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現在、2000年のネットバブル時に匹敵するほどの空前のITエンジニア転職ブームが起きている。「学生時代、就職できなかった企業に好条件で転職できた」「本当にやりたかった仕事に職種転換できた」という実績も多数。「売り手市場だからこそ、成功するにはコツがある」というリクルートエイブリックのキャリアアドバイザーに、転職を成功させるポイントを聞いた。

空前の転職ブームがやってきた

 「いま、20代前半の第2新卒世代では、求職者1人につき5〜6件の転職案件があるという状態。それも超大手企業から中小システムインテグレータまで、さまざまな分野での案件が増えているのが特徴です」と語るのは、リクルートエイブリック 新事業推進ユニット 第二新卒キャリア支援マーケット 2グループのキャリアアドバイザーである佐藤麻衣子氏だ。

リクルートエイブリック 新事業推進ユニット 第二新卒キャリア支援マーケット 2グループ キャリアアドバイザー 佐藤麻衣子氏

 佐藤氏によると、業種や職種は問わず、空前のITエンジニア売り手市場がやってきているという。特に25歳未満であれば「経験は問わない」という企業も多数。「例えば就職時に、『本当はコンサルティング会社に行きたかった』『大手の元請け企業に行きたかった』という方は、いまこそ転職で飛躍するチャンスです」(佐藤氏)という。

 こうした状況は第2新卒だけではない。20代後半から30代前半までのITエンジニアの転職活動を支援する、第1ビジネスユニット ITSIマーケット CAグループ キャリアアドバイザー 吉田智春氏も「求職者1人につき、10倍以上の案件があると思います」という。

 もともと27〜32歳は、俗に“ゴールデンゾーン”と呼ばれる年代だ。「多くのITエンジニアはプログラマから始まり、27歳くらいからシステムの基本設計に携わって、32歳までに1年以上の長期プロジェクトを何回か担当します。つまり27〜32歳は豊富な知識や経験を蓄えている年代。これを越えて34歳前後ともなると、プロジェクトマネージャや管理職クラスですので、採用する側も慎重になります。ちょうどいいくらいの知識や経験を備えた27〜32歳のITエンジニアを、これからの管理職やプロジェクトマネージャ候補にと考える企業が、この年代に積極的にアプローチしているのです」(吉田氏)

 なぜここへ来て、これほど採用活動が活発化しているのか。吉田氏が「2000年前後のネットバブル以来の、空前の売り手市場です」というほどだ。理由の1つとして、企業の設備投資が活発化している状況が挙げられる。金融業界の再編も再び活発化し、大規模システム統合が必要になっている。これに伴い、COBOL技術者などの転職案件が激増しているのも特徴だ。

 とはいえ「こうした大量採用は今年に入ってからずっと続いています。遅くとも来年の春以降は、採用した人材の教育に当たる必要があるので、転職希望の人はいまがチャンスといえるでしょう」と吉田氏は念を押す。

 特に現在は、来年度上半期の採用計画のスタート時期。転職したいITエンジニアにとっては、まさにこの時期が好機なのだという。

棚卸しができているかが25歳未満の転職のポイント

 ここで、25歳未満の若手ITエンジニアの転職状況を詳しく見ていこう。

 佐藤氏によると、「企業規模は中小から大企業まで。職種もコンサルタント、データベースエンジニア、ネットワークエンジニア、Webエンジニアと満遍なく求められています。さらに一般企業の情報システム部門からの案件も急激に伸びてきています。つまり異業種、職種転換などを希望する方にとって、選び放題の状況といえるでしょう」とのことだ。実際に、佐藤氏がこれまでかかわった中では、「IT業界から異業界への転職が7割ほどいる」(佐藤氏)という。

 この年代に対する案件の特徴は、「学歴・経験を問わない」ものが多いこと。仮にあなたが新卒時に希望する業種・業界へ就職できなかったのなら、いまがリベンジするチャンスといえる。

 「具体的には、ITエンジニアから営業職種への転職もありますし、またはコンサルタントになる方もいらっしゃいます。もっともコンサルタントとはいっても、年代的に見習い期間でもあるので、仕事内容としてはプログラミングなどの実作業を担当することも多いのです。しかし、『いままでの会社ではコンサルタントへの道が閉ざされていたけれど、転職先では道が開かれている』と満足している方がほとんどです」(佐藤氏)

 企業側も、若手年代が求めている「本当はこういう職種や仕事がしたかった」というニーズは理解している。だから学歴や経験は問わないが、代わりに「30歳でこういう仕事がしたい」という目的意識を持って、自分の考えを棚卸しできているかどうかを見るそうだ。

 「例えば『上流コンサルタントになりたい、そういう道がある大手企業に転職したい』という方はたくさんいらっしゃいます。けれど上流コンサルタントといっても、業務コンサルタントのようなビジネス系もあれば、ITアーキテクトのような技術系アプローチのコンサルタントもいる。そこで私たちは『あなたの考える上流コンサルタントとは何でしょう』というところからヒアリングを始め、その目標に近づくため、これまでの経験や知識、仕事に対する考え方や姿勢にまでブレイクダウンしていきます」(佐藤氏)。

