第4回 ITエンジニアファッションプチ改造計画
千葉大輔(@IT自分戦略研究所)
2006/10/20
■仕事が終わった後のイベント用に
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次はアフター5のコーディネイトだ。ITエンジニアは仕事が忙しいのでなかなかアフター“5”とはいかないかもしれないが、仕事が終わった後、友人たちとの飲み会や合コン、デートに行くときなど「もう少しカジュアルに」という場合はどうなるのだろうか。
写真を見てもらうと分かるように、オフィスにいるときのコーディネイトをベースに、インナーをボタンダウンシャツからTシャツに変えた。また靴とバッグも別のものにした。
「インナーと靴、バッグを変えるだけで アフター5仕様に。オフィスでちょこっと着替えるだけで雰囲気が変わります。Tシャツはオレンジベースのものやもう少し派手めなものと合わせるのも良いですね。白靴は何にでも合うので1足持っておくと便利です」
インナーと靴を変えるだけでぐっとカジュアルな雰囲気になった。インナーだけでもずいぶんと変わるので、靴を変えるのが面倒という人はバッグにTシャツを1枚忍ばせておくのもいいかもしれない。
「ジャケットの下に薄手のパーカーを合わせてみるのもよいです。上級者向けですが襟リブが長めのジャージを着るのもかなりおしゃれに見えます。オフィスのときの服装と同様ですが、トップスはタイトに、ボトムには余裕を持たせましょう。またバッグなど、それだけで雰囲気を変えられるアイテムにはお金を掛けて良いものを使うのがポイントです」
■オフはガラっとイメージを変えて
ユーズドジャージ 8900円 ニットキャップ 2900円 ミリタリーパンツ 4200円 リメイクコンバース 1万8800円 ビンテージバッグ 1万8000円 以上はすべて税抜きです。 |
最後に休日のコーディネイトをしてもらおう。ここではフットサルなど「スポーツに出掛ける」というシチュエーションで考えてもらった。それが次の写真だ。
ユーズドのジャージにミリタリーパンツを合わせて、オフィスやアフター5といったこれまでの服装や陳さんが普段着ている服装と比べても大きく雰囲気が変わった。陳さん自身は「自分でこういう格好をしようと思ってもなかなかできません」と着慣れない服に少しぎごちなさを感じているようだったが、なかなか決まっている。
「このコーディネイトのポイントもこれもトップをジャストサイズで着て、パンツをゆったりめにはくことですね。フットサルに行くときでもスポーツ過ぎず、何げなく決める大人な感じを意識してみました」
このコーディネイトでは前の2パターンと違い、帽子などの小物も合わせている。ほかに小物を組み合わせるとしたら、どんなものが考えられるのだろうか。
「合わせる小物は何でもOKです。ニットキャップの代わりにメッシュキャップを合わせてもいいですね」
■ファッションプチ改造を終えて
すべてのコーディネイトを試着した後、陳さんは開口一番「別の自分を発見した感じです」と笑顔で話してくれた。確かにどのコーディネイトもそれまでの陳さんのイメージにないものだ。ちなみにどのコーディネイトが一番気に入ったのか聞いてみた。「オフィスにいるときの服装ですね。スッキリとしていて3つの中では一番自分に合うと感じました」
これまでずっと着てきた服装から、ほかの服装を試すのはなかなか勇気がいる。その点、普段から着慣れている服装の延長にあるオフィス用のコーディネイトはそれほど抵抗感がないのだろう。しかし、自分が似合うと思う服と他人が見て似合うという服が違うこともファッションの奥が深いところだ。陳さんが「なかなかできない」といったオフのコーディネイトも筆者の目からは十分似合っていたように思う。
「今回、いろんな服を着てみて、これからはちょくちょくお店に行ってもっと服を見たいと感じました。これまでより服にかけるお金も増えそうです。まずはジャケットを買いたいです」
■たまには普段と違う服装も
今回3パターンのコーディネイトを紹介した。わずかな変化でも周りの見る目が変わるかもしれないし、自分の心持ちにも変化が表れるかもしれない。丸ごと全部は無理でも「これなら自分に取り入れられそう」という点が見つけてもらえたなら幸いだ。
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