ビジネスとITが切り離せなくなった今日、ユーザー企業にとって、『ビジネス自体の価値を向上させる』ITへの期待は大きい。こうしたニーズに対して、明解な回答を示すことで業界から注目され、飛躍してきたのが豆蔵だ。同社の事業目的は、『技術力でビジネス価値を生み出す』こと。『高い技術力をビジネス分野に還元できるITプロフェッショナルとともに、国内IT産業をけん引する』という豆蔵に、同社が求めている“ITプロフェッショナル”の条件を聞いた。 | ||
■ 技術力を源泉にビジネス価値を生み出すのが“プロ”
株式会社豆蔵 代表取締役副社長 山岸 耕二氏 京都大学工学部修士課程卒業後、1982年シャープ株式会社に入社、超LSI研究所で次世代デバイスの研究開発に従事。その後オージス総研を経て、2001 年ウルシステムズに入社。以後一貫してオブジェクト指向技術をベースとしたシステム開発やビジネスの創出に携わる。2004年より豆蔵に入社、現職で豆蔵のビジネスを統括する。 |
1996年第4四半期、日本国内のインターネット普及率は約3%強だった。ところが、2005年3月現在における同普及率は、80%超。わずか9年間で、ITはまたたく間にビジネスや生活の場に浸透してきた。そのためビジネスのやり方も構造も、9年前とは大きく変化している。『経営とITはもはや切り離せない』といわれるのも、技術革新の急速なスピードに起因しているといえる。
こうした変化に、エンジニア自身はどのように対応しているのか。豆蔵の代表取締役副社長兼BS事業部長 山岸耕二氏は、次のように語る。
「技術革新の速さに追随しようとするあまり、専門分野の深堀りだけにまい進するエンジニアもいます。しかしこれだけITが普及したいま、もはや“技術”という生の素材だけでは価値になりません。これからの時代で求められるのは、『高い技術力を持ち、ビジネス的な価値をITに吹き込むことができる』ITプロフェッショナルなのです」
■ 技術のための技術に、感心以上の価値はなし
「技術だけに漬かったエンジニアは、システムを“作ること”だけを目的にしてしまう傾向がある」と、山岸氏は警鐘を鳴らす。
一方、システムを導入するユーザーからすると、『ITでビジネスの価値を上げること』が最大の目的であり、開発工程や技術そのものが目的なのではない。ユーザーとエンジニアの視点がずれているわけだ。
山岸氏は、「技術革新の過程で、確かに技術力の高さだけが評価された時期もあった」と述べたうえで、次のように続ける。
「われわれの使命は、技術を使ってユーザーのビジネスにより高い価値を付けること。ビジネス全体を向上させるには、技術の面白さだけにおぼれてはなりません。泥臭くてほろ苦い人間系を含め、ビジネスの構造に目を向けることが必要なのです」という。
「技術力の高さとは、いうなれば高い滝のようなもの。確かに『すごいな』とは思いますが、それだけでしかありません。われわれがITプロフェッショナルとして対価をいただく部分は、滝=技術力をエネルギーとし、ビジネスに変換できる力。つまり技術力をエネルギーに変換し、ビジネス価値を生み出すことが、ITプロフェッショナルの条件なのです」と山岸氏は語る。■ ビジネス分野で価値を生み出す技術力とは
山岸氏は、あくまでも自社のビジネスの源泉は技術力の高さだと考えている。ただし、技術のための技術ではなく、『ビジネスのための技術』を持つことがITプロフェッショナルの条件だと述べているのだ。そしてそのためには、「“システム屋”なら誰でも持っている構造化や可視化、抽象化といったベーシックな技術力こそが重要です」ともいう。
ビジネスもシステムも、“目に見えない対象を扱う”ことでは同じだ。そこでシステム開発の現場で行ってきたモデリング技術を使えば、ビジネスも可視化/抽象化できる。構造が見えれば、共通するプロセスを1つにまとめることもできる。こうしてビジネスプロセスが効率化されたり、迅速化されたりすることで、新たな価値が生まれる。そして描き出された構造に基づき、ITの具体的なイメージを描いて設計、開発へと落とし込む。
また会議の場でも、“システム屋”として培ったファシリテーション能力が果たす役割は大きい。全体を俯瞰(ふかん)して可視化する技術や説得術などなど、システム開発で培われた技術力は十分ビジネス現場でも適用できるわけだ。
■ 求めているのは責任感と技術力を備えた人物
いくら高い技術力を持っていても、ユーザーからいわれたことしかできない/やらないという状態では、近い将来海外の労働力に仕事を奪われてしまうだろう。豆蔵では、高い技術を持つITプロフェッショナルと共に、IT企業がもたらす新しい価値を普及させていく所存だという。
「必要なのは、技術力をビジネス分野に還元できる、責任感のあるITプロフェッショナル。こうした方々と共に、日本のIT企業の価値を上げていきたいと思っています」
と山岸氏は語った。
豆蔵 先輩社員からのメッセージ |
|||||||||||||||
|
掲載内容や労働条件に疑問がある場合には、求人企業に直接お問い合わせください。
掲載内容の有効期限内に掲載内容と事実に相違があった場合には、アイティメディア営業局まで、メールでお問い合わせください。(メールアドレス:ad@ml.itmedia.co.jp)
会社情報 |
■会社名:株式会社豆蔵
|
キャリア採用情報 |
豆蔵では、現在下記の職種で経験者を募集しています。 ビジネスソリューションコンサルタント 組込み系システムコンサルタント ソリューション営業
|