WebSphere、DB2スキルを習得するチャンス
「使える」開発スキルで活躍できるITエンジニアを目指せ!
「IBM Express ポートフォリオ ソフトウェア キャンペーン」は2003年12月28日で終了しました。多数のお申し込みありがとうございました。 |
■オンデマンドという潮流
最近、テレビや新聞などの広告で「オンデマンド」または「e-ビジネス・オンデマンド」というキーワードに触れる機会が多くないだろうか。これは日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、IBM)の提唱するキーワードである。システム開発の第一線で活躍するアットマーク・アイティ読者は、肌で感じていることだろうが、現在の業務システムにおいては、「需要に即応する」ことが重要になっている。
24時間365日止まることのない商取引の需要増減に対し、販売はもちろん、生産や仕入れが即応できなければ、売上機会の損失を招いてしまう。つまり、企業経営はオンデマンド(=需要に即応する)を目指して革新を進めている。その流れをITで実現しようというのがIBMの提唱する「e-ビジネス・オンデマンド」なのだ。
■オンデマンド時代にシステム開発者に求められるスキル
「需要に即応する」ことがビジネス上重要になるということは、アプリケーションサーバやデータベースといったミドルウェアを用いたシステム開発スキルが、これから開発者として活躍するうえで最重要スキルとなろう。IBMのミドルウェアでいえば、WebSphereやDB2が該当する。とはいえ、スキルを磨くためだけに、WebSphereやDB2をわざわざ購入するわけにはいかないだろう。「WebSphereやDB2に興味があるが、どこから始めていいかわからない」という声をよく聞く。そこで利用したいのが、現在IBMが実施している「IBM Express ポートフォリオ ソフトウェア キャンペーン」だ。
このキャンペーンは、IBMミドルウェアのExpress ポートフォリオ製品が充実してきたことを機に、2003年11月1日から12月28日まで実施されている。できるだけ多くのシステム開発者にExpress ポートフォリオ製品を利用してもらうことを目的としているため、IBMは希望者全員に「Express トライアルキット」を無償提供している。
希望者全員にこれらの入った「Express トライアルキット」が提供される |
Expressトライアルキット内容一覧 |
IBM WebSphere Application Server Express V5.0[トライアル版] (以下、WAS Expressトライアル版) |
IBM WebSphere Application Server-Express Version
5.0 FixPack2 (Version 5.0.2) |
IBM DB2 Universal Database Express Edition Version
8.1[トライアル版] (以下、DB2 Expressトライアル版) |
IBM Software Express (WAS ExpressとDB2 Expressのトライアル版の導入およびセットアップ方法などを説明した冊子) |
各種カタログ - IBM Express ポートフォリオ ソフトウェア カタログ - WebSphere Express カタログ - DB2 Express カタログ |
さらに、12月10日(水)までにキャンペーンに応募した方の中から抽選で100名に1日テクニカルコース無料受講券が当たる。コースは「すぐできる! Java/Webアプリ開発入門」と「すぐわかる! OracleユーザーのためDB2講座」のどちらかを選択できる。コースの詳細は記事の最後を参照いただきたい。
■Javaシステム開発スキルを磨く第一歩として
WAS Expressは、IBMのアプリケーションサーバである「IBM WebSphere Application Server, V5.0」ファミリのエントリ製品に当たる。J2EE 1.3に準拠したアプリケーションサーバであり、Eclipseテクノロジに基づく開発ツールも製品と一緒に提供される。シングル・サーバ構成での使用、EJBサポートなしなどの制限が設けられているが、アプリケーションサーバ開発をこれから学びたいと考えている開発者にとっては十分な製品だ。
