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人材育成は重要な使命という会社〜そんな理想的な環境で働いてみよう


知識と経験。ITエンジニアがキャリアを構築するのに不可欠な要素である。多くのITエンジニアたちは、自らのキャリアをどう描けばよいのかに頭を悩める。知識をいかに習得し、どのように経験を積めば理想的なキャリアを歩めるのか……。その答えを探ってみよう。


  SAP、OracleなどIT資格保持者数約1300名
スキルアップを積極支援する企業がある

 インドや中国などでのオフショア開発の拡大により、国内の中小・中堅規模のシステムインテグレータ(SIer)が生き残りをかけ、激しい競争を繰り広げている。今後は本当に技術力の高い企業しかサバイバルを勝ち抜けない。そしてその企業の技術力とは、結局ITエンジニアの「実力の結集」なのである。

 向上心のあるITエンジニアは、新たな技術を習得したり、教育トレーニングに参加したり、資格取得を目指したりする。こうしたITエンジニアの多くは、業務に忙殺される中で時間を作り、決して安くはないトレーニング費用をねん出して取り組んでいる。「少しでもいいから会社がサポートしてくれれば……」「会社も人材育成についてもっと真剣に考えてほしい……」といったITエンジニアの本音が聞こえてきそうだ。

 このような状況の変化にいち早く対応し、ITエンジニアの育成にしっかりと取り組んできた企業もある。IT業界で約40年もの歴史を誇るキーウェアソリューションズである。同社は、金融・流通・製造・通信・官公庁などを対象としたインフラ関連のシステム開発を主力業務とするSIerだ。

 同社が人材育成に積極的に取り組んできた証左の1つは、資格取得者数の多さである。例えば、ERP関連ではSAP R/3関連資格が215名、オラクルの資格が125名、そのほかにもITコーディネータが12名、システム監査技術者が7名、ネットワークスペシャリストが7名など数え上げたら相当な数になる。ちなみに同社の社員数は約1100名(2005年2月現在)。それに対し公表されているIT関連資格取得者数を合計すると約1300名にも上る。あくまでも数字上とはいえ、1人のITエンジニアが最低でも1つ以上の資格を取得していることになる。

  知識がなければチャンスもつかめない
基礎から知識を身に付ける大切さ

 なぜ、こんなにも多くの資格取得者がいるのか。キーウェアソリューションズのERP事業部のチーフエンジニアである土井和彦氏はその背景を「社内の研修制度が充実していること」と明かしてくれた。土井氏は、CAD系エンジニアからスキルチェンジして、現在は「SAP認定テクニカルコンサルタント」の資格を取得、ERPの導入コンサルタントとして活躍している。

土井和彦氏
キーウェアソリューションズ ERP事業部 チーフエンジニア

 「R/3導入のコンサルティング業務を担当するに当たって知識も経験もありませんでした。そこで、通常の業務と並行して外部のトレーニングを受講したのです。もちろん費用は会社の負担です」。SAP認定テクニカルコンサルタントの資格は、ERPパッケージのバージョンアップや新機能の追加とあわせて資格取得者の技術水準が陳腐化しないよう数年ごとに更新が必要となる。しかしそのためのトレーニングは会社側のサポートの下で受講できる。こうした制度は若手ITエンジニアにも適用されている。

 同社では、ERPのエンジニアのキャリアパスを顧客ごとのアドオン・ソフトを作るプログラマからSEを経てコンサルタントというように定めているが、「実力のあるプログラマやSEであれば、こちらから声をかけてコンサルタントの資格を取らせています」(土井氏)とのこと。日々の業務で実績を残したエンジニアであれば、キャリアアップのための資格取得をバックアップしてもらえるのだ。

 ただし、一般的にIT業界では資格がそのままITエンジニアの評価に直結しない。「資格はあくまでも資格。大切なのは経験」と考えるからである。そのことは同社でもしっかりと認識しているようだ。キーウェアソリューションズ ITコンサルティング事業部 マネージャの諸橋正氏は「ITエンジニアに必要なのは知識と経験。資格を取得したからといってよい仕事ができるようになるのではない。経験を積むことが何よりも大切。しかし、知識がなければ経験をさせてもらうチャンスにすらめぐり合えない。土俵にも上がれないということ。この知識を得る手段の1つが資格取得」とその意義を語る。

