ITエンジニアにちょっと便利な早業仕事術

第7回 アカウント名を悩まずに付ける方法

鷹木創(Biz.ID)
2009/1/7

忙しいITエンジニアに無駄は禁物。本連載では、わずかな工夫と最小の努力で仕事をスムースにする、“小技”を紹介します。

  本日の早業仕事術: 簡単で人と被りにくいアカウント名の付け方

 便利なオンラインサービスが増えているが、利用するにはアカウントの登録が必要なサービスも少なくない。筆者の場合、自分の名前を正直に登録することが多いが、ごくまれに「すでに登録されています」と登録できないこともある。

 ユニークなハンドルネームでもあれば別だが、なかなか思いつかない。何かいいアカウントはないだろうか――。そんなときにアカウント名を悩まずに付けられる方法を考えてみよう。

アルファベット編

アカウント名をリコメンドしてくれるサービスもあるが、気に入らない場合もある。画像はGoogleアカウントの登録画面

 おそらく機会が多いのは、自分の氏名やハンドルネームをベースにアルファベットで登録するときだろう。「苗字」+「名前」で登録できない場合は、「名前」+「苗字」とひっくり返してみる。ほかには名前の頭文字と苗字を組み合わせてもいい。ハンドルネームの場合は、誕生日などの数字と組み合わせるのも方法だ。

 例えば筆者の名前「鷹木創」(Takaki So)であれば、「stakaki」もしくは「takakis」となる。苗字の頭文字と名前を組み合わせてもいいが、筆者の場合は3文字(tsoもしくはsot)と短くなってしまい、サービスによっては登録できないこともあるので注意しよう。

 伝統的な方法だが、名前の子音だけを入力するのも有効である。筆者の場合は「tkks」となる。「skkt」と逆にしてもいい。ちょっと短いなと思ったら、「tkkskkt」のように回文化してみよう。このほか、比較的ポピュラーな方法としては、漢字の意味を英訳する方法がある。「鷹木創」であれば「Hawk Tree Creator」だろうか。頭文字だけとると「HTC」。どこかのメーカーみたいな名前だ。

 いずれの方法とも、苗字と名前の間に「-(ハイフン)」や「_(アンダーバー)」などの記号をはさむのも効果的。数字の入力が可能な場合、自分の誕生日などを付ける場合もある。

日本語編

 日本語で入力できる場合、漢字で登録できなかったら、ひらがなやカタカナにチャレンジしてみよう。「鷹木創」ではなく「たかきそう」「タカキソウ」といったように入力するわけだ。ひらがなやカタカナで入力するとちょっと雰囲気も変わるので、オンラインゲームやmixiのようなSNSであれば、いつもと違うペルソナで振舞えるかもしれない。もちろん元々ひらがなやカタカナの名前であれば、強引に漢字を当てはめても面白い。

 いったんひらがなにしたうえで、別の漢字を付けると元の名前をイメージするのが難しくなるので、“匿名”感も出る。たとえば「たかきそう」を「多寡木曾卯」とすれば、もはや何がなんだか分からない。さらに文字を逆にすれば「うそきかた」。漢字にすると「嘘来方」と詐欺師みたいなイメージだ。

 さすがに強引すぎると思う方は、漢字の部首に着目しよう。筆者の場合は名前の「創」に注目。「倉」と「リ」に分かれるのである。つまり「倉リ」となる。このまま登録してもいいが、ひらがなに直せば「くらり」、アルファベットにすると「kurari」だ。さらに子音だけにすると「krr」。ちょっと短いので名前と組み合わせると「krrtkk」――。

 ここまで変化させればパスワードとしても利用できるし、まずアカウントの登録で困ることはない。ぜひ皆様もご一考あれ――。

本日のレシピ
入力言語 方法
アルファベット 「名前」+「苗字」とひっくり返す
名前/苗字の頭文字と苗字/名前を組み合わせる
子音だけを入力する
回文化する
英訳する
記号を挟む
ハンドルネームの場合、誕生日などの数字と組み合わせる
日本語 ひらがなにする
カタカナにする
別の漢字を考える
文字の並びを逆にする
漢字の部首に注目する

この記事は、ITmedia Biz.IDに掲載された連載「3分LifeHacking:「アカウント名を悩まずに付ける方法」を再編集して掲載しています

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