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エンタープライズビジネスの拡大&女性の積極採用

「われわれは変わる」――マイクロソフトが注力する、組織改革と人材の多様性


  私たちは変わる、変わらなければならない

 日本マイクロソフトのエンタープライズビジネスは、いま大きな変革の時期を迎えている。その変革の筆頭を担うのが、エンタープライズサービス部門だ。ここ2年ほどで急成長した部門で、現在は400人近くが働いている。同社の中で最も大きいチームの1つで、来年までにはさらに大きく増強を図る予定だ。

 「日本マイクロソフトは、これまで“Officeなどのソフトウェアを販売する企業”というイメージが強い企業でした。しかし、これからはそのイメージを変えたい。そのために、私たちはまさにビジネス変革、組織変革を行っています」

 こう語るのは、日本マイクロソフト株式会社 執行役 エンタープライズサービス ゼネラルマネージャー 山賀裕二氏である。山賀氏は、現在エンタープライズサービス部門全体を率いてビジネス拡大に努めながら、同時に“日本マイクロソフト全体を変える”ためにさまざまな取り組みを行っている。

  ソフトウェアを販売する企業から、顧客視点のサービスを提供する企業へ

山賀裕二氏
日本マイクロソフト株式会社 執行役
エンタープライズサービス
ゼネラルマネージャー
山賀裕二氏

 同社は長らく、ソフトウェア製品の販売とサポートの提供をメインビジネスとしてきた。だが、「製品を導入しさえすれば良いという時代ではもはやない」と山賀氏は指摘する。

 「お客さまの目的は、製品を導入することではなく、ITを利用してビジネスにおける競争力を高めることです。そのためには、お客さまと一緒に問題を共有し、汗をかかなくてはならない。しかし、これまでの私たちはお客さまの立場になって真摯に考えることを十分にしきれていなかったと反省しているのです。だから、私たちはこれまでの日本マイクロソフトから変わりたい。変えなければならないと思っています」

 山賀氏の言葉は驚くほど率直だ。「製品を提供するだけでは、お客さまとの距離は縮まりません。お客さまのビジネスをお手伝いし、共に最適な解を探し実行する“パートナー”になること――これがわれわれの存在意義であり、目指す姿です

 昔は、ソフトウェア製品に技術サポートというサービスを販売していた。だが、今後は、「サービスそのもの」がメイン商材になる。

 エンタープライズサービス部門は、こうした反省と今後のビジネスチャンスを見据え、同社が最も力を入れている部門だ。「ソフトウェアを導入・サポートする」という短期間のサービスではなく、より長期的にクライアントのビジネスを支えるサービスの提供を目指している。具体的には、情報システムの企画段階から提案するコンサルティングサービスや、システム運用までを支援するプレミアサービスなどだ。

 「マイクロソフト製品のサポートはマイクロソフトが行う。これはメーカーとして、プロフェッショナルとして当然です。しかし、お客さまの立場からすれば、サポート範囲は広い方がいい。そのため、マイクロソフト製品だけのサポートではなく、他社製品に強いエンジニアとチームを組んで一緒に問題解決に当たるという体制を整えています」

 世情が目まぐるしく変化すれば当然、顧客企業のビジネスも変化する。そうした「変化の時代」には柔軟性が必要だというのである。

 ビジネススタイルだけではなく、社内文化や社内常識そのものを、エンタープライズサービス部門は変えようとしている。これは大変なチャレンジである。一朝一夕でできるものではない。具体的に、どのような方法で同社は変わろうとしているのか。

  サービス事業の成長を支えるのは人材の多様性

 これまで長年積み重ねてきた社内文化を変えるためにはメンバーの「多様性」が必要だという。「1つの文化に染まってしまうと、なかなかそこから抜けることはできません。だからこそ、違った価値観を持つ人の存在がとても重要なのです」

 そのため、同社では現在、IT企業出身はもちろん、さまざまなバックグラウンドからの人材を積極的に受け入れている。特に「顧客視点」を持つ人のニーズは高い。製品の知識はもちろん必要だが、それ以上に、企業の問題解決のためのスキルとセンスが強く求められている。ここで、山賀氏は「多様性を作るだけでは足りない」と切り出す。

