なぜ今時フルスクラッチにこだわる? 中の人に聞いた2012年4月人気記事

自分研の月間人気記事ランキングをお届けします。

» 2012年05月07日 00時00分 公開

 @IT自分戦略研究所の2012年4月新着記事、人気記事トップ10を紹介します(先月分はこちら)。

順位 4月の新着記事
月間アクセスランキング
1 「普通」は「異常」
【エンジニアライフ】おすすめエンジニアライフ
2 エンジニア座談会「俺、給料これだけ下がったぜ!」
【キャリア実現】エンジニアなう
3 『日本語入力を支える技術』――複雑な、あまりに複雑な“日本語入力”の解体新書
【エンジニアライフ】晴読雨読@エンジニアライフ
4 システムを持たぬ時代に、あえてフルスクラッチに特化する:前編
【スキル創造】SEの未来を開く、フルスクラッチ開発術
5 エンジニアの80%以上が机の中にカップラーメンを常備
【エンジニアライフ】おすすめエンジニアライフ
6 サバイバル精神が、時にエンジニアを鬼にする
【コミュニティ】月刊エンジニアライフ
7 指示しないリーダー像:プロダクトオーナーは舵取り役
【スキル創造】開発チームを改善するためのスクラムTips
8 社会保険料は、なぜこの額が天引きされるのか
【スキル創造】お茶でも飲みながら会計入門
9 人類がプログラミングをやめるまで、フルスクラッチの仕事は残る
【スキル創造】SEの未来を開く、フルスクラッチ開発術
10 Web系SIerの採用数は業務系の3倍、採用伸びに差
【キャリア実現】IT業界 転職市場最前線

自分の「普通」ノットイコール他人の「普通」

 編集部が独断と偏見でおすすめコラムを紹介する「おすすめエンジニアライフ」、「『普通』は『異常』」が1位でした。

 タイトルの元となったのは、『Crazy for life(セイカツ イチバン、IT ニバン)』のonoT氏によるコラム 「知的エンジニアライフの方法 (4)伝え方」。onoT氏は、「自分の普通が、他の人にとっても普通だと思わないように」と忠告しています。

 例えば、仕事の頼み方を考えてみよう。メールで依頼しただけで、作業を頼んだと思い込んでいないでしょうか? しかし、文章だけでは細かいニュアンスなどが伝わりにくいものです。自分が知っていることを、相手が知っているとは限らないのです。しかし、「自分が考えていることは普通」だと思っていると、ついこのことを忘れてしまいます。

  伝える側は、正しく伝わったかどうかを確認する。伝えられた側は、自分の解釈をフィードバックする。そうすることで、本当の意思疎通が可能となると、コラムは締めくくっています。


新連載:プログラムレスの今こそ、あえてフルスクラッチにこだわる

 4月の新連載は「SEの未来を開く、フルスクラッチ開発術」。「今、あえてフルスクラッチにこだわる」企業に、その理由をインタビューする連載です。

 フルスクラッチ専門でシステム開発を請け負う企業の経営者は、「フルスクラッチ開発が選択肢になり得る5つの理由」を挙げています。

  • フルスクラッチには確実な市場がある
  • パッケージのカスタマイズの方がリスキー
  • フルスクラッチに必要な技術はシンプルでつぶしがきく
  • 要件定義が難しくない
  • 仕様変更に柔軟に対応できる

 「プログラムレスの時代に、なぜあえてフルスクラッチ開発にこだわるのか」――その質問に、インタビュイーはこう答えています。「人類がプログラミングをやめるまでは、私たちの仕事はあり続けるでしょう」。筆者は、かつてフルスクラッチにこだわり“敗北”を宣言したエンジニアです。両者の突っ込んだ対談は、示唆に富んでいます。


書評:『日本語入力を支える技術』

 出版されるなりエンジニア界隈で「名著」を評判を集めた、『日本語入力を支える技術』の書評を公開しました。

『日本語入力を支える技術』――複雑な、あまりに複雑な“日本語入力”の解体新書

 日本語入力は、日本におけるソフトウェアすべてに使われる「空気のようなシステム」です。しかし、日本語という複雑極まるものをシステム化するためには、難易度が高く、極めて高度な技術が必要とされます。本書は、難易度が高い日本語入力のすべてを、どこまでも分かりやすく説明していると、書評担当者は激賞しています。

 アルゴリズムや日本語入力に興味がある人は、ぜひ読んでみるといいでしょう。

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