコシステムズのWebページに掲載されている。ここでは簡単に紹介するにとどめる。詳しくは、シスコシステムズの各試験のページで確認してほしい。

  • プランニング/設計
  • 実装/運用
  • トラブルシューティング
  • テクノロジ

 なお、試験を受けるに際して、同社は次のトレーニングを推奨している。

  • Interconnecting Cisco Networking Devices(ICND)
  • Introduction to Cisco Networking Technologies(INTRO-J)

■合格後のスキルパス

 CCNA合格後は、大規模LANなどに対応できるより専門的な資格となるCCNP(Cisco Certified Network Professional)、CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)を目指すほか、ネットワークデザイン(設計)などの技術レベルを測るCCDA(Cisco Certified Design Associate)を目指すパスが用意されている。さらにセキュリティ関連のCCSP(Cisco Certified Security Professional)を目指すこともできる(CCNAまたはCCIPが前提条件)。

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