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エンジニアのための転職マニュアル

第1回 自分の「売り」を客観的に伝えよう――自己PRを書くコツ

DODAエンジニア
2010/6/1

転職市場に動きが出始めた。転職を考えているエンジニアは、後悔のない転職を実現するために、転職活動のポイントを押さえておこう。(DODAエンジニア/インテリジェンスの記事を再編集して掲載)

 自分の売りを客観的に伝えるのが自己PR。とはいえ、何を書けばよいか分からないもの。まずは、キャリアの洗い出しから始めよう。ここを押さえておけば、面接でも役に立つ。

1. キャリア・実績をアピールする

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 まず、成功した仕事の体験を思い出してみよう。次に「どんな状況で」「どういう意図を持ち」「どう行動し」「どう成果がでたのか」、この4点で整理し直す。そこに至るプロセスや気持ちを振り返ることで、採用担当者により具体的にアピールできるようになる。「こういう能力があり、こういうプロセスを踏んだから、こういう成果が出た」と、担当者がイメージできるように伝えることが重要だ。

売りを見つけるためのヒント

  • 仕事でうれしかった体験は何?
  • 自慢できる仕事は?
  • 夢中になった仕事は何?
  • 自分で仮説を立て、実行して成果をあげた経験は?

経験が少ない20代はココに注意!

 成果よりも仕事のプロセスを説明する。それによって、自分が何に関心があるのかを印象付けるのも良い。

経験豊富な30代はココに注意!

 ポイントを絞って整理すること。社歴が長い分、アピールすることも多いだろうが、くどくならないようにする。

2. スキル・資格をアピールする

 自分の持っているスキルや資格が、志望企業の求めているスキルと合致するかどうかがポイント。ただし、資格取得そのものが目的になっているアピールではだめ。「○○をするために勉強をした」というように、あくまで仕事をするための資格という姿勢を前面に出そう。資格を使った仕事の実績がなくても、「○○をやりたいから取得した」という前向きなアピールはOKだ。

売りを見つけるためのヒント

  • 非常に苦労してやり遂げたことは何?
  • 他人から「変わってるね」といわれることがある? ある場合はどんなところ?
  • その資格を取ろうと思った理由は?
  • その資格をどんなふうに生かしたい?

経験が少ない20代はココに注意!

 資格を持っているだけの人も多いはず。今後、どう役立つのか、自分のめざす方向とリンクさせて表現する。

経験豊富な30代はココに注意!

 資格を持っているからといって、転職に有利に働くケースは少ない。実務経験をもとにスキルや資格をアピールする。

3. やる気・人間性をアピールする

 「入社して何ができるのか」を自分の言葉で表せなければ、意欲をアピールするのは難しい。「やる気があります」と、いくらいってもなかなか伝わるものでもない。たとえば、「○○の技術を吸収する前向きな姿勢がある」というように、相手企業の求める人物像を想定して表現する工夫が必要だ。また、面接では、振る舞いや受け答えから、前向きな姿勢を感じてもらうこともポイントになる。

企業が求める売りを見抜くには?

 自己PR欄には、複数ある自分の売りの中から、企業が魅力的だと思ってくれる売りを選んで書かなければ意味がない。求人サイトなどからその企業の選考ポイントを調べてみよう。また、求人広告の募集資格や仕事内容をチェックすれば、求められる人材像が見えてくる。

この記事は、DODAエンジニア/インテリジェンスの記事を再編集して掲載しています

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