成長が確実視される「組み込み分野」に参入するニスコム
〜新しいチャレンジに積極的なエンジニアを募集〜
携帯電話やカーナビゲーションシステム、そして情報家電など、ハードウェアの中に組み込まれて働くソフトウェア、いわゆる「組み込み系ソフトウェア」の重要性が急速に高まっている。この新しい分野でソフトウェアエンジニアとしてのキャリアを築こうと考えるとき、最適な環境を提供している企業がニスコムだ。その理由は。 |
■経験よりもポテンシャルを重視
常に時代の半歩先を的確に見極め、顧客重視の姿勢で堅実に業績を伸ばしてきたニスコム。そのニスコムが考える次の「半歩先にあるもの」の1つがエンベデッド(組み込み分野)だ。なぜ、同社はこの分野への進出を決めたのか。理由は簡単。携帯端末や情報家電など社会的な関心も高く、急成長が確実視されているのがこの分野だからだ。
同社は進出にあたり、将来のリーダー候補を視野に入れたエンジニアを募集する。経験よりエンジニアとしてのポテンシャルを重視しており、「組み込み系については未経験でもかまわない」(エンベデッド・ソリューション事業部長 大澤弘毅氏)という。
■堅実に時代の要請に応える企業
ニスコムは1972年に設立された、IT業界では長い歴史を持つ独立系のシステムハウスだ。主にソフトウェアと人材派遣の2本柱で事業を推進している。ソフトウェアでは官公庁、医療、金融業界を中心としたシステムのコンサルティング、構築、開発から運用サポート、そして大手通信キャリアを中心としたネットワークインフラの構築、運用管理、保守までトータルでカバーする能力と体力を併せ持つ。誠実に顧客の要望に応えながら、着実に技術力を研磨させてきており、近年ではLinuxを中心としたIA(インテル・アーキテクチャ)ソリューション分野にも進出し、大手ISPの法人向けメールシステムをLinuxで再構築するなど、着実に実績を残し始めている。
これらシステム開発、システムサポート、IAソリューションは互いに連携し、同社の主要なソフトウェア事業を構成している。実績の蓄積は顧客や取引先と信頼関係をより強固にし、次のプロジェクトへと発展させるなど好循環をもたらしている。「幅広い顧客層とソリューション展開は、独立系システムハウス最大の強み」(リクルート&マーケティング部 國井優和氏)であり、こうした強みを十分活かして顧客重視の姿勢を忘れずに手堅く業績を伸ばし続けているのがニスコムなのである。
■エンベデッド・ソリューション事業部創設
「携帯電話の次には、カーナビやETCなどを」と意気込みを見せる、エンベデッド・ソリューション事業部 事業部長 大澤弘毅氏 |
一方、IT業界では組み込み系のニーズが日ごとに高まっている。いい例が携帯電話だ。半年単位で新機種が発表され、驚異的な進化を遂げているのは周知の通り。携帯電話だけにとどまらず、携帯端末や情報家電、あるいはカーナビのような自動車搭載機器などにおいて、組み込み系ソフトウェアの市場が拡大していることは想像に難くない。
そうした時勢に加え複数の取引先からの強い要請もあり、ニスコムは昨年末ごろから携帯電話向けのソフトウェア開発に着手。そして2004年2月、正式に組み込み系ソフトウェアを扱う新事業部として「エンベデッド・ソリューション事業部」が創設された。同社にとって全く新しい取り組みであり、構成する社員はいずれも企業向けの大規模システム開発に携わってきた人が中心だが、これまで培ったソフトウェア開発のノウハウを活かして新しい分野での取り組みを進めている。
エンベデッド・ソリューション事業部では現在のところ、携帯電話に組み込まれるアドレス帳などをJavaで開発する、といった案件に対応している。今後の展望として同事業部長である大澤弘毅氏は「携帯電話の次には車載器、つまりカーナビやETCなどを考えています。個人的にはオーディオ家電なども積極的に取り組んでいき、遠くない将来には海外進出も視野に入れている」と意気込みを見せる。
同社にとって組み込み系のビジネスは未開拓の分野であり「提案すれば採用される可能性は高い。積極的に新しい発想を提案するようなセンスを持つ人ならば、すぐに活躍できるフィールドがある」と大澤氏は語る。今後の事業部の成長を考えると、エンジニアとしてスキルの獲得に積極的なことはもちろん、将来の事業の成長を踏まえたリーダーシップを持つ人材が望ましいということだろう。
■コンパクトで、正確な開発が求められる