 「多様な人材を“受け入れる”文化を作っていくことが、より重要なのです。異なる意見を排除したり“私たちのやり方を学べ”というのではなく、まずは受け入れる。これがなくては変化はできません。われわれは“Diversity and Inclusion”(多様性と受け入れ)と呼んでいます」

 「過去のわれわれは企業情報システムの全体ではなく、マイクロソフト製品というコンポーネントだけを見ていた」と、山賀氏は指摘する。だが、そのままでは変化への対応を求めているお客さまの問題解決に対する貢献度は低く、ビジネスチャンスを逃すことにつながる。組織全体が成長し、お客さまの期待に応え続けられる組織であり続けるためには、「人にフォーカスすること」――個人1人1人のマインドを変えることが必要なのだ。

 こうした同社の取り組みに対して、顧客企業からの期待は高い。

 「障害対応では、未然に障害を防ぐために、問題が起きた場合の連絡体制などを私たちがお客さまに提案しました。お客さまのビジネスインパクトを軽減するために、日本マイクロソフトだけでなく、米国本社も含めた対応です。そのためには、お客さまのご理解とご協力が必要な部分もありますが、積極的なご協力やアドバイス、ご指導をいただいています」

  変化の時代にこそ成長する人材を

山賀裕二氏
「今のマイクロソフトには、
キャリアアップの大きなチャンスがある」

 今、日本マイクロソフトはこれまでにはない規模で、大きく変わろうとしている。変化の時期に立ち会う人には大きなチャンスがある、と山賀氏は語る。

 「参加するスタッフにとって、組織が変化している時には非常に良い経験を積むことができるでしょう。エンタープライズサービス部門での変化が、やがて日本マイクロソフトを変えるのです。これは非常にエキサイティングなことだと思います」

 その一例として、山賀氏は「コミュニティ」の存在を挙げる。「それぞれのチームで頑張っている人たちに声を掛け、数十人ぐらいのコミュニティを作ります。ここでは、誰もが自由に意見を言えます。社歴などは関係ありません。モットーは“徹底的にオープンに議論しよう”です」

 このようなコミュニティが、同部門にはいくつも存在する。新卒5年目までの社員で構成されるコミュニティで出た意見は、山賀氏が必ず聞く。新人の意見をエグゼクティブが真剣に受け取る──このような形で、組織の指揮系統とは別に、自由に意見を言える環境を整えている。

 こうした刺激的な環境で活躍できる人物像を山賀氏に聞いたところ、日本マイクロソフトが掲げる「われわれのミッションと価値観」を紹介してくれた。

  • 誠実さと正直さ
    Integrity and Honestry

  • お客様、パートナー、技術に対する情熱
    Passion

  • 他者に対する率直さと敬意、他者の向上への専心
    Open and Respectful

  • 大きな課題に対しても果敢に挑戦し、最後までやり抜くこと
    Big Challenge

  • 常に自戒し、内省し、向上心に富み、自己改善に努めること
    Self-Critical

  • お客様、株主、パートナー、そして社員に対して、自らの取り組み、その結果、仕事の質について説明できること
    Accountable

 「すべて大事なのですが、特に“Self-Critical”――物事を自責でとらえ、改善・成長のためのアクションを起こせる人は、今の局面において活躍できるでしょう」

 このような価値観を共有できる人材であれば、組織の多様性を加速させることができる、と山賀氏は断言する。「人材の多様性」こそ、今の日本マイクロソフトが求めているものなのだ。

  多様性はチームを強くする

森村浩子氏
日本マイクロソフト株式会社
エンタープライズサービス統括営業本部
プリンシパルサービスエグゼクティブ
森村浩子氏

 「多様性を重視する」という考え方の基、同社は女性の積極登用・採用にも力を入れている。日本マイクロソフト株式会社 エンタープライズサービス統括営業本部 プリンシパルサービスエグゼクティブ 森村浩子氏は、同社で働く担当部長として、次のように話す。

 「仕事上では、“女性であること”はまったく意識しません。機会は平等で、優遇も冷遇もされません。ビジネスパーソンとして活躍したい女性にとっては、自分の能力を存分に発揮できる環境だと思います」

