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最新データで見る「エンジニアのキャリア事情」

第39回 吉報! 大学生の43%が「エンジニアって魅力的」

Tech総研
2007/2/6

エンジニアイメージ3
「エンジニア」はもてるか否か?

エンジニアは、出会いもなければ恋愛している時間もない?!

 働き詰めで多忙を極めるエンジニアだが、その合間を縫って恋愛を楽しむことだってもちろんある。しかし、図3を見ても分かるように、現役大学生の60%以上が「エンジニアはもてない」と感じている、残念な事実が発覚。具体的になぜエンジニアはもてないと感じているのだろうか? 実は、インタビューをした2人の学生とアンケートに答えた300人はほぼ同じ意見だった。「仕事が多忙なため、出会いもないし、恋愛自体をしている時間がない」という時間的な問題点と「女性だけではなく、同性に対しても口べたな人が多そう」という対人的な問題点を指摘する意見だ。

図3 エンジニアという職業は異性にもてると思う?

 エンジニアという職業は、恋愛の妨げになるとイメージづけられてしまっているのか。しかし、少数ながらも存在した“もてる”と感じた理由には「エンジニアはスマートな印象」「機械に詳しいと女性にもてる」といった、エンジニアという職業は異性に対するアピールになると考える意見もあった。

大学生300人のコメント

もてなさそうな理由
・職場は男性が多そうだし、忙しくてずっと会社にこもっていそうだから(22歳・大学4年生)
・忙しくて身だしなみに気を使っていられなさそう(21歳・大学4年生)
・女性とのコミュニケーションを取るのが苦手そう(20歳・大学3年生)

もてそうな理由
・専門の分野で自分を生かすことはかっこよく感じるので(22歳・大学3年生)
・機械系が苦手な女性が多いからパソコンに強い男性はもてそう(22歳・大学4年生)
・男から見ても、エンジニアはかっこいいと思うので(22歳・大学4年生)


 

その2
就職市場での、学生の「エンジニア人気」はいかに?

エンジニアの卵は、現役エンジニアによって生まれる!

 続いてリクナビ編集長であり、現在の就職事情に詳しい前川孝雄氏に、学生にとってエンジニアという職業がどれほどの人気があるのか聞いてみた。エンジニア人気の低下を心配するTech総研のインタビューに、前川氏はこう答える。「学生によるここ数年の人気業種は、マスコミ、商社が上位を占めている。しかし、IT関連などのエンジニア職も、将来性があるという理由で近年、志望者が増加傾向にある。理系にしろ文系にしろ、いまの世の中を生き抜いていくには、IT技術を身に付けることが必要不可欠だと感じている学生が多い」

 その話からは、「最先端技術を駆使する仕事」に強く引かれているいまどきの学生の志向が見て取れる。しかし前川氏によると、学生がエンジニアを希望するようになる一番の決め手は、仕事内容よりも「実際に会ったエンジニアたちの印象」らしいのだ。会社訪問などで学生たちが実際に目にした先輩エンジニアたちが、どれほどイキイキと仕事に打ち込んでいるのか。その印象により学生たちは自分の進路を決めることが多いという。つまり、今後日本に多くのエンジニアが誕生するか否かは、現役エンジニアたちにかかっているのだ。

 

その3
大学生にとってエンジニアは必要な存在か?

エンジニアは、世の中で重要な位置に立っている!

 今回インタビューを行った現役大学生や、アンケートを実施した300人の学生の多くが、エンジニアは世の中に絶対に必要な職業だと答えている。アンケートで最も多かったその理由は、「これからの技術開発もエンジニアの活躍がなければあり得ない」「時代を動かしていく要となる職業なので世の中には必要不可欠。エンジニアなしではいまのIT業界はなかったはず。そして、今後についても同じことがいえるはず」といったもの。

 そんな学生たちのエンジニアに対する期待に応えるため、現役エンジニアたちがしなければならないこととは?

 まずは自分自身がエンジニアであることを楽しみ、胸を張って仕事をしていくことではないだろうか。社会の未来を担い、誰も知らない先端技術を生み出していくエンジニアは、決して魅力のない職業ではない。その誇りを胸に、世の中の生活をがっちり支えていく姿を学生たちにもっとアピールできたら、日本のエンジニア業界は今後もより盛り上がっていくだろう。また、そこに日本の将来がかかっているといっても過言ではないと、Tech総研は考えている。


☆杞憂(きゆう)だったのか、汚名を返上したのか?

 意外である。筆者は近年、学生のエンジニアに対するイメージは悪化しているという声を聞く機会がしばしばあった。今回の結果はそれとは対照的である。本当なら大変喜ばしいことだ。

 今回の目玉ともいえる「『エンジニア』という職業・仕事に対する魅力」のアンケート結果を見ると、40%強が「エンジニアは魅力的」と回答している。この逆の否定的な回答が気になるところだが、「魅力的」以外はほとんどが「(魅力を)感じない」という回答で、否定的な意見は見当たらない。胸をなで下ろしてしまった。しかし、興味がないといわれるのも寂しい。素直といえば素直だが。

 次の設問「エンジニアという職業は異性にもてると思う?」も面白い。こちらは「予想はしていたが残念」な結果で、苦笑いをするしかない。技術を追求するエンジニアには、硬派で律義なタイプの人が多いように思う。そういうイメージを持たれるのも仕方がないのかもしれない。でもいいではないか。学生の世代ではもてるかどうかは重要な観点とは思うが、人生何がどう転ぶか分からないのだから。

 あと周囲の認知が重要なのは、エンジニアの必要性についてだ。日本の経済を支えている存在なのだから、興味を持たれなくても、もてないと思われても、重要だとの理解は今後も変わらないでいてほしいと思う。

(加山恵美)


この記事は、Tech総研/リクルートの記事を再編集して掲載しています


 

今回のインデックス
 最新データで見る「エンジニアのキャリア事情」(39) (1ページ)
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