組み込み系のソフトウェア開発は、従来の企業向けシステムの開発とは異なる特徴がいくつかある。まずシステムの規模だ。企業向けシステムはERPやEAIなど機能を拡張し、複数のコンピュータで連携を取るなど、規模が巨大化する傾向にある。一方で組み込み系システムの機能と環境はハードウェアコストの厳しい制約などから必要最低限に絞られる。製品にもよるが、たいてい電源を入れたらすぐに起動して、目的の機能を正確かつ頑丈に実行できなくてはならない。無駄を一切省いたシステムを構築する技術力が要求される。
さらに決定的に違うのが、「リリースした後はシステムの修正や差し替えができない」ということだ。企業向けのシステムであれば、あとからパッチをあてたり、修正ソフトを配布するのはそう難しいことではない。だが組み込み系となると、プログラムは装置と一体化し、開発者の手の届かないところで稼働する。万が一、プログラムに致命的な問題があれば回収するしかない。そのため、組み込み系の開発では完成度の高さが要求される。
現場の苦労談を聞くと、エミュレータで正しく動くことを確認していたのに、実機では期待通りに動かないことも発生するという。エミュレータといってもメモリを豊富に持つパソコン上で稼働するので、OSがうまく処理してしまうのかもしれない。こうした予期せぬ事態に対応するためにも「組み込み系では特にOSの理解が重要になります」と大澤氏は指摘する。
■成果の手応えがエンジニアの快感に
こうした環境でのソフトウェア開発について、同社エンベデッド・ソリューション事業部の現場の開発者たちはこれまでと違った「やりがい」を感じていると大澤氏はいう。
「これまでのシステムでは、開発者がエンドユーザーになることはありませんでした。例えば金融系のシステムなら、開発者は金融系企業の社員ではないので、エンドユーザーが得る恩恵は間接的または客観的にしか把握できませんでした。しかし、組み込み系ならエンドユーザーの恩恵を直接体験することができます。開発者は携帯のボタンを押してユーザーとしての感動を味わいながら、成果を実感しています」。また、量販店に行けば自分が開発に携わった製品を手にして知り合いに自慢できる。こんなに分かり易いことはない。自分の仕事の成果が目に見えること、影響範囲が広いことで感じる醍醐味は格別だそうだ。成果物が製品という形に現れることからも「まさにものづくりに通じる達成感がある」と大澤氏はいう。
■システム開発経験者なら転職は可能
では実際に組み込み系の開発に携わるにはどんなスキルが要るだろうか。大澤氏によると「当部署では主にCとJavaを使います。CならC++、オブジェクト指向を理解していることが大切です。組み込み系の経験がなくても、尻込みすることはありません。興味を持っていることが重要です。スキル習得までのスキームはこちらでひきます」と頼もしい。
一般的にシステム開発の経験者が組み込み系に転職したとして、どの程度の期間で実践レベルまで達するのかと問うと「一概には言えませんが、開発に慣れた人で1カ月くらいでは」と大澤氏は答える。つまりシステム開発についてある程度の経験があるならば、それを活かして組み込み系へと手を広げることはそう難しくはない。全くゼロからの再出発ではないのだ。
一方で、具体的な開発周期、プロセス管理、開発環境、検証方法に至る部分は、従来の企業向けシステム開発と共通することが多いという。ニスコムにおける組み込み系開発現場にしても、約3カ月周期でプロジェクトをこなし、一般的なWindowsマシンでエミュレータを使いながら開発をしているという。プログラムが一通り完成すると、ROMに焼いてから実機で検証し成果を確認することになる。
■長年培った開発力と信頼関係をてこに
成長市場と見込まれる組み込み系の開発に参入したニスコム。同社で組み込み系エンジニアとなることで得られる、「他社にはないメリット」とは何だろうか。
1つは、この分野へは新規参入であっても、企業全体でのシステム開発の経験やメーカーとの付き合いの歴史は長いので、開発に取り組む企業環境として組織的なサポート体制がすでに万全であるということだ。例えば、メーカーと密な関係で開発することが多い組み込み系の開発でも、独立系システムハウスという強みを活かして幅広い経験を積むことができると大澤氏は言う。
