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 エンジニア関連の資格として安定した人気を誇るORACLE MASTERは、今年4月時点での資格取得者の累計が9万人を超えた。@ITの「第4回 Engineer Life(現@IT自分戦略研究所)読者調査結果」でも、ベンダ資格の中でオラクルマスターは「取得済み」の人が20.9%で、「今後取得したい」が26%。いずれもほかのベンダ資格をしのぎ、トップという結果だった(図1)。この結果に示されるように、ORACLE MASTERは多くのエンジニアが評価し、関心を持っている資格だ。

図1 ベンダ資格では「取得済」と「今後取得したい」の両方でほかの資格を上回ったのがORACLE MASTERだ

集合研修や書籍のメリットとデメリット

 それでは、実際にORACLE MASTERの取得を目標と定めたときに問題となるのが、資格取得へ向けた対策、教材の選択。資格取得のための資格対策・教材としてすぐに思い浮かぶのは、集合研修や書籍ではないだろうか。

 確かに資格取得の対策、教材としては集合研修と書籍が一般的だが、それぞれにメリットもあればデメリットもある。それを次に簡単にまとめた。

 
メリット
デメリット
集合研修
人(講師)から直接教えてもらえ、理解が早い
質問ができ、回答を得られる
サーバなどの実行環境がそろっていて実際に操作し、体験できる
個人で投資するには価格が高い
カリキュラムが決まっており、自分の理解度に応じて講義などが進むわけではない
3〜5日間拘束され、その間会社の業務がとまってしまう
書籍
価格が安い
持ち運びやすく、どこでも読んで参照できる
試験対策本では、試験に合格することが最大の目的のため、 試験にでない個所は掲載されないことがある
演習問題などは、書籍に掲載されている以上のものはなく、それを繰り返すしかない
理解できない個所を質問したり、確認したりできない

 会社からの金銭的な補助がなく、あくまで個人で資格取得を狙う場合、現実的な選択は書籍による学習だろう。しかし、書籍といっても1冊で済むことは少ない。複数の解説書や問題集などをそろえる必要があるだろうし、理解できない点などが書籍にでてきた場合、質問できる先輩や同僚が周囲にいないときつい。

 そんな中で日本オラクルが提供している「Oracle Learning Network」(OLN)は、集合研修と書籍の両方のメリットを享受でき、それ以上に効果的かつ効率的に学習できるeラーニングサービス教材である。そういう点で、個人でこれからORACLE MASTERの資格取得を狙おうという人にお薦めできる。個人にとってうれいしいことは、資格取得を狙いつつ、体系だった知識を得られることと、最低限の実践力を磨くことができることだ。

 では、実際にOLNがどれだけ優れた教材なのかを次に検証してみよう。

オラクルのeラーニングサービスの見逃せない特徴

 OLNは日本オラクルが提供しているeラーニングサービスである。eラーニングの特徴として時間や場所の制約を受けないことが挙げられるが、OLNもいつでも、どこからでも利用することができる。OLNで用意されているのは、ORACLE MASTER Silver9i、ORACLE MASTER Gold9i、ORACLE MASTER Platinum9iの3コースのほか、Oracle E-Business Suiteコースもある。

コース名
対象科目
学習モード
学習
期間
定価
ORACLE MASTER
Silver9i
SQL、Oracle入門
推奨学習時間:68時間
教材・問題集・演習
環境・Q&A
90日 4万円
ORACEL MASTER
Gold9i
PL/SQL、DBAI
推奨学習時間:80時間
教材・問題集・演習
環境・Q&A
180日 6万円
ORACLE MASTER
Platinum9i
パフォーマンス・
チューニング、DBAII
推奨学習時間:102時間
教材・問題集・
Q&A
180日 10万円
各コースの科目、用意されている学習モード、学習期間、価格(ただし、Oracle E-Business Suiteコースを除く)

 OLNの特徴は、次に挙げた4種類の学習モードがあり、それらの学習モードを相互に連携させることで、学習効率を高め、効果の高い学習が可能になっていることだ。個人で学習する場合、確実に資格を取得するのと同時に、きちんとした技術知識を身に付け、さらに最低限の実践力をつけたい。それがこの4種類の学習モードを駆使することで実現できる。

