ITエンジニアにちょっと便利な早業仕事術

第2回 続・押し間違いやすいキーを無効化する

kizuki
2008/8/5

忙しいITエンジニアに無駄は禁物。本連載では、わずかな工夫と最小の努力で仕事をスムースにする、“小技”を紹介します。

  本日の早業仕事術: パーツを使って各種キーを無効化する 

 意図しないキーを押してしまってイライラするのを防ぐためにはキーを無効化するのがいちばん。今回はハード的にキーを無効化する方法を紹介する。

 [F1]キーや[Esc]キーなど、普段は全く利用していないのに、レイアウト的にうっかり押してしまいがちなキーは、何らかの方法で無効化しておくのがいい。そうすれば、何かの拍子に[F1]キーに触れてしまってヘルプが起動してしまったとか、フォームの入力中に[Esc]キーに触れてしまって文章がすべて消えてしまったというイライラを防ぐことができる。

キーロック。5個セット315円で、バルク品として販売されている

 こうしたキーを無効化する方法として、前回の「押し間違いやすいキーを無効化する」ではソフトウェアを用いた手順を紹介したが、今回はハード的に無効化する方法を紹介しよう。とはいってもキーを壊したり取り外すわけではなく、東プレが取り扱っている「キーロック」という専用のパーツを利用し、キーを押せなくしてしまう方法である。

 「キーロック」は、キーボードのベース部とキーの間に挟みこむことにより、ストロークをゼロ、要するに押せなくしてしまうパーツだ。使い方は簡単で、まずキートップ引き抜き工具を利用して、該当のキーを引っこ抜く。次にキーの軸に本パーツをはめ、再度キートップをはめ込めば完成だ。本来は「Realforce」シリーズなど、東プレ製のキーボードの専用品であるが、キーそのものの面積さえはみ出さなければ、多くの種類のキーボードに対応できるようだ。

至ってシンプルなプラ製のパーツだ
使い方その1。まずはキーを取り外す

その2、キーロックをはめる。ストロークが深いキーボードの場合、パーツは2枚重ねで利用したほうがよい場合もある

その3、再度キーをはめ込めば完成だ。押しても手応えがない状態になる

 前回の「押し間違いやすいキーを無効化する」で紹介したように、ソフトウェアで特定のキーを無効化する方法であれば、なまじキーの手応えがあるだけに、押しても画面に何ら反応がないことで、ムキになって何回も押してしまったりする。こうした場合は、本製品を利用して物理的に押せなくしてしまったほうが、直感的に理解しやすい。

 特に、ITリテラシーの低いユーザーが共有PCを扱う場合、突拍子もないキーを押してしまい、次に使うユーザーが迷惑をこうむる場合がある。今回紹介した方法は、こうした共有環境において、決まった操作だけを受け付けたい場合にも有効だといえるだろう。

この記事は、誠 Biz.IDに掲載された連載「3分LifeHacking:続・押し間違いやすいキーを無効化する」を再編集して掲載しています

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