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平成19年度春季・情報処理技術者試験まであと半年。その限られた時間で試験範囲を網羅的に学習し、合格するにはどうしたらいいのか。そこで、『プログラムはなぜ動くのか――知っておきたいプログラミングの基礎知識』(日経BP出版センター刊)の著者で、情報処理技術者試験対策講座の講師も務める矢沢久雄氏、アイテック 教育ソリューション本部 副本部長の石川英樹氏に、合格へ向けた効果的な学習方法を聞いた。

合格する人と合格しない人の違い

 情報処理技術者試験を受ける意味とは何だろうか。

『プログラムはなぜ動くのか――知っておきたいプログラミングの基礎知識』(日経BP出版センター刊)の著者で、情報処理技術者試験対策講座の講師も務める矢沢久雄氏

 矢沢氏は、「試験はゴールではなく、スタートである」と語る。「試験の合格によって仕事が突然できるようになるわけではありません。しかし、試験に合格し技術の習得を確実にすることは、新しい仕事やその幅を広げるきっかけになります。また、第三者への分かりやすいアピールとなります」(矢沢氏)

 次に、同じように勉強しても、試験に合格する人もいれば落ちる人もいる。この差は何に起因するのだろうか。

 20年以上ITエンジニアの教育に携わってきた石川氏は、「受かる人は自分の弱点に目をつぶらず、補強できる人」という。「自分の分からない点も自分のためになることだと思って取り組む前向きな姿勢が大切です。業務を何年もやっているから基本情報技術者試験ぐらい受かるはずという気持ちでは、合格をつかみ取ることは難しい」(石川氏)

 試験に関して、矢沢氏が面白いエピソードを披露してくれた。「ある講師仲間が基本情報技術者試験を何度受けても落ちたんですよ。『なぜ落ちるのだろうか』とその講師に聞いたら、『落ちても悔しくなかったから』というんです」。そこで矢沢氏が「なぜ悔しくないのか」と尋ねると、それは「真剣に勉強してないから」といったそうだ。

 矢沢氏は、「何でも真剣に取り組んだのに、それなりの結果が得られなければ悔しいものです。その後彼は試験勉強に真剣に取り組み1つずつ合格、ついにはシステム監査技術者試験にも合格したんですよ」。当たり前のことだが、試験勉強も真剣に取り組むことが大切なのだ。

業務に必要な勉強法とは

 ところで、業務に必要な知識の習得のコツはあるのだろうか。矢沢氏は「基本は業務時間中に勉強することです。ITエンジニアにとっては、スキル自体が商品なので、スキルアップは商品の仕入れと同じです。常によい商品を持っているから、いざ求められたときに最適なソリューションを提供できるのです」と答える。

 業務時間中に十分な時間を取ることができないという人がいるかもしれない。しかし矢沢氏は、「時間がないといっても、人との待ち合わせ時間、アプリケーションをビルドしている時間、そんな小さな時間を積み重ねていくと、1冊の本ぐらいは読めます」と、自身の経験談を披露する。「1つのプロジェクトが短く考えて3カ月ぐらいとすると、その間に言語を1つ覚える、ということでもいいでしょう。それがきついのであれば、グループで勉強したりするのもいい方法だと思います」(矢沢氏)

資格試験のための学習法は?

アイテック 教育ソリューション本部 副本部長 石川英樹氏

 それでは、資格試験のための学習法はどうだろうか。時間の確保に関しては、業務に必要な勉強と同じだと石川氏は指摘する。「資格試験に向けた学習時間の確保は、業務に必要な知識のための勉強と同じで、矢沢さんがおっしゃったとおり、待ち合わせの時間や業務の待ち時間などを利用するのが効率的です」(石川氏)

 しかし、業務に必要な学習法と違う点もあるという。それが試験対策では重要になる。その最たるものが制限時間だ。「資格試験には制限時間があります。ある時間内に学習したことや能力などを発揮する必要があります。そうしたことにはトレーニングが必要です。そうしたトレーニングは、1人ではなく、なるべくほかの人と一緒に行うことをお勧めします。例えばグループ学習やセミナーなどに参加するのも1つの方法です」(石川氏)

 グループ学習やセミナーなどが有効なのはなぜか。それは石川氏によると「例えばセミナーなどの演習は、時間を区切って行うからです」。通常の学習では、理解できるまで時間をかけて学習する。それに加え、演習などに参加することで、制限時間、時間配分などを意識できるようになれる。

