CCNP
Cisco Certified Network Professional
2004/6/5
CCNPは、100から500以上のノードのネットワークを持つ組織に対する、LANおよびWANの設置、設定、トラブルシューティングを行えることを認定する。具体的には、セキュリティ、コンバージドネットワーク、QoS、VPN、およびブロードバンドテクノロジーといった分野の知識が必要とされている。
■試験内容
本資格試験は、2通りの試験の組み合わせがあり、受験者が選択することができる。選択できる試験の組み合わせは、表1のようになっている。
|
||||||||||
表1 試験の組み合わせとしては2通り |
試験の概要は表2のようになっており、CCNPとして認定されるには、表1で掲げた組み合わせのどちらかの試験すべてに合格しなくてはならない。
|
||||||||||||||
表2 CCNPの試験情報 |
各試験の試験時間や出題数、出題される内容といった詳細は、以下のようになっている。
|
||||||||||||||||||||||||
表3 各試験の概要 |
BSCI(642-801J)
BSCI試験は、主に、拡張IPアドレッシング、ルーティングの原理、EIGRPの設定、Open Shortest Path Firstプロトコルの設定、IS-ISプロトコルの設定、ルーティングアップデートの操作、および基本的なBGPの設定について出題されている。
BCMSN(642-811J)
BCMSN試験は、主に、スイッチングテクノロジ、実装と運用、プランニングと設計、およびトラブルシューティングについて出題されている。
BCRAN(642-821J)
BCRAN試験は、主に、WAN テクノロジの一般的な知識、実装と運用、プランニングと設計、およびトラブルシューティングについて出題されている。
CIT(642-831J)
CIT試験は、ベースラインの確立、効果的なトラブルシューティング戦略の決定、物理層およびデータリンク層における問題の解決、ネットワーク層における問題の解決、トランスポート層およびアプリケーション層における問題の解決に関する内容について出題されている。
COMP(642-891J)
COMP試験は、BSCI、BCMSN両試験の範囲をカバーする試験で、本試験への合格がCCNP取得への最短パスとなる。
■再認定
CCNPには3年間の有効期限が設けてあり、取得してから3年が経過するとComposite(642-891J)試験を受験し、再認定を受けなければならない。
■合格後のスキルパス
CCNP合格後は、より大規模LANに対応できる専門的資格であるCCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)を目指すことができる。
[関連記事]
eラーニングでCCNAを目指せ!(0)
[関連サービス]
ITトレメ
[関連URL]
シスコシステムズのCCNPのページ
@IT自分戦略研究所は2014年2月、@ITのフォーラムになりました。
現在ご覧いただいている記事は、既掲載記事をアーカイブ化したものです。新着記事は、 新しくなったトップページよりご覧ください。
これからも、@IT自分戦略研究所をよろしくお願いいたします。