自分戦略研究所 | 自分戦略研究室 | キャリア実現研究室 | スキル創造研究室 | コミュニティ活動支援室 | エンジニアライフ | ITトレメ | 転職サーチ | 派遣Plus |

エンジニアライフ 年末特別企画
座談会:「エンジニアライフ」をめぐるごきげんな日々

@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ事務局
2009/12/25

エンジニアライフの2009年を、担当編集者ズが振り返る。2009年ランキングから印象に残った記事、編集者お気に入りのコラムまでを一気に紹介する

1 2次のページ

  2008年9月10日にスタートした「エンジニアライフ」。日々、多くのコラムニストがさまざまなコラムを公開している。

 今年、1周年を迎えたエンジニアライフ。コラムニスト数も大幅に増加した。年末特集として、担当編集者2人が「2009年のエンジニアライフ」を振り返る。今年公開されたコラムを振り返りながら、印象に残ったコラムやコラムニストを紹介。2009年の「年間アクセスランキング」もあわせて発表する。

◇ ◇ ◇

「2009年にどんなコラムがよく読まれたのか」を紹介します

岑:こんにちは、岑です。

金武:金武です。さて、年末の特別企画ということで、2009年のエンジニアライフを振り返ってみたいと思います。

岑:今年からエンジニアライフ担当が2人になったんだよね。金武さんがうちの編集部に来たのっていつだっけ?

金武:今年の5月です。自分研編集部での初仕事がエンジニアライフでした。

岑:あれ、そうだっけ? 月日が立つのは早いね。さて、「月刊エンジニアライフ」を参考にしながら、今年のエンジニアライフをざっとおさらいしましょう。

1月〜3月:生島社長、現る

岑:1月のトピックといえば、生島勘富氏のコラムニストデビューですね。『ベンチャー社長で技術者で』のコラムが登場早々、ランキングをほぼ独占したという伝説を作りました。他にも、あずKさんの『It's Party Time!』や、はやしさとしさんの『XML乱舞』などが登場しました。

金武:1月で印象に残っているコラムはありますか?

岑:かわばたあいさんの「6歳で心筋梗塞になって、学んだこと。」が素敵でしたね。かわばたさんは6歳のとき心筋梗塞になったそうです。「明日死んでも後悔しないためには何をすればいいんだろう」と考えて、6歳のときに作った「毎日を“いい日”にする3カ条」を紹介してくれました。

金武:どれも大事なことばかりですね。シンプルで格好良い。

岑:ですよね。ものすごく印象に残っているいいコラムです。

金武:2月の1位は『ドロップアウトからのキャリア七転び八起き』の「ボクは29歳、無職で21世紀をむかえた」。タイトルが目を引きますね。そして……あら、懐かしの顔が。

岑:組長さんの『“アラサー”IT系女子の来し方行く末 』ですね。「文系女子のヘルプデスク、かつアラサー」ということで、自分のキャリアを見つめなおそうとコラムニストに参加してくれました。彼女は、もともとコメントをよく投稿していたそうです。

金武:組長さんは、いまでもよくコラムを投稿してくれています。いつも必ずランキング上位に食い込んできますよね。

岑:隠れファンが多いんじゃないでしょうか(笑)。この月は朝之丞さんや逆転仕事術さんが登場しています。

金武:3月の1位は「最近応募が多いのはこんなエンジニア」。転職系の記事が上位に来ています。このときはまだ、そんなに転職市場も冷え込んでいなかったんですね。

エンジニアライフ
コラムニスト募集中!
あなたも@ITでコラムを書いてみないか

自分のスキル・キャリアの棚卸し、勉強会のレポート、 プロとしてのアドバイス……書くことは無限にある!

