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第4回
教育ビジネスに転じた私の本音

吉川明広
2001/8/17

小山弘樹(こやまひろき)氏
日本オラクル株式会社
エデュケーションサービス本部
営業部ディレクター

 ここ数年、マイクロソフトのMCPやMCSE、シスコシステムズのCCNAやCCIE、あるいはIBMのDB2エキスパートなど、IT関連のベンダー認定資格に対する注目度が高まり、現在では“資格ブーム”といわれるほどの現象になりつつある。そんな中でも、とりわけ人気が高く、かつ業界の内外でその実力を広く認められているのが、「オラクルマスター」である。これは、世界中で圧倒的な市場シェアを持つRDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)製品の「Oracle」に関し、その設計から構築、運用に至るまでのいくつかの技術レベルを認定するもの。ここ1〜2年の間に受験者数が急激に伸び、すでに同資格の認定者数は合計で4万人を超えているというから驚きだ。

 今回お話を伺ったのは、そのオラクルマスター認定資格制度の国内総責任者を務める、日本オラクルの小山弘樹氏。彼はもともと、マイコン分野からミニコン分野に至るまで、そのプログラミングはもちろん、ハードウェアの製作までもこなせる、何でもござれのコンピュータエンジニアである。その彼が、現在では全国各地で展開されている同資格制度の運営からマーケティングまですべてを切り盛りしているという。一見したところ、この転身にはあまり脈絡がないように思える。しかし、いろいろと話を聞くうちに、変幻自在さこそが彼の生き方そのものであり、それは並々ならぬ彼のバイタリティからきていることが分かってきた。

 その1つのあかしが、彼の“学業”だ。資格ブームのおかげで超多忙な毎日を送っているはずの彼であるが、なんとその激務をこなしながら、実は社会人大学院生として大学院にも通っているというのだ。なんとも“すさまじい”としかいいようがない。

 インタビュー中、そんな小山氏の元気さに圧倒されっぱなしだったが、精一杯の努力がどれほどの充実感をもたらすかを知ることができた。彼からは、オラクルマスター合格のコツなどもこっそりと(?)聞き出すことができたので、DBのエキスパートを目指す読者は決してお見逃しのないように!

学校
   熊本電波工業高等専門学校情報工学科卒業
   電気通信大学大学院
     電気通信学研究科博士前期課程在学中(社会人学生)
日本ディジタルイクイップメント(現コンパックコンピュータ)
   ソフトウェアサービス部門スペシャリスト
伊藤忠商事
   産業機械本部 システムエンジニア
日本データパシフィック
   オールラウンドな技術者
日本オラクル
   製品マーケティングマネージャー
   エデュケーションサービス本部 営業部ディレクター
小山氏のこれまでの主なキャリア

第1種情報処理技術者
第2種情報処理技術者
第1級無線通信士
   ほか多数の無線通信系資格
小山氏の持つ主な資格

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教育ビジネスに転じたエンジニアの本音(1/2)
  教育ビジネスに転じたエンジニアの本音(2/2)
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