つまずきやすいポイントを解説
合格を狙え! ORACLE MASTER Silver DBA
有限会社 G.F.インフィニティ (Project - ∞)
2007/11/19
連載「ORACLE MASTER Silver DBA講座」全体を振り返って、難しいといわれるバックアップ/リカバリ関連のセクションを中心にまとめました。本記事の例題で理解度をチェックしよう。 |
2006年11月から、約1年にわたり連載をお届けした、「Silver DBA10g」試験合格のための「ORACLE MASTER Silver DBA講座」。連載第1回から第11回までのポイントをまとめた「特集・前半戦終了! ORACLE MASTER Silver DBA 重要ポイント解説」、連載第12回から第23回までをまとめた、「特集・後半戦もついに終結! ORACLE MASTER Silver DBA 重要ポイント再確認」に続き、今回は連載全体を振り返って、試験でつまずきやすいポイントを中心に解説しました。「Silver DBA10g」試験の一番の難所はバックアップ/リカバリ関連だと思いますので、バックアップ/リカバリ関連のセクションから多く出題させていただきます。これから試験を受けるという方は、試験前の最終チェックなどにご利用ください。
■例題1
インスタンスリカバリに時間がかかりすぎているという報告がありました。対応策を2つ選択しなさい。
a.FAST_START_MTTR_TARGETの値を小さくする
b.REDOログファイルの数を増やす
c.REDOログファイルのサイズを小さくする
d.REDOログファイルのサイズを大きくする
ヒント:「Oracleのバックアップ/リカバリの仕組みとは?」
■例題2
REDOロググループにREDOログメンバーを追加した直後におけるV$LOGFILEビューのSTATUS列の値を選択しなさい。
a.INVALID
b.STALE
c.NULL値
d.CURRENT
ヒント:「リカバリ機能でOracleデータベースを復活させる」
■例題3
テープ装置にバックアップできないものを選択しなさい。
a.バックアップセット
b.イメージコピー
c.増分バックアップ
d.アーカイブログファイルのバックアップ
ヒント:「Oracleデータベースのバックアップを取得する」
■例題4
制御ファイルが損失した場合、どのモードでリカバリしたらよいでしょうか。
a.MOUNTモード
b.NOMOUNTモード
c.OPENモード
d.停止
ヒント:「リカバリ機能でOracleデータベースを復活させる」
■例題5
LOGGING属性に関する説明として正しいものを2つ選択しなさい。
a.UNDO表領域と一時表領域には指定できない
b.LOGGING属性を指定すると、常にREDOレコードの書き込みが行われない
c.表領域レベルのLOGGING属性は、表、索引、表パーティションなどのセグメント属性に上書きされる場合もある
d.NOLOGGING属性を指定するとREDOレコードの書き込みが行われない
ヒント:「リカバリ機能でOracleデータベースを復活させる」
■例題6
次の資料を確認してください。
SQL> SELECT property_name, property_value FROM database_properties 2 WHERE property_name LIKE 'DEFAULT%'; PROPERTY_NAME PROPERTY_VALUE ---------------------------- ------------------------------ DEFAULT_TEMP_TABLESPACE TEMP DEFAULT_PERMANENT_TABLESPACE USERS DEFAULT_TBS_TYPE SMALLFILE |
次のように作成した表領域があります。
SQL> CREATE TABLESPACE new_tbs 2 DATAFILE '/oradata/new_tbs.dbf' SIZE 100M; |
このデータベースの特徴を選択しなさい。
a.new_tbs表領域はSMALLFILE表領域である
b.new_tbs表領域はディクショナリ管理表領域である
c.すべての表領域がローカル管理表領域である
d.SMALLFILE表領域とBIGFILE表領域はそれぞれコマンドで指定する必要がある
ヒント:「Oracleデータベースの記憶域はどうなっている?」
■最後に
非常に幅広い「Silver DBA10g」の試験攻略、すべて理解できましたでしょうか。
正しく理解できていれば、すぐに答えが見つかるものもあれば、消去法でも最後の1つが絞り込めないといった問題もあるでしょう。そんなときは、Oracleサーバの動きを思い出してみましょう。Oracleサーバの動きを順番に思い出してみると、問題文の中で見落としていた点が見つかるということもあります。細かい概念や用語などのケアレスミスをなくし、合格目指して頑張ってください。
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