情報処理技術者試験 高度共通午前I

問題 (2018年10月30日)

多重プログラミングを行っているシステムで、システム全体のスループット低下を招くようなプログラムの組合せはどれか。 <18年SM問23>

○ 1. 正解です!

【解説】 多重プログラミングを行っているシステムでは、複数のプログラムが相互に資源を有効活用することによってスループットを向上できる。例えば、実行中のプログラムが入出力処理を行うと、CPU使用権を解放し、待機(待ち)状態となる。その結果、ほかのプログラムが実行できるようになるので、スループットの向上に寄与する。

一方、複数のプログラムで同じ資源を競合する状態が生じると、システム全体のスループットは低下する。例えば、複数のプログラムが演算処理ばかりを行うと、CPU資源を競合することになる。その結果、ほとんどのプログラムがCPUの割り当てを待っている状態となり、システム全体のスループットが低下する。

よって、演算処理が中心となるプログラム同士を同時に実行した場合、システム全体のスループットの低下が予想される。

2:共有データを格納したメモリ領域の参照では、資源の競合は起こらない。
3:異なる磁気ディスクへのアクセスでは、資源の競合は起こらない。
4:入力操作による待ち時間は、CPU使用時間に比べて長いので、CPU資源の競合頻度は低くなる。複数のプログラムが同時に入力完了通知を行うという非常に確率の低い状況が頻発しない限り、システムのスループットの低下を招くことはない。

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