コードもコラムも書けるエンジニアになりたい挑戦者からの応募、絶賛受付中

岑:そうですね。そうだ、3月は老婆こと元エンジニアXさんの『デスマーチで嫁(い)き遅れました』が店じまいとなりました。非常にやさしい感じの隠れ名コラムでした。彼女は初めから全10回でコラムを書くと決めていたんですね。なぜエンジニアをやめたのかという理由を明かしたラスト2回「うらみ・ます」「さよなら夏の日」は静かな反響を呼びました。

金武:いまのエンジニアライフにはない雰囲気のコラムですね。

岑:そうですね。後継者をいつでもお待ちしています。

4月〜6月:「常駐SE」問題とVB6の話題が白熱

金武:さて、新年度の4月に移ろうと思います。未経験なのに「開発経験3年」という経歴書とともに客先へ派遣された『開発現場が変わるハッピー・コミュニケーション術』の「常駐SEはつらいよ!」が堂々の1位を飾りました。

岑:このコラムは議論を呼びました。コメント欄では「つらい環境を乗り越えて成長すべき」「IT業界の悪しき慣例だ」など、さまざまな意見が寄せられました。

金武:5月もやはり4月と同じように「常駐SEはつらいよ!」が圧倒的な強さを誇っています。

岑:金武がエンジニアライフで仕事を始めた月だよね。何か思い出深いコラムはある?

金武:そうですね。朝之丞さんの「体育会系が多かったあの頃」を読んだとき、すごい世界があるものだ……と思いました。あと、ゲーム系のコラムが多かったなあという印象があります。

岑:確かに、『ワーク×ライフ・エンジニアリング』の「エンジニアなのにファイヤーエムブレム」とか『XML乱舞』の「ファミコン風ドット絵にグッときてしまった」とか。がランキング上位に来ていますね。

金武:逆転仕事術さんのゲームからビジネススキルを学ぶ連載ですね。「ゲームとビジネスは関係ないように見えて実は関係ある」シリーズと紹介したら、逆転仕事術さんがそれを採用してくださったんですよね。なつかしいです。

岑:さて、6月。5月末に『プログラマで、生きている』のひでみさんが鮮烈なデビューを飾りました!

金武:名コラム「プログラマなんかで終わりたい」ですね。ひでみさんのコラムはどれも好きだけど、個人的にはこのコラムが一番好きです。

岑:そして、ランキング上位が生島さんだらけという(笑)。6月は、VB6関連の議論が盛り上がりました。Ahfさんによる『地方からの戯言』のコラムで出た「XP ModeはVB6の不適切な延命につながるのではないか」という提言から議論が発生したんですよね。

金武:生島社長がスピンオフコラム「VB6を使い続けること」を執筆してくれました。また、この月はベテラン・コメンテーターのビガー氏が、コラムニストとして登場しています(『真の顧客満足を目指して』)。この頃から、コメント投稿者のコラムニスト参加が増えてきたような印象があります。

7月〜9月:エンジニアライフ小説の流れを作った「残業課長」

岑:さて、夏です。7月は、新規コラムニストの方がものすごい勢いで上位に食い込んだ月でした。

金武:ぱっと見目立つのが、ギャルプログラマの森姫さんですよね。『恋愛感情で仕事はできるか?』の「ギャルプログラマの生い立ち」。初めてこのコラムを編集したとき、「なんかすごいコラムニストがやってきたなあ」と思いました。最初に「好きです」って毎回告白するところがいいなと。

岑:そうですね。後は、エンジニアライフの硬派担当、にゃん太郎さんの『ソフトウェア開発に幸せな未来はあるのか』が登場しています。あとは、ひでみさんの「カッコをつけたコードはカッコわるいのか論争」

金武:コメント欄がものすごく伸びましたよね。Fizzbuzzのときも思いましたが、コード関係のコラムは、普段コメントをしない方もどんどん参加してくるため、コメント欄がのびる印象があります。

岑:そうですね。では8月。夏休みにお盆、そして「残業課長」です!

