第5回 年末大放談 「なぜ私たちはやせられないのか」
千葉大輔(@IT自分戦略研究所)
2007/12/27
2007年も残すところ数日。思い返せば2007年は年明けの1月からダイエットを開始し、何だかんだといいながら1年間ダイエット漬けとなり、減量に励んできた。ダイエット開始当初の体重は、124.5kg。20kg以上の体重減で目指すは2けたと頑張ってきたが、しかし、現在の体重は109.6kgと最近ダイエットの結果が結果が芳しくない。「お前は前回さぼっていただけだろ」という声も聞こえるような気がするが、それはちょっと脇に置いておく。ペアダイエットを共に誓ったBiz.ID編集部の鷹木さんもすでに「ダイエットもういいかなぁ」なんていっている。まったく何て人だ! とここでも自分を棚に上げて怒りをにじませる日々だ。
筆者は以前に「これはダイエットに限ったことではないが、物事を進めるときには、計画、実行、評価、改善というPDCAサイクルを使って進めることで継続的に効果を高めることができる」とダイエットについて語った(『参照しやすいログ管理が苦境を救う』参照)が、年末、そしてダイエット開始からもうすぐ1年が経過しようとしているこの時期に、自分たちのダイエットライフを振り返るべきではないか。そう考えた。
そこで今回は、筆者と鷹木記者が自分たちのダイエット生活を思い出しながら、「何がいけないのか」ということを追究する。追究に当たり、正しい評価を下すためには第3者の目が必要だということで、われわれ2人の席近くにデスクを構え、それぞれの生活を眺めているであろう人に参加をお願いした。まず1人目は、「新人編集者のJava学習物語」でおなじみの@IT自分戦略研究所の新人編集者荒井さん。2人目は、ITmediaニュースの新人記者宮本さん。2人に近くから見ていて、われわれのダイエットはどうなのかということを聞いてみた……はずだったのだが……。
■あれ? 反省会じゃ……
乾杯。筆者が飲んでいるのは焼酎のお湯割り。この時期は特にうまい。ちなみに筆者は麦焼酎をよく飲む |
12月某日、有楽町付近にある居酒屋の一室で反省会は始まった。宮本さんは仕事で遅れるということなので、筆者、鷹木さん、荒井さんの3人でまずは話をすることに。「乾杯!」の合図でスタート、3人ともお酒の入ったグラスを合わせる。ん? この時点で何かがおかしいと思った人がいるかもしれないが、まずはスルーしてほしい。
「まずはどんどん好きなもの頼んでいいですよ」と筆者、鷹木さんから荒井さんに声を掛ける。筆者がいうのも何だが、反省会という厳かな雰囲気ではない。そう反省会と銘打ちながら、当の本人たち(筆者、鷹木さん)は、「やせなかったなぁ。残念だなぁ」とは思っていても、反省という気持ちまでには至ってなかったのだ。「なぜやせないか」はこの時点ですでによく見えていた。「これはまずい」と察したのか、荒井さんは非常にさっぱりとしたメニューをオーダーしていた。グッジョブ、君はできる子だ! 後ほど、宮本さんも到着し話に加わった。
■お酒とつまみ、ご飯とおかず
荒井さんが頼んだメニュー。手前はトマトとアボカドのサラダ。奥はさめの軟骨の梅和え |
初っ端からお酒で乾杯したように、筆者と鷹木さんは酒が好きだ。筆者の場合、平日は飲まずに週末に深酒、鷹木さんは平日からどんどん飲むようだ。「いやー、飲まずにはやっていられない」とは鷹木さんの談。ビールやワインを中心にそれなりの量を飲むという。そしてよくよく話を聞くと、酒の量も多いが、それと同様にそのときにつまみも結構な量を食べるというのだ。
「3日分くらいの材料を買ってくるんだけど、『あ、うまい』と食べているうちに1日で終わることが結構な頻度である」と鷹木さんはにこやかに話す。おいしい料理でお酒も進む。料理と酒のあり方としては正しいのかもしれないが、これがダイエッターの食事となると話は別だ。互いの魅力を引き立ててはいけないのである。
しかし、この鷹木さんの告白を聞きながら、ぎくりとしている自分がそこにいた。「いまの話、『酒』を『ご飯』に当てはめたら、まんま自分の話になる」。筆者の場合は、平日に飲まないが夕食を多目に食べてしまうことがしばしばあるのだ。筆者は学生時代から自炊をしていて、いまでも週の半分くらいは自炊をするのだが、基本的に筆者の得意料理は「ご飯に合うおかず」だ。例えば、ホイコーローといった炒め物や肉じゃがなどの煮物。ちょっと濃い目の味付けのおかずと一緒に、ご飯を「ハフハフ」と食べるのが好きなのである。そして、筆者も鷹木さんと同様に3日くらいで使い切ろうと思って買った食材を「これはうまい」「もうちょっと作るか」などといいながら、1〜2日で食べてしまっている。
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