(1)教材モード
 オラクル集合研修コースに完全に準拠した内容となっている。じっくり該当科目を習得したいなら、この教材モードを中心に学習を進めていくと良い。学習画面ではスライドエリア、テキストエリアで構成されていて、これにナレーションが加わる(画面1)。

画面1 教材の画面(画面をクリックすると拡大表示されます)

 アニメーションと音声で集合研修に近い学習を自分のペースで進めることができる。把握しづらい個所は何度でも繰り返して聞くことができる。

 それぞれのレッスンでは「理解度チェックテスト」があり、100点で合格となる。すべてのトピックを学習し、すべてのレッスンの理解度チェックテストに合格すると修了証明書が発行される。

(2)問題集モード
 試験対策を重視するのなら、このモードを中心に学習するとよい。本試験を十分に意識しているだけでなく、本試験の問題が解けるようになるための洗練され、質の高い問題が数多く用意されている(画面2)。これは、定期コースのORACLE認定講師が問題作成に参加しているためだ。

画面2 問題集を解くことで、自分の弱点を知り、それを教材で再度補強できる(画面をクリックすると拡大表示されます)

 出題数は本試験と同数あり、また問題の数も豊富だ。問題は最新動向に応じて定期的に更新され、その数も徐々に増やしているという(2003年5月現在、Silver9iコース:344問、Gold9iコース:333問、Platinum9iコース:684問)。なお、問題集では85点以上で修了証明書が発行される。

(3)演習環境モード(実習)
 Oracle9iデータベース環境が用意され、画面からSQL文やPL/SQLブロックなどを自由に実行し、コマンド操作などを実際に試して学習できる(画面3)。こうした一種の実践力を磨くことによって、知識を確実に定着化させ、理解をより深める一助となる。もちろん実行環境は最新のプラットフォームとなっており、本番環境を構築する手間やコストも省くことができる(ただし、Platinumコースのみは演習環境の提供はない)。この演習環境を利用することで、資格取得のために知識の丸暗記をするだけではない、データベースやORACLEデータベースの生きた知識を得ることができるだろう。特にこうした環境を自宅で持つことができない人にお薦めの学習環境だ。

画面3 SQLやPL/SQLなどを実際に試し、その返り値を結果を見ることができる(画面をクリックすると拡大表示されます)

(4)Q&Aモード(FAQで問題解決)
 ユーザーは学習期間内であれば購入コース科目に関する質問を自由に何度でも質問を投じることができる。回答はおおよそ1日(24時間)以内に受け取れるようになっている(図4)。

画面4 質問は原則として24時間以内に回答がくる。また、過去にされた質問の一覧を閲覧することも可能だ(画面をクリックすると拡大表示されます)

 また、過去のQ&Aは学習者に対してすべて公開されている(2003年4月末の時点でトータルのQ&Aは約1500件)。そのため、Q&Aから新たな知識を得たり、回答を待たずとも類似の質問から疑問を解消できる。

4つの学習環境を連携して利用するのがベスト

 ここまでの説明でも、通常のeラーニングとは異なるのが理解できるだろう。eラーニングとしては多少価格が高いと思う人も、Oracle9iデータベース環境や最新の教材が用意され、講師に質問できる数に制限がないとなれば、個人でも真剣に検討したい教材ではないだろうか。

 具体的な4つの学習環境の利用方法だが、まず教材で基本的な学習を行った後、実際にOracle9iデータベースの演習環境で学習する。教材から関連するコマンドの演習を行ったり、理解できない点をQ&Aで講師に質問を投げたり、これまでによくあるQ&Aを閲覧することもできる。そして学習した成果を問題集で試す。問題集を解き、自分の苦手だと認識した弱点分野は、問題集の解説ページから関連する教材部分にリンクをクリックするだけで、すぐに教材で該当部分を復習することができる。

 集合研修のメリットを享受でき、デメリットを補え、書籍のデメリットも補うことができる(書籍のメリットである価格は、書籍と比べれば高いが、集合研修から比べると、格段に価格は安い)。独学で書籍や教材を使っていると、同じ範囲の説明と演習を別の書籍や教材から探して比較したり、疑問を解消するまでに複数の書籍を調べるなど労力がかかるが、OLNではこうしたストレスや非効率から一気に解放され、スムーズに学習できる。