DB2 Expressは、DB2 UDB Workgroup Server Editionと同等の機能を有していて、WindowsとLinuxプラットフォームで利用できる。すでに他社、特にOracleデータベースの知識を持つ開発者にとっては、その違いを実際に動かして理解し、検証するには最適の製品といえる。Expressトライアルキットに同梱されているWAS Expressトライアル版とDB2 Expressトライアル版を使えば、Webシステム開発スキルを磨く第一歩となるはずだ。
抽選ではあるが、1日テクニカルコースが受講できれば、トライアル版を使った自習学習で補いきれない知識や経験を身に付けることができる。システム開発者にとって、スキルアップを図る絶好の機会といえるだろう。
▼ | Expressトライアルキットの申し込み受付は、2003年12月28日で終了しました。 |
Express ポートフォリオ ソフトウェア製品とは
|
||||||
Express ポートフォリオ製品はIBMのミドルウェア製品の中から、特に中堅規模の企業システムに必要な機能を盛り込みデザインされた製品の総称である。2003年11月現在、以下の製品がラインアップされていて、今後も順次発売される予定だ。Express ポートフォリオ製品のメリットは、なんといっても「e-ビジネス」化を、安く、早く、簡単に実現できることにあるが、さらに業務パッケージを開発するISVベンダにとっても、手軽で信頼性の高いエンジンとして見逃すことはできない。
|
■IBMの開発者支援サービスもいまなら50%オフ
Expressトライアルキットのトライアル版は90日間利用できるが、developerWorks Toolbox subscriptionというシステム開発者を支援するためのサービスを購入することによって、製品の継続的な利用に加え、Javaアプリケーションの設計段階から存分にテスト・評価できるIBMのツール、ミドルウェア、技術情報、自習教材などが1年間定期的に提供される。
具体的にはアプリケーションや技術情報の入ったCD-ROMが四半期ごとに郵送される。この中には、IBMのソフトウェアや、技術情報などが1000種類以上(エンタープライズ・レベルの場合)含まれており、特にJava関連ツールが充実している。VBアプリケーションをStrutsベースのWebアプリケーションに自動変換するツールなども含まれている。更新された製品は、Webカタログからダウンロードもできる。
developerWorks Toolbox subscriptionは、Java習熟度に応じて3つのレベルが用意されている。このサービスも現在キャンペーンを展開中で、2003年12月29日までであれば標準使用料金の50%で使用契約ができる。さらにキャンペーン期間中は、「IBM特製Toolbox」(25ピース入りの工具セット)がプレゼントされる。
|
■IBMはシステム開発者のスキル向上を支援する
日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 理事 クロス・ブランド事業推進担当 安田 誠氏 |
「IBMでは『オンデマンド』と表現しているが、ユーティリティモデルと言い換えることができる。Webサイトは、ビジネスプロセスにおいて相互連携し、より高機能で、同時に回復力も求められている。その実現にあたって、システム開発者にはJavaプログラミング、J2EEの概念、XMLの知識などが必要となる。またデータベースの仮想化や、各種ミドルウェアのノウハウも必要だ」とこれからのシステム開発者に求められる技術要件を挙げた。
こうしたスキルを身に付けるきっかけとして、Expressトライアルキットを活用してほしいというわけだ。IBMは、システム開発者への情報提供に積極的で、同社のWebサイトにあるalphaWorksやIBM developerWorksがそれを端的に表わしている。
これらのWebサイトでは、Javaのチュートリアルやサンプル、Eclipseのコードなど、数多くのオープン系技術情報が提供されている。WebSphere Developer DomainやDB2 Developer Domainでも、各種技術情報が公開されているので、チェックしてみるとよい。
IBMは、Webサイトでの情報提供に限らず、オープンソースコミュニティへの貢献にも積極的だ。例えば、JakartaプロジェクトのJ2EEフレームワーク「Struts」を拡張した「Extension for Struts」の無償提供が挙げられよう。
これら一連の活動について安田氏は、「IBMは、テクノロジの潮流をつくっていく責任があると考えている。その責任には、開発者自身のスキル向上を支援することも含まれる。今回のキャンペーンは年内いっぱいだが、来年以降もスキル向上支援は続けていきたい」と抱負を語った。
