| 周りが結婚し始めて内心焦っているものの、「忙しくて出会いがない」とお嘆きのITエンジニアはいないだろうか。何事も動かなければ始まらない。出会いは向こうからやって来てくれるわけではないのだ。同じ悩みを持つ独身記者が、結婚相手紹介サービスのアドヴァイザーに「ITエンジニアの婚活」について相談してみた。 |
世は「婚活」ブーム。右を向いても左を向いても「結婚」という言葉で溢れ返っている。それを見る記者（＠IT自分戦略研究所編集担当。独身。男）は、馬鹿馬鹿しいと切って捨てることができない。同期や友人はどんどん結婚していく。焦るわけではないが、気になるのは否定できない。
そんな折、結婚相手紹介サービスへの取材の話が舞い込んだ。
「結婚が気になるなら、アドヴァイザーさんに相談してみたら？」
思い切り公私混同であるが、気にしてはいけない。果たして結婚相手紹介サービスとはどんなことをしてくれるところなのだろうか。本当に記者を結婚へと導いてくれるのだろうか。意外と知らない「結婚相手紹介サービス」の秘密を探るため、イオングループの結婚相手紹介サービス「ツヴァイ」へと足を運んだ。
ツヴァイのオフィスに到着
明るくて入りやすいエントランスだ
毎月、お互い条件に合う人の紹介書が届く
「ツヴァイの会員は女性の方が多いんですよ」
取材に応じてくれたツヴァイ チーフアドヴァイザーの影澤紗恵さんは、そのように教えてくれた。正直なところ意外である。てっきり男性会員の方が多いとばかり思っていたが、男女比は49：51で、やや女性の方が多いのだという。「婚活」は女性の方が積極的、ということだろうか。
会員たちの思いは共通。「皆さん、良い出会いを求めていらっしゃいます」とのことだ。だが入会すれば安心、ということではないらしい。
そもそも結婚相手紹介サービスとはどのような仕組みになっているのだろうか。
ツヴァイ チーフアドヴァイザー
影澤紗恵さん
「適合性診断によるパートナー候補のご紹介がメインのサービスです。ご入会前の無料カウンセリング時に皆さんのご結婚観や相手に求めるものなどを詳細に、データフォームに記載していただき、それを元にご紹介人数がどれくらいいるかをご案内させていただきます」
ツヴァイ独自のシステムでユニークなのは、自分の診断結果に合う相手のデータが届けられる際、同時に相手にも自分のデータが送られている、という点だ。つまり、自分にとっても相手にとっても「合う」組み合わせが紹介されるのである。一方的ではなく双方向。これはちょっとうれしい。
入会時点の適合性診断で紹介対象者数が分かり、それを元に入会コースを決める。ここであまり高望みをし過ぎると規定人数に満たなくなるので注意が必要だ。その場合、「マリッジカウンセラーと相談して、条件のプライオリティの整理・見直しをしてもらう」（影澤さん）のだという。
どこかで聞いたことのある話だな、と記者は思った。そう、転職活動にそっくりなのだ。人材紹介会社を利用したことのある読者ならお分かりだと思うが、転職活動は自分の求める条件を提示するところから始まる。ここで自分の市場価値を大きく外れてしまえば、紹介できる求人案件はなくなってしまう。「年収1000万円は無理ですよ……」とキャリアカウンセラーと相談することになる、あの状況とまったく同じである。
無事コースが決まれば、あとは毎月、適合性の高いパートナーを紹介してもらえる。「毎月、パートナー候補のデータが届くのが病みつきになる人もいるみたいですよ」と影澤さんは語る。お互いの条件にマッチした者同士を引き合わせるのだから、このサービスを通じた成婚率が高いというのも納得だ。
ちなみに、送られてくる「パートナー紹介書」には個人が特定できる詳細なプロフィールや電話番号、顔写真などは掲載されていない。相手の写真を確認したければ、実際に店舗に足を運ばなければならない。ちょっと面倒だなあ、と思ってしまうが、影澤さんは次のように語る。