金武:編集者&コラムニストの初コラボ企画でした。お盆のころはあまりコラムが投稿されないこともあって、「どうしようかな」と思っていたんですね。そしたら逆転仕事術さんから「ドラマっぽいものをやりませんか?」と企画をいただきました。「やりましょう!」と即答して、2週間ぐらいお話をしながら一緒に作った思い出があります。

岑:「残業課長」は、「久美チヨシリーズ」「アットマークマキアートシリーズ」「わたしのみらい」など、この後に続く「エンジニア小説」の流れを作ったコラムですね。この小説には、コラムニストの方がこっそり登場していたりと、エンジニアライフファンにはたまらない仕掛けがいろいろしてありました。

金武:そういえば、8月は生島社長の「〜のススメ」シリーズが出た月ですね。「ススメ」シリーズは、確かTwitter上で生島さんとお話をしてタイトル決めをした記憶があります。

岑:あれ、8月ってもう公式Twitter始めてたんだっけ?

金武:始めてました! この頃から、いろいろなコラムニストさんと直にお話をするようになったので、個人的にはとても印象深い月でした。

岑:ここらへんは、記憶に新しいですね。9月は『ベンチャー社長で技術者で』の「解雇のススメ」と『ソフトウェア開発に幸せな未来はあるのか』の「例外は例外だから例外じゃないの?」で、議論が大変盛り上がりました。

金武:確かに、「例外が多い」って不思議ですよね。後は、『プログラマで、生きている』の「上流でも下流でもない場所」も多くの人に読まれました。上流・下流の議論はいつも盛り上がりますね。

岑:9月は、9人のコラムニストが登場しました。そして、初の学生コラムニストのLotusさんが登場しています(『加速し続ける未来派IT技術』)。IT業界就職ラボが始まって、「エンジニアライフももう少しコラムニストの幅を広げよう」ということになったんですよね。初めて学生コラムニストからの応募があったときは、編集部内で喜びの声が上がりました。

金武:後は、勉強会方面で活躍するKwappaさんの『Wife Hacks 〜仕事と家族とコミュニティと〜』が登場しています。「IT資格取得」解説コラムの『システムオーディタ川辺の資格取得とキャリアアップ』も、個人的に毎回楽しみにしているコラムです。

10月〜12月:「ググるな危険」が歴代記録を更新

岑:そして10月。「勉強の秋」ブームだったのかどうかは分かりませんが、ベンチャー企業の入社試験Fizzbuzzを無駄に長く書いてみる遊びが流行しました。Fizzbuzzは、コメント欄がとても面白いことになっているので、ぜひ見てみてください。10月に、コラムニスト一覧をリニューアルしました。コラムニストの方からは「見やすくなった」と評判いただいております。ありがとうございます!

金武:10月には、2人目の高校生コラムニスト、サトにゃん氏も登場しました。11月には、伝説を作ったコラムが登場しました。『プログラマで、生きている』の「ググるな危険」。はてブの歴代記録を軽々と更新しました。あの怒涛の伸びっぷりは、編集部も見ていてかなりびっくりしました。ひでみさんからも「まさかこんなに伸びるとは思わなかった」というコメントをいただきました(笑)。

岑:コメント欄でさまざまな議論を呼び、スピンオフコラムも誕生しました(まとめ記事:「ググるな危険」を読み解く)。このコラムは本当にいろいろな方に読んでいただいたようです。取材先に行くと「ググるな危険」の話題が出ることがしばしばありましたよ。

金武:あ、わたしもです。いまでも常にランキング入りしているコラムですね。12月は、毎週新規コラムニストが登場する、というにぎやかな状況です。顔ぶれも多彩になってきましたよね。経営者から非ITエンジニア、若手の方からの応募も増えてきました。

岑:まだまだいろいろ語り足りないですが、そろそろ年間ランキングを発表しましょうか。

1 2次のページ


自分戦略研究所、フォーラム化のお知らせ

@IT自分戦略研究所は2014年2月、@ITのフォーラムになりました。

現在ご覧いただいている記事は、既掲載記事をアーカイブ化したものです。新着記事は、 新しくなったトップページよりご覧ください。

これからも、@IT自分戦略研究所をよろしくお願いいたします。