第1回 目標達成までやめない！ ダイエット継続宣言
千葉大輔（＠IT自分戦略研究所）
2007/9/5
「体重2けた」「半年で20kg減」を目標に、先月ついに感動の最終回を迎えた「ITエンジニアに贈るダイエット法実践編」。「あれ？ これって終わったんじゃないの？」と思う読者もいるかもしれない。だが、忘れてはいけない。先のダイエットは結局のところ、目標を達成できなかったのだ。
筆者の目標はあくまでも「体重2けた」。もうしばらく目にしていない数字だ。近ごろ、妙に足腰が痛む。先々の健康のためにもここであきらめてはいけない。
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図1 前回まで行っていたダイエットの軌跡。 |
「ITエンジニアに贈るダイエット法実践編」の最終回「いよいよ結果発表。ダイエットの成果はいかに？」の最後に次のように記した。
| さて、筆者のダイエット企画はここでいったん終了するが、当初の計画であった「20kg減」も「体重2けた」もまだ達成できていない。筆者のダイエットはまだまだ続く。次回（？）も体重の増減に一喜一憂したり、朝昼晩と何を食べようか真剣に悩む日々が続くだろう。お楽しみに！ |
それではもうしばらく、筆者のダイエットにお付き合いいただこうか。
■正攻法のダイエット
ダイエットには正攻法はあるが、万人に対する正解はない。これが半年間続けてきて、強く実感したことだ。正攻法は食生活を「コントロール」（「制限」ではない）して、摂取カロリー＜消費カロリーという状況をつくり出すことだ。
制限ではないと書いたのは、食事量を制限すると一時的に体重は減少するかもしれないが、それだけではその後にその体重を維持することは難しいからだ。消費カロリーを上げるには筋肉量が必要だ。食事を制限してはその筋肉が落ちてしまう。
そして何よりも食べない日が続くと、単純にものすごいストレスが発生する。ダイエットを経験した人なら分かるかもしれないが、無性に食べ物が食べたくなって、1日中そのことばかりを考えるようになる。そして1回たがが外れるとダイエット開始前よりも量を食べてしまうようになる。
正攻法で攻めるなら、栄養バランスの取れた食事を、それなりに規則正しく取ることが一番なのだ。しかし、これがなかなか難しい。そもそもの生活が不規則だと、まずその修正からしないといけない。栄養バランスの取れた食事も、外食やコンビニで食事をすませることが多いと大変なのだ。
その辺の苦労は「ITエンジニアに贈るダイエット法実践編」を見てもらうとよく分かるだろう。
■人それぞれのダイエット
しかし、その一方でダイエットには、多くの人に通用するような正解はない。それぞれの体質や生活習慣、精神力によって適しているダイエット方法は変わってくる。同じような食生活や同じような運動をしていても、体重が減少するという人もいるし、まったく変わらない、あるいは逆に体重が増えてしまったという人もいるかもしれない。上では食事制限の問題を挙げたが、例えば断食をして体重を減らし、減少した体重を維持できる人もいる。
日々現れては消えていくさまざまなダイエット法も、効果がある人とない人がいて実際に試してみないと分からないことが多い。その人によって正解が異なるのだ。もしかしたら、「好きなものを食べまくってやせる」。そんな正解だってあるかもしれない。いや、あってほしい……。
■ダイエットの正解探し
これまでダイエットを続けてきての反省点は山のようにあるのだが、その中に「もうちょっと新しいことに挑戦すればよかった」というものがある。正攻法で健康的にやせたい（というか、健康になるためにやせたい）という目的があったので、あくまで基本は食生活のコントロールと運動が重要であった。そのため、変化球的な方法にはなかなか手が出しにくかった。
しかし、いろいろな方法に手を出しておけば、もっといろいろな発見があったのかもしれない。いや、その代わり14kgの体重減少という結果が得られなくなった可能性もあったのだが……。
今回ダイエットを続けるに当たって、これまでとは違うことを考えている。それはもちろん「いろんなダイエットを試す」ということだ。正攻法でのダイエットは、目標未達成とはいえ、ある程度の結果を出すことができた。今度は自分にとっての「正解」であるダイエットを探すということだ。
■人柱を目指して
いろいろなダイエットに挑戦し、その様子を紹介することで、読者の人に自分自身の「正解」を見つけてもらうための手掛かりとしての記事をお届けする。つまり「人柱」となって読者に有益な情報を提供するのだ。
というわけで、来月以降はさまざまなダイエットを短いスパンで試し、その結果をお送りする。読者の中で「こんな面白いダイエットがある」とか「あるダイエット方法が気になっているけど、その効果がよく分からないので詳しく知りたい」とか「私はこれでやせました」というダイエット方法があれば、ぜひ教えてもらいたい。
必ずその方法にチャレンジするかどうかは置いといて、面白そうで気になるダイエット方法があれば、その方法を積極的に試していきたいと思う。
皆さんからの情報をお待ちしております。
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