質の高い教材と制度変更もすぐに反映する柔軟さ

 OLNの教材はオラクルが提供しているため、高品質な教材となっている。OLNで出題される問題は米国オラクルで作成されたトライアル問題集が元になっており、それを日本のOLN向けに翻訳をして、さらに定期コース講師による精査も加えられている。また、試験内容や制度の変更はすぐにOLNに反映される。

日本オラクル エデュケーションサービス本部 ビジネス開発部 担当シニアマネジャーのYOUNGSUN LEE氏
■NTTデータに入社後、ICカードの技術開発に従事し、その後SE、プロジェクトマネジャとなる。日本オラクルに入社し、NC事業部、製品本部に所属した後、現在のエデュケーションサービス本部となり、主に製品戦略、マーケティング戦略を担当している

 「一般の書籍ですと印刷した後は更新できませんので、いつかは陳腐化してしまいます。しかし、OLNでは問題集を定期的に更新して、より質の高い問題を豊富に用意することができます。また、OLNではオラクルマスター本番試験とまったく同じ問題は出題されませんが、本試験を解くために理解しなくてはならないことを問うような問題となっています。洗練した問題を作るために、ギャップ分析も行っており、その結果がOLNの問題に加味されています」と語るのは、日本オラクル エデュケーションサービス本部 ビジネス開発部 担当シニアマネジャーのYOUNGSUN LEE氏だ。

 試験を主催している日本オラクルが試験のための教育も提供することに対して、抵抗感がある人もいるという。しかし、より高度なエンジニアになることや現場で成功するには、正統な技術の習得が最も効果的だ。問題文と解答を暗記して、小手先で合格を得るのではなく、オラクル製品の真ずいとなる知識も得て、そして実践の場ですぐに活躍してほしいという。

 「現場でオラクルの能力を最大限に生かすために、エンジニアの皆さんには幅広く正しい知識を得てもらいたいと考えています。OLNでは試験の合格だけを目標とせず、学習を通じて本物のオラクルエンジニアに成長してもらうことを目指しています。そのためにもオラクルの正統な技術をオラクルから直に学び、最終的には合格もしてほしいのです」(LEE氏)

 集合研修だと講師の話もテスト環境も、講義が終わればそれで終了となる。しかしOLNでは、定められた学習期間内であれば、いつでもどこからでも何度でも繰り返し学習することができる。LEE氏は「確実に知識を吸収するには、教材で学んだ後の反復学習が重要となります。OLNの教材は定期コースに準拠していますし、自由に繰り返し学習することができます」と、OLNのメリットを強調する。

利用者の高い満足と高い合格率

 OLNは教材として高品質、高機能であるため、学習者から非常に高い満足度を得ている。OLNを「効果がある」と評価した学習者が79%もいる(OLNを受講した人へのアンケート調査結果)。全体としての満足度でも「非常に良い」と「良い」と答えた人を合わせると91%にも達する。

 こうした実際の学習者からの満足度は、修了者のORACLE MASTERの認定資格の合格率にも表れている。修了者の合格率は80〜90%となっており、学習に満足し、知識がしっかりと身に付いていることも証明されている。

 OLNを用いて確実に合格できるまで十分に準備すれば、受験回数が減り、結果的に受験費用を安くすませることができるかもしれない。そういう点からも、OLNが決して高い買物ではなく、効果的な投資になるといえるだろう。

企画・制作:アットマーク・アイティ 人財局


もっとOLNを知るために
より詳しくOLNを理解するために役立つ日本オラクルの関連ページ

クイックツアー
ORACLE MASTERからOLNまで、概要やデモを動画で紹介。重要な情報へのリンクもある。

活用事例
利用者からの生の声である活用レポートが掲載されている。現在は、OLNを使って1カ月でPlatinum9iを勝ち取ったという強者のレポートが1件掲載されているが、今後レポートは増える予定だ。

OLN学習者の期待と要望(アンケート結果)
去年秋に実施したOLN学習者100人へのアンケートの結果。OLNの何に満足したかが分かる。

稼動環境
OLNを利用するためのマシンスペック。CPUはPentium 120MHz以上、メモリは64MB 以上など、それほど高いスペックではない。

FAQ
申込方法、ユーザー登録情報、トラブルシューティング、各種問い合わせ先など。

OLNの使い方
学習開始までの流れやメニューなど、具体的な使用方法がイメージできるようになる。

販売窓口一覧
OLN製品を販売している会社の窓口へのリンクと、それぞれの連絡先一覧がある。