アクセンチュア エンジニア・キャリアファイル
コンサルの技を学べる絶好の機会――コンサルとエンジニアが一緒に働く面白さ
もともとはITアーキテクトを目指していたが、アクセンチュアへ転職し、開発リーダーとしてコンサルタントとともに仕事をすることで、違った視点が芽生える。いまでは、技術を一手段として捉え、よりお客さまに近いところで付加価値を提供できるエンジニアになりたいと思うようになった。「コンサルタントが常に身近にいる」という刺激的な職場で得たものは多い。 |
コンサルタントと働くことで、 より高い視点を見いだせる環境 |
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アクセンチュアでエンジニアとして働く面白さは、何といっても「常にITコンサルタントが身近にいて、一緒に働けること」にあります。
前職のシステム・インテグレータ(SI)企業では、.NET技術を中心に手掛けていました。当時はかなりの技術志向で、「将来はITアーキテクトに携わりたい」と考えていました。その思いを持ってアクセンチュアに転職したのですが、現在は技術と向き合うだけではなく、技術を1つの手段と捉え、「“お客さまにより大きな付加価値を提供できるエンジニア”になりたい」と思うようになりました。
この意識の変化は、いつも近くにコンサルタントがいて、その仕事を間近に見ていた影響が大きいです。前職のSI企業では周囲もすべてSEで、コンサルタントと一緒に仕事をできる環境がありませんでした。そのまま前職にとどまっていたら、このようなより広い視点を持って業務に参画する意識が身に付かなかったと思います。
コンサルタントとエンジニア、立場は違えど同じチーム | ||
私は現在、開発チームのリード役として設計を担当しています。
吉田文貴氏 アクセンチュア テクノロジー コンサルティング本部 ITソリューション シニア・システムアナリスト |
アクセンチュアに転職してから2年ほどは開発が中心でしたが、入社後6年にわたってコンサルタントと一緒に仕事することで、彼らのコミュニケーションスキルの高さや自分とは違った角度から物事を捉える視点を知り、相対的に「私がエンジニアとしてどうあるべきか?」についても考えられるようになりました。
コンサルタントは、お客さまに対して“業務改革を推進するための提案”を行います。私たちエンジニアは、要件をシステムに落とし込んでいく役割です。
業務改革レベルの話では、特にシステム開発を行う立場から見ると、求められるものがかなりざっくりしています。コンサルタントがお客さまから汲み上げた要件や思いを生かしつつシステム設計を行い、時には「こうした方がより良いものが出来上がる」とシステム/業務の両方の目線から提案を行います。
そのため、エンジニアの仕事は上流工程を含んだ設計、「第2の要件定義」ともいうべき性格を持っています。
コンサルタントから言われた要件をそのままうのみにして、システムに(たとえ無理やりにでも)落とし込むといった仕事のやり方はしません。
お客さまには、「パフォーマンスを最大限に引き上げるための本当の価値を提供できるシステム(成果)」を最終的に求められます。業務面だけを追い求めるだけではなく、システム的な観点からの価値を提供する必要があるのです。
コンサルタントの技に学ぶ | ||
現場では、常にコンサルタントと一緒に仕事をします。
そのとき、私はいつも「コンサルタントの技から学ぼう」という意識で日々の業務に取り組んでいます。日々の何気ない会話や、お客さまとの接し方からも学ぶ点は非常に多く、エンジニアとしての自分の仕事に当てはめても、とても役立つスキルになります。
例えば、お客さまがミーティング中に「もう、どうすればいいか分からない!」と頭を抱えたときでさえも、コンサルタントは「では、こうしましょう」と素早く的確に提案を行えます。そういった局面におけるコンサルタントの仕事振りはさすがで、システムに携わる仲間として、素直に尊敬できます。
コンサルタントは、「業務改革」という命題に応えるためのアイデアをたくさん持っています。彼らのアイデアをベースに、私たちエンジニアはより良いシステムを提供できるのです。また、彼らは非常にコミュニケーション能力が高く、お客さまのニーズをうまく引き出すスキル、衝突する要件をうまくまとめるスキル、自分が提案したい内容を分かりやすく伝えるスキルに長けています。
エンジニアにとって、技術はもちろん大事ですが、コミュニケーションスキルは持っていて絶対に損になりません。その点、常に良い手本が近くにいる環境はとても勉強になります。
一方、コンサルタントと意見が衝突することもしばしばあります。しかし、そこではお互い耳を傾け合いながら着地点を見いださないと、お客さまに価値を提供できるシステムは作れません。同じアクセンチュアの一員として、コンサルタントとエンジニアは、お互いの意見を聞き、歩み寄ります。私たちエンジニアは、実装の現場での長い経験を持っています。技術があるからこそ、コンサルタントにその点を頼ってもらえるのです。
「目の前のものを作る」だけでなく、上流から設計する | ||
エンジニアとしての私のキャリアにおける“転機”がありました。
転職して仕事に慣れてきたころ、一緒に仕事をしていたコンサルタントから突然、「君がリードして」と、リーダー役を任されたのです。
それは、製造業・流通業の受発注システムに関する案件でした。受発注システムは、「企業としての思い」が一番よく出る部分です。そのため、パッケージの適用だけでは解決できない課題が多く、設計は複雑になりますが、同時に業務知識を吸収するための大きなチャンスです。
要件が山のように積み上がるため、目の前にある要求をやみくもに組み立てるだけでは、いつの間にか本質を見失い、最終的にお客さまに価値を提供できないシステムを作ってしまう可能性が高くなります。
そこで、まずシステム(プロジェクト)の目的から外れないよう、目的に軸足を置きながら業務を抑え、概念的に理解するようにしました。その上でやらなければならないものを整理して、設計・構築フェイズへとつないでいきました。
自分の意見を言える“Talk Straight”という文化 | ||
アクセンチュアには、「こうしたい」という意見をきちんと言える「Talk Straight(トーク・ストレート)」という文化が根付いています。
受け身で待っているだけではなかなかチャンスはめぐってきませんが、自分の思いを持って「これがやりたい」と手を挙げたい人には、非常に良い環境だと思います。自分で希望を出すだけではありません。「君は能力があるのだから、この仕事はどうか」という形で、よりハイレベルな仕事に携われることもあります。
私の場合は、プロジェクトにおける日々のコミュニケーションに注意を払い、散在する課題とリスクを、自分の役割を越えて解決しようとしました。そういった面が、チームをまとめ上げるのに適していると判断され、リーダーへの抜てきにつながったのだと思っています。
そういう意味では、私自身、“Talk Straight”の文化に助けられて自分のポジションを獲得できたといえます。「何かをやりたい」と率直に発言し、自分の力を証明できればやらせてもらえる、そういう文化です。
いずれは、システムを提案する立場になりたいと思っています。お客さまにより大きな付加価値を提供できるエンジニアになりたい私にとって、お客さまに直接提案できる仕事は、非常に魅力的なのです。
アクセンチュアは
経験者採用を行っています。 |
提供:アクセンチュア株式会社
企画:アイティメディア営業企画
制作:@IT自分戦略研究所 編集部
掲載内容有効期限:2012年8月9日
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