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オペレーションエンジニアは システムの正常稼働を支える ゴールキーパーのような職種 |
今日、ITシステムは社会インフラとして人々の生活や企業のビジネスにおいて欠かせないものとなっている。そのため、ITシステムの停止というトラブルにより、大混乱となるケースが多く見られる。
例えば、銀行のATMシステムが停止してお金の引き出しや振り込みができなくなる、小売業の発注や物流システムが停止してお店で商品が買えなくなるなど、日々の生活や企業の業務に与える影響は非常に大きい。
オペレーションエンジニア(OE)は、ITシステムがトラブルなく安定的に稼働し続けるよう、プロジェクトにおいて運用業務のやり方を設計する。ITシステムの稼働後は、日々運用業務を行う。運用業務の代表的なものとしては、処理のスケジューリング、トラブルなく正常に稼働しているかの監視、トラブルの原因究明や復旧作業、特別処理の実施、バックアップテープの交換などが挙げられる。
世の中を支えるITシステムを「守る」OEの仕事は社会にとって必要不可欠な仕事であり、その責任は非常に大きい。
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サッカーでいうとゴールキーパーにたとえることができる。シュート(トラブル)からゴールを守るだけでなく、ボールが来なくともゴールに張り付き、ディフェンスの現状を把握し、指示を送り続けることで、守りを改善し続けることが求められる。
休日や夜間においてもトラブルへの臨戦準備を常に整えておく必要があり、非常に泥くさい仕事ではある。だが、トラブル件数の減少など、日々の運用を通して改善を行った結果がすぐに実感できるという、ほかの職種では味わえない魅力がある。
近年では、実際に稼働しているITシステムの状況を最も把握している存在であることが注目を浴びている。ユーザーの要望に柔軟かつスピーディに応えるための提案・情報提供といった「攻めに向けた運用」が求められ始めている。
典型的なOEの1週間を紹介しよう。
| 曜日 | 活動内容 |
| 月曜 | 今週の活動計画の確認。チームの今週のスケジュールを確認するだけでなく、課題を共有し、全員で解決を図る。その後、現在運用を担当しているAシステム、Bシステム、Cシステムについて、バックアップテープの交換作業を実施。 |
| 火曜 | 現在進行中のDシステムプロジェクトにて、システム運用業務を設計する。時間内に他システムへの情報提供が完了するか、朝8時のシステムサービス開始時間までにすべての処理が完了するか、といった点について、特に気を使う。設計結果について上司のレビューを受け、指摘事項へ対応する。 |
| 水曜 | 現在進行中のDシステムプロジェクトについて、ユーザー、開発者を交えた定例会議。運用設計のレビューを行うとともに、アプリケーションやインフラの設計について、運用現場の視点から指摘する。就寝中の午前3時、携帯電話が鳴る。Bシステムのトラブル発生連絡だった。眠い目をこすりながらノートPCにて対応。 |
| 木曜 | 過去に発生したCシステムのトラブルについて、原因究明と解決策を検討する。 |
| 金曜 | Eシステムリリース作業への立ち会いで夜間業務のため、13時に出社。入念なリリース作業手順の確認を行った後、マシンルームへ移動し、リリース作業を実施。23時に無事完了。続いて、Eシステム夜間処理の初回稼働に立ち会う。朝5時、すべての処理の正常稼働を確認後、帰宅。 |
ほかの職種についても当然そうだが、ITシステムのプログラムやコマンドなど、技術的なスキルは当然、必要となる。
それに加えて、ユーザーや開発者(プロジェクトマネージャ、アプリケーションエンジニア、テクニカルエンジニア)から要件を引き出し、実装に結び付けるコミュニケーション力が重要である。
運用業務は夜間作業が多いため、体力と集中力に自信のある人でないと厳しい。また、目立たなくとも終わりなき改善を日々続け、人の役に立つことに喜びを感じられるマインドを持っている人が、理想的なOEになれるだろう。
| 筆者プロフィール | ||
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