「セキュリティを第一に考えた結果です。個人が特定できる詳細なプロフィールや顔写真が不用意に流出しないようにしているのです」
女性会員が多いのは、セキュリティ面での安心感という理由が大きいのだという。それであれば納得だ。
スキルアップセミナーで自分磨き
このほか、会員向けのパーティやイベントを1年に2100回以上（2008年度実績）開催している。一般的なブッフェスタイルのパーティからティーパーティ、テニス、ゴルフ、クッキング体験とさまざまだ。「人見知りをしてしまう」というITエンジニアは、異業種交流会のつもりで参加してみるといいだろう。「男性同士で意気投合して、お友達になってしまう人もいるんですよ」と影澤さんは苦笑い。
スキルアップセミナーも毎月、さまざまなものを開催している。いくつかピックアップしよう。
- デートで使える簡単マナー
- 表情筋レッスン 高感度アップ！ フェイスニングセミナー
- カリスマスタイリストによるファッションセミナー
- アナタの魅力アップ！ 会話術セミナー
- ファイナンシャルプランニング講座
簡単マナーやファッションセミナーは「いかにも」だが、通常のビジネスセミナーとして開催してもおかしくないような内容が散見されるのは意外だ。
「自分磨きの場だと思ってください。各種セミナーは良い出会いのためではありますが、ビジネス面でプラスになったというアンケート結果も少なくありません。自分の魅力に気付くチャンスなのです」
なるほど、結婚相手を探しながらビジネスパーソンとしてもスキルアップできるのであれば、一石二鳥である。
技術系男性はニーズが高い！
なかなか良さそうだなとは思うが、それでもやっぱり不安はある。とはいえ、ツヴァイが法人会員として加入している企業名を見ると信頼できそうである。多くの大手企業が「社員の福利厚生の一貫」としてツヴァイに法人会員として加入している。IT系企業やメーカーも少なくない。例えば日本アイ・ビー・エム、キヤノン、シャープ労働組合、東芝労働組合本社支部、三菱電機、日本ユニシス労働組合、TISなど。法人会員経由でエンジニアの会員は少なくないそうだ。
「実は、技術系の男性はニーズが高いんですよ」
影澤さんはそのように語る。女性が結婚後も働き続けるのが決して珍しくなくなった昨今、「理解ある夫」を求めるケースが増えてきた。技術系の男性は「最初は取っ付きづらいが、話すと面白いし、理解がある」と女性に好意的に見られているのだという。「女性側がやりたいことを、ごちゃごちゃいわずにやらせてくれるのは理系男性、というイメージがあるみたいです」と影澤さんは笑う。
一方で、「こんな人はなかなかうまくいかない」というケースもある。技術系男性に多いのが「確率を気にする人」なのだという。
「何人に会うと成婚率が何％、などを気にする人が多い。これはとても残念なことです。相手は人間なのだから、確率や統計は通用しません。確率を気にするんじゃなくて、人と会うことを楽しんでほしい。人との出会いはもっと面白いものなのですから」
婚活を通じて自分を磨き、多くの人と出会い、自分の魅力に気付く。婚活は「結婚」というゴール以外に、多くの面であなたを成長させてくれることだろう。
繰り返すが、婚活は転職活動と似ている。もしあなたが転職経験者であれば、それと同じイメージで動けばいい。結婚も転職も「ご縁」だとよくいわれる。縁を求めて活動することで、知らず知らずのうちに成長する――たまにはそんな「スキルアップ」も悪くないだろう。ツヴァイのWebサイトでは「あなたの結婚EQチェック」という診断サービスを実施しているので、気になる人は試してみてはいかがだろうか。
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提供：株式会社ツヴァイ
企画：アイティメディア営業企画
制作：＠IT自分戦略研究所 編集部
掲載内容有効期限：2010年1月31日
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