「ニスコムは独立系だから特定のベンダーに依存しません。組み込み系はベンダーがメーカーをがっちり固めていて新規参入は難しいと思われがちですが、ニスコムならこれまでの広い交流関係をうまく活用できます。もし、組み込み系の研究開発に専念したいというのであればメーカーや研究機関に入るのがいいでしょう。しかし、組織的な制約に縛られることなく組み込み系のテクニカルスキルを身につけていきたいというのであれば、ニスコムの立場は有利だと考えることができます」
技術者の育成支援の面でもニスコムはとても頼もしい土壌がある。資格取得で下記のような手厚い教育プログラムがあるのだ。
(1) 資格試験の受験料負担(1つの資格に対し2度まで)
(2) 合格報奨金
(3) 資格手当
つまり、技術者試験は1つの資格に対し2度まで会社が負担してくれて、合格すれば合格報奨金、それ以降は資格手当がつく。そのため、情報処理技術者試験からベンダ試験まで資格取得者が社内にひしめいている。また、プロジェクトを通じて技術を得たら資格につなげるという社風も追い風にある。
同社リクルート&マーケティング部の國井優和氏はニスコムのエンジニア像をこう語る。「ニスコムでは顧客の利益を重視していますから、ビジネスモデル全体を通してみると、顧客の要求に対しては常に誠実にお答えしなければなりません。 その一方で、エンジニア個人に目を移すと、各々の ビジョンにこだわりを持ち、新しい技術の取得やキャリアに対しては積極的な人が多いですね」。顧客に誠実で、自分の成長に積極的だというのがニスコムの社風でありエンジニア像なのだ。
こうした、社員をサポートする環境と社風が整った中で、新たな分野である組み込み系というキャリアに挑戦できるというのは、エンジニアとして絶好のチャンスといえるのではないだろうか。
お問い合わせ・応募先 |
ニスコム株式会社 本社リクルート&マーケティング部採用担当 TEL:0120-150-314 |
ニスコム株式会社
企画・制作:人財局
掲載内容有効期限:2004年5月31日
企業情報 |
ニスコム株式会社 東京都渋谷区渋谷1-15-21ポーラ渋谷ビル6F TEL:03-3797-7701(代表) FAX:03-3797-7710 ■設立 1972年2月12日 ■代表取締役社長 尾上 卓太郎 ■資本金 1億4020万円 ■営業内容 システムコンサルテーション・企画・設計・開発受託、システムエンジニア、プログラマー業務請負、システム運用サポート・ヘルプデスクの受託・業務請負、ネットワーク運用構築,IDC運用サポート業務請負、CAD・CAM技術者派遣、データエントリ業務受託・派遣、アウトソーシング事業 ■従業員数 2,313名(2003年12月31日) ■年商 117億7500万円(2003年12月実績) ■事業所 ●銀座オフィス 東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館5F ・ ビジネスサポート第一事業部/TEL:03-5219-1701 ・ ビジネスサポート第二事業部/TEL:03-5219-1700 ●大阪オフィス 大阪府大阪市北区梅田1-11-4-722 大阪駅前第4ビル7階22号 TEL 06-6341-7181(代表)FAX 06-6341-7180 ●名古屋オフィス 名古屋市中区新栄町1-1 明治安田生命名古屋ビル8F TEL:052-950-6971 FAX:052-950-6970 ●福岡オフィス 福岡市中央区天神2-12-1 天神ビル4F TEL:092-738-0171 FAX:092-771-6260 ●札幌オフィス 札幌市中央区大通西4-1 道銀ビル10F TEL:011-290-5231 FAX:011-290-5230
●給与 初任給 中途入社の場合、年齢,経験,能力を考慮の上、当社規定により優遇 ●諸手当 交通費全額支給,資格手当,住宅手当,残業手当 ●賞与 年2回(6月,12月) ●勤務時間 9:00〜17:35(原則勤務の場合) ※その他一部フレックスタイム制・シフト制あり ●休日・休暇 完全週休2日制、慶弔、特別休暇、年次有給休暇初年度12日 ●福利厚生 健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険、財形、保養所、独身寮 ●その他諸制度 資格支援制度あり (平成16年4月20日現在) |
お問い合わせ |
ニスコム株式会社 本社リクルート&マーケティング部採用担当 TEL:0120-150-314 詳しくはニスコムのWebサイトへ |