ITエンジニアの転職支援とフリーエンジニアのエージェント業を展開するアイム・ファクトリー。同社の強みは、IT業界に精通したベテランコンサルタントを擁していることだ。同社のキャリアコンルタントに、現在の転職市場動向、需要が高い人材のスキルセットやマインド、および同社の転職コンサルティングにおける独自性を聞いた。 |
IT業界の本質を知っているから、求人の本質が見える
アイム・ファクトリー 代表取締役の久利可奈恵氏は、前職の有名IT系ベンチャーで、エンジニア専門の人材ビジネスをゼロから立ち上げた経験がある。同事業は、200人以上のフ リーエンジニアを抱えるまでに成長した。その後、新事業立ち上げの経験と取引のあったIT企業との密接な関係を武器に、エンジニア特化型人材紹介業を開始した。久利氏自身もキャリアコンサルタントとして活躍し、現場のマネージャとして会社を上場まで引っ張った。
アイム・ファクトリー 代表取締役 久利可奈恵氏 |
アイム・ファクトリーの魅力は、エンジニアと企業をつなぐマッチング精度の高さにある。マッチング精度は、エンジニアと求人企業双方にとって非常に重要な要素だ。それゆえ、キャリアコンサルタントには、エンジニアと企業の間に立つ身として、高度なジャッジ能力が要求される。その点、久利氏には、ベンチャー企業から上場企業まで、プロジェクトのフェイズ毎の課題やそのつど必要とされる人材を、事業部の責任者として見てきた経験がある。これを強みに、企業側への採用アドバイスやエンジニアへの企業紹介を行うことで、双方から強い信頼を得ている。
一般的に、スキルのマッチングは、コンピュータでも可能だ。事実、多くの人材紹介会社では、履歴書や職務経歴書、開発経験リストを基に、コンピュータで行っている。しかし、コンピュータでは、技術力の深さやエンジニア1人1人の可能性までは測れない。また、求職者が自分では気付かなかった強みをコンサルタントに指摘されて気付くこともないだろう。アイム・ファクトリーは、それらをどう浮き彫りにして伝えるかを腕の見せどころだと考えている。
フリーエンジニアに事業会社への就職やキャリア転換を勧めることも多々ある。「固定観念にとらわれず、エンジニアの可能性の幅を広げるのがコンサルタントの価値だ」と考えている。
前職でフリーエンジニア支援事業を立ち上げる際、久利氏はシステムインテグレータ(SI)といわれる企業を300社以上まわった。そこで、2次請け3次請けといったソフトハウスのレイヤ構造、SIごとの強みや弱み、IT業界のゼネコン体質などIT業界の実体を熟知した。「担当したプロフェッショナルなエンジニア達をとおして、エンジニアの業務、労働環境、プロジェクト管理など現場のことをつぶさに見ることができた」(久利氏)。IT業界を上辺だけで知っているのではなく、エンジニアと同じ目線で見てきた。だからこそ、求職者のコンサルティングでは、業務の表層的な把握にとどまらず、業務内容の深層までカバーすることができる。
例えば、「PHP開発経験1年以上」という求人案件に対し、久利氏は、たとえ求職者の職務経歴書にPHPという単語が書かれてなくとも、ほかの言語でWebアプリの開発経験が5年もあれば企業の受け入れ態勢やプロジェクトの状況によっては十分対応可能だと見ている。求人企業の人事がIT業界に詳しいとは限らない。「求職者に少しでも採用の可能性があれば、どれくらいの期間でキャッチアップが可能で、どれほど伸びしろのある方なのかを伝えます」(久利氏)。久利氏はクライアントが想定する「1年」の意味を自分なりに解釈する。エンジニアだけでなくクライアントからも信頼が厚い。「支援をしたフリーエンジニアとは5年以上の付き合いがほとんど」だという。
アイム・ファクトリーと取引があるクライアント企業は、Webサービス開発会社、携帯コンテンツ会社、SI、一般企業(情報システム部門)など多岐にわたる。クライアントの業種が多様なのは、久利氏の「ITエンジニア全般を支援したい」という思いが反映しているといえる。「SIでSEをしていた人は、自社サービスを持っている会社に憧れを抱くことがある。求職者が求めているのがBtoBなのか、BtoCなのかは人によって違う。さまざまな角度で求職者に合った企業を紹介するためにも、選択肢は豊富である必要があります」。