  知識を得て現場を経験する
理想的なキャリアパスを歩める環境

 この充実した社内研修制度は、とりわけ若手のITエンジニアに大きなメリットとなる。諸橋氏は、当初、開発系のエンジニアであったが、その後、外資系ハードベンダの事業所内での常駐エンジニアとなり、現在はITコンサルティング事業部で活躍している。開発系からハードベンダの常駐となるに当たってはベンダの資格を取得した。そして現在はITコーディネータの資格の取得を狙い学習している(ITコーディネータ補の取得に向けた研修中)。

諸橋正氏
キーウェアソリューションズ ITコンサルティング事業部 マネージャ

 ITエンジニアにとってスキルチェンジは非常に難しいとされるが、諸橋氏の例を見て分かるように、それぞれの場面で会社側がしっかりとサポートしているのだ。「ITコンサルティング事業部では若い人材を育成しながら実力のあるITエンジニアを増やしていこうと、スキルチェンジのための育成プログラムも用意しています」。一方、土井氏のERP事業部でも「開発系や運用系からスキルチェンジしてERPのスペシャリストになれるように教育プログラムを用意しています」という。これらは、ITコンサルティング事業部やERP事業部に限ったことではない。ほかの部門・部署においても全社的に若手のITエンジニアのキャリアアップをサポートするプログラムが用意されている。

 さて、土井氏も諸橋氏も約20年近いキャリアを誇るベテランエンジニアである。そんな2人に若手のITエンジニアに向けたアドバイスを伺ってみた。

 すると2人ともに「若手エンジニアは、どんな経験を積み上げていくかが最も重要」とのことだった。ただし、現実問題として、希望どおりの経験をさせてもらえる環境に身を置くことは難しい。例えば、3次請けなどの会社に勤めるITエンジニアであれば下流工程しか経験できないのが実情で、要件定義や仕様設計といった上流工程の業務に携わるチャンスは少ない。プロジェクトとはいってもせいぜいが2〜4名程度の小規模な開発ばかりで、中・大規模なプロジェクトのリーダーになることもない。多忙な日常に埋没しているかぎり、ITエンジニアがキャリアアップを実現することは非常に困難なのである。

 その視点に立つと、資格取得をサポートしてくれて、新たな経験の場を次々に与えてくれるキーウェアソリューションズは、多くのITエンジニアにとって魅力的な環境だろう。土井氏も諸橋氏もすでに豊富なキャリアを持ちながらも、現在、PMP(Project Management Professional)の取得を考えているという。若手、ベテランにかかわらず貪欲に知識・スキルを追い求め、それを業務に生かして、さらなるキャリアアップに結び付けていく。そんなITエンジニアとしての理想的なライフサイクルが当たり前のように繰り返されている。そんな職場環境なのだ。

 キーウェアソリューションズは人材コンサルティング会社イムカと共催で4月2日に会社説明会を東京国際フォーラムで開催する。そこでは、同社のITエンジニアの育成に対する考え方や具体的な研修制度の概要についての説明なども受けられる。興味ある方は足を運んでみてはいかがだろうか。

「最高水準」のITエンジニア育成プログラム
今後は中途採用も積極的に展開する


 時間をかけて自社のITエンジニアをじっくりと「最高水準」にまで育て上げる。それがキーウェアソリューションズの人材育成のポリシーである。同社には、ITエンジニアの「組織管理能力」と「専門スキル」を育成するための2種類の研修体系が整備されている。「組織管理能力」は、問題解決力やリーダーシップなどを問う「1等級」からMBAの資格取得などを目指す最高レベルの「5等級」までに分けられる。一方、「専門スキル」は経済産業省の「ITスキルスタンダード(ITSS)」に準拠し、コンサルタントやITアーキテクト、プロジェクトマネジメントなどのスキルレベルに到達できるようになっている(図1)。

図1 平成16年度の専門スキルの研修体系と組織管理能力の研修体系など。画面をクリックすると拡大して表示できます

 キーウェアソリューションズ 経営管理室・人事部長の前田力氏は「組織管理能力と専門スキルの2つの視点で人材を評価し、その到達レベルをそのまま人事や年収に反映させる。ITエンジニアが向上心と実力でステップアップしていける仕組み」という。

前田力氏
キーウェアソリューションズ 経営管理室・人事部長
 資格取得を重視するのも同社の特徴である。公的資格を取得したITエンジニアに対しては奨励金を支給する制度を用意し、経済産業省の情報処理技術者試験(システムアナリスト、システム監査技術者、プロジェクトマネージャー)の資格取得者であれば15万円が一時金として支給される。部署・部門ごとに必要となる知識やスキルを習得するためのベンダ資格などは、会社側の費用負担で外部のトレーニングコースに参加して資格取得のための支援を受けられる。