試験勉強はプロジェクト

 情報処理技術者試験の受験では、一般に学習に数カ月以上かけることが多い。その長い学習期間にいかに緊張感を持ち、モチベーションを維持するかは、受験者にとって大きな課題だ。モチベーション維持のコツを石川氏に聞いた。「1つでも合格したときの気分は格別です。やり遂げたという気分になれます。だから最後までやり遂げる気持ちを大事にすることです。情報処理技術者試験はプロジェクトと同じで、高度な試験になればなるほど試験のハードルは高くなりますが、手ごたえを感じれば自分で高いモチベーションを維持することができるようになります」と語る。

 業務上のプロジェクトならば、納期が間に合わない場合は要員の追加、要員の交代など代替手段を選べるが、資格試験はあくまで自分自身と限られた時間との戦いである。つまり試験合格に向けて意識することは2つ。「時間管理」と「モチベーションの維持」だ。

合格スペシャルパックが合格への近道

 アイテックでは、平成19年度春季試験に向けて「合格スペシャルパック」を提供している。これは4つの教材がパッケージ化されているものだ()。

図 合格スペシャルパックは、4つの教材を1つにパッケージ化したもの

 アイテックによると、通信教育とセミナー(通学講座)をセットにした、いわゆるブレンド学習という学習法が、受講者の理解度が一番高いという。通信教育の教材を用いて日々基礎から応用までをきちんと身に付けながら、分からないポイントをセミナーによって講師から直接指導を受け解決するという、通信教育と通学講座のいい点をミックスした効率的な勉強法だからだ。

 合格スペシャルパックは、通信教育とセミナーのほか、合格に向けて毎日1問ずつ問題に取り組む「一日一問メール」と、「学習支援サービス」が加わった教材だ。

 「自分で本を開いて、そこに書いてある説明を読むだけでは、どこがポイントかは分かりづらいことがありますが、試験対策のことをよく分かっている講師からアドバイスをいただけると、非常に短時間で理解できるというメリットがあります。また、1週間考えて分からないことも、面と向かって説明されたらすぐに理解できることは多いですから」と石川氏。これこそ、通信教育とセミナーが一体化した教材のメリットだろう。

 通信教育では、テキストごとに提出課題がある。これで「時間管理」を意識し、時間を有効に使うことを実践できるようになる。時間管理が甘く、課題提出を遅らせたりすると、「課題提出を怠ると催促がきます」(石川氏)という。

 セミナーに参加する場合、事前に用意すべきものはあるのだろうか。その点を矢沢氏に問うと、「疑問や質問を1つでもいいから、用意して臨んでほしい。そして、遠慮せず質問を投げかけてほしい。受け身では合格できません」と語る。

 矢沢氏は、合格スペシャルパックで学習するのをスポーツクラブに例える。「自己学習はランニングマシンで、きついけど毎日行う、『一日一問メール』は少しだけど、毎日しなくてはいけないストレッチ体操、セミナーでは先生や仲間と会える場です。そこで気分がリフレッシュされるはずです。そうしたスポーツクラブのような環境で楽しみを見つけ、気分を変えながら取り組むといいのではないでしょうか」とアドバイスする。

模擬試験やほかのサービスでも受講者支援

 情報処理技術者試験の1カ月前に「本番の試験と同じ環境」(石川氏)で模擬試験が実施される。この模擬試験に積極的に参加することで、自身のスキルレベルを確認するとともに、試験本番の雰囲気を直前に体験することで緊張感を高め、モチベーションの維持にも役立つ。

 「一日一問メール」は、1日15分で解ける程度の問題だ。矢沢氏は「1日15分程度の問題を解く勉強ができないようでは、そのこと自体が問題」と指摘する。たった1日1問の問題とはいえ、それで問題を解く習慣を身に付けることができる。それによっても時間管理の大切さを意識できるようになるはずだ。

 講師からセミナー学習のフォーローアップを電子メールで届けてくれる学習支援サービスだが、サービスはそれだけではない。次回の通学講座のポイントとなる内容も事前に伝えてくれるので、予習にも効率よく取り組むことができる。

 そして最後に、教材について石川氏は次のように語る。「教材を作っている人も情報処理技術者試験に合格した人たちです。作る側も勉強してきた人だから、難しい点、分かりにくい点を理解したうえで執筆しています」。これは24年間、試験制度が変わっても常に現場で働くITエンジニアのキャリアアップを真剣にバックアップしてきたアイテックならではの言葉だ。

 情報処理技術者試験に挑戦するなら、こうしたさまざまな学習メリットが詰まったアイテックの合格スペシャルパックを検討してみてはいかがだろうか。

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提供:株式会社アイテック
企画:アイティメディア株式会社
制作:@IT編集部
掲載内容有効期限:2006年12月18日