■キャンペーンの詳細
最後に、キャンペーン内容を確認しよう。IBMのキャンペーン登録サイトで、氏名や勤務先を登録するだけで、Express トライアルキットは希望者全員がもらえる。さらに、12月10日(水)までに登録した方の中から抽選で100名が、1日テクニカルコースを無料で受講できる。また、Express ポートフォリオ製品を実際にソリューションに組み込みたいと考えている企業・団体は、「Expressパートナー登録希望」を選択すれば、WAS Expressのセットアップまでを学べるハンズオンコースの受講案内をもらえる。
■1日テクニカルコース案内
テクニカルコースの難易度は、ともに初級者向けだが、プログラミングやデータベースの基礎知識を有する方が対象となっている。講習開催地は川崎、大阪、名古屋の3カ所。
抽選に当選した方には、各テクニカルコースの受講票が電子メールでIBMから送られてくる。12月10日(水)までに登録した方だけが抽選対象になるので、早めの登録をお勧めする。抽選にはずれた場合でも、この2コースは当面開催される予定で、3800円で受講できる。
コース名
|
すぐできる! Java/Webアプリ開発入門 |
対 象
|
プログラミングの基礎知識や他言語での開発経験はあるものの、Javaなどの新しい技術に不慣れな方。 |
内 容
|
1日でJava によるWebアプリケーション開発を簡単に理解できるハンズオン・セミナー。 ・オブジェクト指向とは ・WebSphereとは ・Webアプリケーション開発の流れ ・Javaプログラミングの超基礎 |
開催時間
|
9:30〜17:00 |
備 考
|
演習環境はWebSphere Expressを使用します。 |
コース名
|
すぐわかる! OracleユーザーのためDB2講座 |
対 象
|
データベースの基本を理解している方 |
内 容
|
Oracleのデータベースなら使ったことがあるのだけれど、と言う方を対象に、Oracleとの比較を交えながら
DB2の基本機能を易しく分かりやすく解説するコース。 ・DB2 UDBの概要 ・GUIツールの利用 ・データベースの構築 ・オブジェクトの作成 ・データの移動 ・セキュリティ ・回復 |
開催時間
|
9:30〜17:00 |
備 考
|
DB2グローバルマスターとORACLEマスターの両方の資格を持った講師が、DB2の機能を理解しやすく解説。 |
▼ | Expressトライアルキットの申し込み受付は、2003年12月28日で終了しました。 |
企画:アットマーク・アイティ 人財局
制作:アットマーク・アイティ 編集局
掲載内容有効期限:2003年12月31日
IBM Express ポートフォリオ リンク集 |
・IBM Express ポートフォリオトップページ |
・WebSphere Application Server Express |
・WebSphere Portal - Express |
・DB2 Universal Database Express Edition |
・Lotus Domino Collaboration Express / Lotus Domino Utility Express |
developerWorks Toolbox subscription リンク集 |
・developerWorks Toolbox subscriptionトップページ |
・利用方法 |
・想定質問集 |
・サンプルCDの申し込み |
IBM技術情報サイト リンク集 |
・WebSphere Developer Domain |
・DB2 Developer Domain |
・alphaWorks |
・IBM developerWorks |
『WebSphereアドバイザー』試験 半額キャンペーン |
「WebSphereグローバルマスター」資格試験のうち、「WebSphere Application Serverアドバイザー」資格試験の受験料が半額(10,000円→5,000円)になるキャンペーンを2003年12月25日まで実施中。さらに、次の特典付き。
詳細はWebSphereグローバルマスターのWebサイトまで |
他社DB資格者のためのマイグレーション・キャンペーン |
他社データベースの資格取得者とDB2アドバイザー取得者を対象に「DB2グローバル・マスター」のうち「DB2エンジニア」資格試験の受験料が半額(14,000円→7,000円)になるキャンペーンを2003年12月20日まで実施中。さらに、次の特典付き。
詳細はDB2グローバル・マスターのWebサイトまで |