第3回 ナショナル・セミコンダクターが考えた“lucrative”事業

DOW JONES Business English
2009/3/17

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■英文和訳

ナショナル・セミコンダクター社が事業を縮小

ナショナル・セミコンダクター社が、総従業員数の26%、1700人以上を人員削減する計画である。これは、シリコンバレーの企業による不況対策としては最も劇的なものの1つだ。

このチップメーカーは、まず営業部門、製造部門およびサポート部門の従業員850人を解雇する。その後、いくつかの四半期をかけて、テキサスのチップ製造工場と中国にある組み立て工場や検査施設を徐々に閉鎖する予定だ。これにより、さらに875人が解雇される。

ナショナル・セミコンダクター社は、水曜日、第3会計四半期の利益が71%減少して2110万ドル、一株につき9セントだったと報告するとともに、コスト削減計画を発表した。同社の一年前の利益は7290万ドル、一株につき29セントだった。売上高は36%減少して2億9240万ドルだった。

この企業は、事業の焦点を低価格のチップ製造から、より収益性の高い特定の市場向けの製品、特にエネルギー管理に関連する製品の製造に長期的に移行させる計画を加速する一方で、損益分岐点を引き下げようと努力している。こうした事業の焦点の移行はアナログ・チップに依存するところが大きい。アナログ・チップの技術はデジタル・チップより前からあるが、以前の廉価な製造施設を利用するため、大きな収益を上げることができるのだ。

Source:The Wall Street Journal
Original Date:2009/3/12
業種:情報・通信業
トピック:製造


 

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