もう1つ、久利氏が意識していることがある。それは、固定観念に縛られないことだ。「最近は年齢の若いメンバーが主体で伸びているIT企業が多いですが、だからこそマネジメント力があり、手も動かせる経験豊富なマネージャが企業に求められていると考えています」(久利氏)。アイム・ファクトリーはそのような人材も提案する。ヘッドハンティング業務に近いといえる。
アイム・ファクトリーも実は年齢幅が広い。「営業として一流企業の部長クラスが参画し一緒に会社を作っていってます。年齢幅や人種が多種多様でお互いを尊敬できる企業でありたいし、そうあるべきだと思ってます」(久利氏)。
常識にとらわれず、求職者にとって何が幸せか、常に本質を考える。IT業界を熟知しているからこそ可能な姿勢である。
企業の採用動向は、JavaからLAMPへ
アイム・ファクトリー キャリアコンサルタント 袖山亜希子氏 |
アイム・ファクトリーでキャリアコンサルタントとして活躍する袖山亜希子氏は、前職で久利氏とともに人材ビジネスの立ち上げやフリーエンジニア支援をキャリアコンサルタントとして行ってきた。袖山氏に、不況下における求職者の転職動向、需要のある人材について聞いた。
不況下での転職の厳しさは、誰でも想定できる。安易な考えで転職できる状況ではない。だが、袖山氏は現在の状況を前向きに見ている。つまり、現在は「主体的に自分のスキル向上を図ろうとしている人材や目標達成意欲の高い人材の採用を強化している企業が明らかに分かる状況」なのである。
袖山氏によると、企業は選考を慎重に吟味する方向に変わっているという。 「もう第二新卒というだけでもてはやされた時代は終わりました。また、 3年前、Javaエンジニアは引く手あまたでしたが、いまはLAMP(Linux、Apache、MySQL、PHP)経験者を求める企業が溢れています」(袖山氏)。そのため袖山氏が、現在転職を考えるエンジニアにお勧めするのは「転職の動機、自分の強み、目指す方向などを一度客観的に見ること」である。「もちろんカウンセリングではそのお手伝いをさせていただきます」(袖山氏)
どんな時代にも求められる人材になろう
厳しい経済環境化では、安定した転職先を考える人が多い。その場合、転職の最適なタイミングと転職後の展望をより慎重に検討することが普通である。もっとも、 「『どんな時代にも求められる人材』に近付くための発展的な転職になるようアドバイスすることはどなたにも共通しています」(袖山氏)。
企業を紹介するだけのコンサルタントが人材紹介のコンサルタントだと考えていたあなたにこそ、アイム・ファクトリーへの登録をお薦めする。「求職者が転職を完了すれば(わたしの仕事は)終わり、だとは思っていません。彼らが数年後、さらなる飛躍を遂げるために、一層のお手伝いさせていただくこと。それこそがコンサルタント冥利につきます」と袖山氏は言う。市場のホットな情報と、プロ視点からのカウンセリング、そして転職後のフォローの手厚さは、エンジニアとしての人生に転機をもたらすだろう。
現在勤めている企業の先行きに不安を感じる、キャリアの方向性で悩んでいるあなた。まずは市況に詳しいキャリアコンサルタントに相談してみてはどうだろう。
提供:アイム・ファクトリー株式会社
企画:アイティメディア営業本部
制作:@IT自分戦略研究所編集部
掲載内容有効期限:2009年4月28日
会社概要 |
■会社名 アイム・ファクトリー株式会社 ■本社所在地 東京都千代田区二番町3番地11 パシフィックスクエア麹町4F ■代表取締役 ファウンダー 久利可奈恵 ■設立 2008年7月8日 ■資本金 10,000,000円 ■従業員数 11人(2009年4月現在) ■事業内容 ビジネスエージェンシー事業 人材紹介事業 人材サーチ事業 特定労働者派遣 人事コンサルティング事業 |
関連リンク |
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