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WebでOB訪問

第1回 ドワンゴにOB訪問してみた


北村慶一(慶應義塾大学大学院)
岑康貴(@IT自分戦略研究所)
2009/6/5


就職活動といえばOB訪問。だが実際は「誰に連絡していいか分からない」「何を聞けばいいの?」「うわべのことだけしか教えてもらえなかった」など苦労が多い。本連載では学生記者と編集部が企業の若手エンジニアに「OB訪問」し、その様子をお届けする。

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 「ドワンゴは、仲間と話しやすくて、溶け込みやすい、就活の説明会でよく聞いたことが本当にそのまま当てはまっている会社です」。彼はインタビューを通して、そのように何度も強調していた。

 「WebでOB訪問」第1回の「OB訪問」先は、ドワンゴ 新卒入社3年目のエンジニア、岩佐豪之(いわさたけゆき)氏だ。岩佐氏がITエンジニアになった経緯や、仕事のやりがいについて聞いた。

きっかけはFlash

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 大学では電子工学を専攻していた岩佐氏。就職活動を始めた段階ではIT業界を志望していなかったという。そんな彼がIT業界を目指すようになったきっかけは、Flashの作成にあった。

 「何か楽しいものを作って表現するのが好きでした」

 大学時代、WebはFlashの黄金期。数々のクリエイターが作品を公開していく中、岩佐氏もいつしか「見る」側から「作る」側になっていた。

岩佐豪之氏
ドワンゴ 研究開発本部 統合情報システム開発部
岩佐豪之氏

 最初は簡単なアニメーションから始めたが、すぐに「楽しいものを作る」魅力に取りつかれて、スクリプトを記述したり、複雑なプログラムを作ったりと、Flashを自己表現の場として活用し始めた。その経験を通じて「これからの表現の舞台はインターネットが主流になってくる。インターネットの技術を生かした仕事がしたいと思った」のだという。

 多種多様なIT業界の中で、岩佐氏はなぜドワンゴを選んだのだろうか。

 「ほかの会社ではやっていないことをやっていたんです。独創的で、ほかの会社とは違うものを感じて、この会社に決めました」

 当時、ドワンゴでは「パケラジ」という携帯電話向けサービスを提供していた。着メロ提供サイト「いろメロミックス」内で、会員向けにインターネットラジオを配信し、双方向番組などを展開していたのだ。岩佐氏はこのサービスに「ほかの会社とは違う」という感想を持った。それが入社の決め手になったという。

「やりたいことをはっきりと持って入社しました」

 ドワンゴでは新卒で入社すると、どのようなプロセスを踏んでキャリアを積み上げていくことになるのだろうか。

 岩佐氏が入社した当時は、まず新入社員全員に対するマナー研修が1週間。その後、技術職のみ、技術研修があった。PHPなどのプログラミング言語を中心に、技術開発に必要な最低限のスキルを身に付ける。

 「わたしの研修期間は1カ月でしたが、いまは3カ月くらいかけていると聞きます。それくらい研修が手厚い。入社するまでに必要なスキルは何かとよく聞かれますが、研修制度がしっかりしているので、特にないと思います。入社まで不安はありませんでした」

 その後、面談を経て配属が決定する。

 「当事は入社前の面接や入社後の面談で、この会社で具体的にどのようなことがやりたいのかを話しました。この会社で『何がやりたいのか』を明確にしておけば、入社後も不安はないと思います。わたしはやりたいことをはっきりと持って入社しました。それが配属に明確に反映されました。もちろん、部署やタイミングによっては必ずしも希望が通るわけではないのですが」

 岩佐氏が希望した部署は「研究開発本部 統合情報システム開発部」。社内の管理システムを開発する部署だ。岩佐氏はここで、着うたなどのコンテンツのダウンロード数を各レコード会社へ報告・管理するシステムやツール、Web広告の管理システム、社内の要望を取りまとめた社内向けシステムなどの開発を行っている。

 なぜ岩佐氏はこの部署を選んだのだろうか。

 「わたしの理想としては、いつかはエンドユーザー向けのサービスやシステム開発をやりたいと考えています。ですが、多様化するサービスに対して不足する社内向けのシステム関連の開発は必要なことなので、まずは社内に貢献しながら、理想への足がかりとして日々勉強しています」

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