 森村氏は、毎日のように顧客企業の担当者と接する仕事を続けている。今までの日本マイクロソフトでは、ソフトウェア製品をライセンス販売する部隊と、サービスの部隊が別々だった。この両方の部隊をつなぐ立ち位置にいるのが、森村氏である。

 「お客さまが求めているのは、ソフトウェア製品のライセンスではなく、バリュー(価値)をどう提供するかです。テクノロジも重要ですが、もっと重要なのはそれをどう活用するか。これは、人間が考えないといけません。人間が考える部分とテクノロジを融合させて、提案力を強化し、お客さまに対してより大きなバリューを提供していくのが、エンタープライズサービスチームのミッションです。しかし、これを実現するために、全体をコーディネートする役割がいませんでした」

 このようなサービス事業での同社の強みとなる点は、何だろうか。「最近は、多くのお客さまが『グローバライゼーション』と『クラウド』というキーワードを挙げます。マイクロソフトの場合、世界中にリソースを持っていて、グローバル対応のための知識やソリューションが豊富です。クラウドに関してもソリューションを持っています。これらを組み合わせて、バリューを生み出す提案が可能です」

 具体的なソリューションを持っていること、提案だけでなくその実行能力を持っていることが、特に日本の顧客企業に対しては重要なのだという。

  長く勤められる環境も重要

 「お客さまとの接点にいる人、ソリューション提案をやっている人、お客さまと接するのが好きな人、そういう方々に来て欲しい」と森村氏は語る。

森村浩子氏
「自分のキャリアを作りたい女性にとって、
マイクロソフトは長く勤められる」

 「人によって得意分野は違います。男性と女性でも、得意分野が違う場合が多い。そこで男性と女性の両方がいるチームは、得意分野を補完しあえる環境になりやすい。同じような人ばかりのチームよりも良いチームになります」

 最後に、日本マイクロソフトは、長く勤められる会社なのかを聞いた。「産休など人事制度がしっかりしていて、活用しやすい点は魅力です。子どもを持ちながら自分のキャリアを作っていきたい女性にとっては、日本マイクロソフトは長く勤められる会社だと思います」

 同社は、女性のキャリア開発という視点でのセミナーを定期的に行っている。山賀氏が率いるエンタープライズサービス部門も同様に、女性向けキャリアセミナーを開催している。森村氏をはじめとする、同部門で活躍する女性がどのような働き方を実践し、どのようなキャリアを志向しているのか、マイクロソフトで築くことができる「キャリア」について、存分に話を聞くことのできる貴重な機会である。

 多様な人材を受け入れ、多様な働き方を実践し、なお変化をし続ける同社から、今後もますます目が離せない。

2011年12月1日(木)開催!
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提供:日本マイクロソフト株式会社
企画:アイティメディア営業企画
制作:@IT自分戦略研究所 編集部
掲載内容有効期限:2011年12月1日

日本マイクロソフト


IT業界でキャリアアップしたい
女性のためのセミナー

「IT Women's workshop 〜
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2011年12月1日(木)開催

マイクロソフトでは、さまざまな女性社員が活躍しており、今後もその活躍の場を積極的に増やしていきます。

マイクロソフトのサービス事業はマイクロソフトのエンタープライズ ビジネスが提供する価値やお客様からの期待、信頼を日本のお客様が求める『エンタープライズ レベル』に一層引き上げていく、今後の日本マイクロソフトの成長には欠かせないビジネスであり、この分野でもますます女性の活躍が増え、求め続けられております。

IT 業界で活躍する女性が増える一方で、キャリアや働き方において、同じような悩みを抱え、それを乗り越えた経験を持つ女性が少ない中、特にサービス分野において今後どのようなビジネスが求められ、マイクロソフトではどのような取り組みがあり、どのような女性が活躍しているのかという Key note Session とラウンド テーブルでの意見交換会を開催します。

これを機会に自身のキャリアについての考えを深めたい、より深いマイクロソフトのビジネスを理解したいという女性の方のご参加を、心よりお待ちしております。

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