  ITエンジニアの育成に注力することについて前田氏は「資格取得が目的ではなく、あくまでも個々のITエンジニアが自らスキルアップに取り組むモチベーションを高めるのが狙い」と語る。技術革新のスピードが速いIT業界で生き残るには「SIerのコアとなる優秀な人材を常に確保しておく必要がある。そのためには人材育成こそが重要」という。

  そんな同社がここにきて、中途採用にも積極的に取り組み始めた。「30歳前後のプロジェクトリーダークラスが薄い。その人材補充を急ぎたい」(前田氏)。もちろん、中途採用であっても手厚い研修プログラムは適用される。スキルチェンジや資格取得の支援を受けられ、刺激のある中で常に自らをブラッシュアップしていける……。そんな環境で働きたいと願うITエンジニアには最適の職場かもしれない。

キーウェアソリューションズ会社説明会
主催
キーウェアソリューションズ株式会社、イムカ株式会社
開催日時
2005年4月説明会は終了いたしました。同社にご興味のある方は下記のお問い合わせ先までEメールまたはお電話にて連絡をお願いします。
セミナー概要
テーマ:キーウェアソリューションズの人材育成についての考え方
1.会社概要について
2.階層別/専門別教育体系について(マネジメントスキル/テクニカルスキル)
3.公的およびベンダ資格の取得支援について(取得事例/支援制度)
開催場所
東京国際フォーラム ガラス棟4F
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
最寄駅
JR:有楽町駅/東京駅 地下鉄:有楽町駅/銀座駅/二重橋前駅/日比谷駅
お問い合わせ先
イムカ株式会社「キーウェアソリューションズ・キャリアエキスポ」係
担当:木下(キノシタ)
電子メール:kinoshita@imca.co.jp
電話:03-5512-4765

■募集職種一覧
業務アプリケーションSE(流通・製造・通信・医療等)
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ネットワーク監視/制御システムSE
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プロジェクトリーダー/マネージャー
新規事業立ち上げ
プリセールス/営業

注目企業インタビューIndex

キーウェアソリューションズ
企画:アイティメディア 営業局
制作:@IT 編集部

{掲載内容有効期限:2005年4月3日

キーウェアソリューションズ会社説明会
主催
キーウェアソリューションズ株式会社、イムカ株式会社
開催日時
2005年4月説明会は終了いたしました
セミナー概要
テーマ:キーウェアソリューションズの人材育成についての考え方
1.会社概要について
2.階層別/専門別教育体系について(マネジメントスキル/テクニカルスキル)
3.公的およびベンダ資格の取得支援について(取得事例/支援制度)
開催場所
東京国際フォーラム ガラス棟4F
〒100-0005 東京都千代田区丸の内3丁目5番1号
最寄駅
JR:有楽町駅/東京駅 地下鉄:有楽町駅/銀座駅/二重橋前駅/日比谷駅
お問い合わせ先
イムカ株式会社「キーウェアソリューションズ・キャリアエキスポ」係
担当:木下(キノシタ)
電子メール:kinoshita@imca.co.jp
電話:03-5512-4765

 

■会社概要

名称

キーウェアソリューションズ株式会社
設立
1965年5月10日
代表取締役会長
岡田昌之
代表取締役社長
八反田博
資本金
12億3000万円
売上高
167億6500万円(2003年実績)
従業員数
1100名
主な事業内容
アプリケーションシステム構築、インフラ関連システム開発、システムインテグレーション、サポートサービス
会社の特徴
社員約1100人に対して、IT関連資格取得数合計が約1300にも上る、「技術者集団」を自負している会社です。
社内教育には万全の準備を整えており、技術習得のための各種教育、講習会へも積極的に会社の費用負担による受講を推進しています。
昭和61年の(財)無人宇宙実験システム研究開発機構の設立には唯一のソフトウェア会社(理事会社)として参画した実績を持つなど、社会的な役割の大きな事業に誇りをもって取り組んでいます。

■セミナー共催会社 イムカ会社概要

名称

イムカ株式会社
設立
1967年
資本金
8000万円
従業員数
70名
所在地
東京都千代田区内幸町1-3-3 内幸町ダイビル7F
電話:03-5512-8968
FAX:03-5512-4712
会社の特徴
1967年以来、キャリア・アップを目指す方々を応援しつづけ、また、国内外の一流企業や優良成長企業約6,000社からの求人依頼に応え、約28,000人以上もの転職成功実績を持つ、業界のパイオニアである人材コンサルティング会社です。