 実際、ほとんどの転職希望者はこの棚卸しができていない状態だそうだ。だからこそ、自分の考えや経験を踏まえ、きちんと将来の目標を明示できれば、数ある転職希望者の中で際立った印象を残すことができる。「自分の可能性を知りたいという方もいらっしゃいます。それはもちろんいいことですが、本当に希望する職種や業種、企業に転職したいのならば、自分の考えや経験をきちんと棚卸しして、目標を定めることが必要ですね」と佐藤氏。

 また、最近の傾向では、応募から内定までおよそ1カ月半前後で決まってしまうことが多いそうだ。企業が採用にかける期間は長くても2カ月半。ITエンジニアとしては現在の仕事内容を考えながら、2〜3カ月後には転職できる状態にしておく必要がある。「特にITエンジニアの方は多忙なため、面接をキャンセルしたり、プロジェクトから抜けられずに転職できなかったりと、せっかくの機会を棒に振る方もいらっしゃいます。採用のサイクルを見ながら、確実に転職できるよう自己管理をしなければなりません」と佐藤氏はアドバイスする。

どのような努力をしたかが問われる20代後半

 一方、27〜32歳の“ゴールデンゾーン”はどうか。吉田氏は「大手企業がこぞって100名、200名採用するなど、近年ないほど採用が活発化しています。これまで2次請け、3次請け企業のITエンジニアだった方々が、一躍超大手の元請け企業に転職するチャンスです」という。

リクルートエイブリック 第1ビジネスユニット ITSIマーケット CAグループ キャリアアドバイザー 吉田智春氏

 ただ冒頭に述べたように、この年代は管理職またはプロジェクトマネージャ候補として採用されるため、当然ある程度の経験や知識が求められる。採用側が引かれるキーワードは、「Java、UNIX、金融および流通業界」だそうだ。技術要件を細かく見ていくと、「C言語、Visual Basic、Java、PHP、Perl」などに引きがあるという。オープン系システムの開発言語としてデファクトスタンダードともいえるものが挙がっているが、逆に「汎用機のエンジニアはまさにいまが旬です。このタイミングに乗れなかったら、次の転職の機会はないと思っていい」(吉田氏)とも。まさに、どの技術分野にとっても「行き先がないということはありません」(吉田氏)という。

 そして25歳未満のITエンジニアと同じく、この年代も異業種や異職種への転職が多いそうだ。ただ、25歳未満の市場では「自分の考えや希望の棚卸しができているか」が問われるのに比べ、27〜32歳前後の市場では「その業種や職種に就くために、どのような努力をしてきたか」が問われるという。「例えば私が担当した中では、会計パッケージの開発エンジニアから会計コンサルタントへ転職した方がいらっしゃいました。その方の場合、もともとの会計知識、IT知識に加え、簿記の資格を取るなど個人的に勉強をしていらっしゃったのです。このように『なりたい自分になるための努力』をすれば、その方向への転職が十分可能なのです」(吉田氏)

売り手市場だからこそ注意すべき点

 ただ、「一昨年などと比べると転職しやすくなっている状況」だからこそ、留意すべき点もあるという。それは「企業を見る目を養う」ということ。そのためには、少なくとも「5〜10社の面接は必須」(吉田氏)だそうだ。なぜなら同じ職種・業種でも、社風や企業の方向性によって合う、合わないがあるからだ。

 そうはいっても、数多くの面接を受ける時間がなかったり、あるいは企業をいくつも回っても、どれが自分にふさわしいか判断できないケースもある。

 そんなときにサポートしてくれるのがリクルートエイブリックのキャリアアドバイザーだ。同社にはあらゆる業種・業界の企業のデータベースがあるうえ、キャリアアドバイザーは各企業の特徴や社風に精通している。なかなか表に出ることがない案件も多数抱えている。例えば、冒頭に紹介した一般企業の情報システム部門への転職案件などがこれに当たる。もともと採用人数が少ないので、表に出る間もなく、登録している転職希望者の中で決まってしまうのだ。

 「いかに自分に合った企業が選択できるか、そのための情報収集が可能かどうか――これが売り手市場ならではの転職の成功ポイントといえます」(吉田氏)

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リクルートエイブリック
企画:アイティメディア 営業局
制作:
@IT 編集部
掲載内容有効期限:2005年11月15日




会社情報
■会社名
株式会社リクルートエイブリック

■本社所在地
東京都千代田区霞が関3-2-5 霞ヶ関ビル10階

■代表者
取締役社長 村井 満

■設立年月
1977年11月

■資本金
6億4335円

■事業内容
人材紹介事業
(本社:厚生労働大臣許可番号 13-ユ-010258)

■関連会社
株式会社リクルート
株式会社リクルート・エックス
株式会社リクルートスタッフィング 他

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