Tech総研
2010/1/13
| ワインもボトルからグラスへ。 クーポン利用でケチケチ・デート |
次に、デート代の総額だ。
「1回の平均デート代は2人分でいくらぐらい？」という質問には、最小値2000円から最大値5万円と、これも幅のある回答が集まった。平均すると1万1666円なり。年代別の平均を取ると20代が1万56円、30代が1万2474円、40代が1万1250円ということになる。
ざっくり2人で1万円となると、前売りチケットで映画を見て（2人で3000円として）、居酒屋で5000円飲んで、ガソリン代や交通費を払ってしまうと、もう残らない。うーん、なかなかつつましいデートではある。
給与もボーナスもなかなか上がらないどころか、残業規制などで手取り月収が目減りする中、デート代をどう捻出（ねんしゅつ）するかは、エンジニアならずとも頭の痛いところだ。アンケートでは、「デート代などの金銭面でふだん節約しているエピソード」を聞いた。
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目立つのは「クーポンチケットを居酒屋のホームページなどから印刷して利用する」といったクーポン利用派が多いこと。「映画やコンサートのチケットは、チケットショップで割安で購入する」という人も少なくない。
「ドライブに出掛けるときは、彼女がお弁当を作ってくれる。これで外食代を浮かす」という人もいる。「外食はなるべく避けて、どちらかの家で料理を作って食べるようにしている」「自宅で一緒に食事を作る」という人も。外食よりはお弁当や自炊という回答には、単なる節約術というよりも、2人のラブラブな様子がうかがえて、これはこれでうらやましくはあるのだけれど……。
このほかにも、最近のデートで心掛けていることでは、「高級な店には行かなくなった」「遠出は減らし、近所の公園でくつろぐようになった」「ワインを飲むにしてもボトルではなく、グラスにするようにした」「なるべくクレジットカード払いにしてポイントを貯めるようになった」などの回答があった。
高額ショッピングや派手なファッション好きの彼女だったら、こういうケチケチ作戦には不満があるかもしれない。ただ、賢くて、将来の共同生活を真剣に考えてくれる彼女なら違うはず。きっと、エンジニアを取り巻く経済環境の厳しさを理解してくれて、日曜日の公園デートにも不満はないはずだ。デート代の節約術への理解度で、彼女の本気度が分かるかもしれない。
| 結婚資金はしっかりためている。 あとは彼女のOKを待つだけ？ |
もちろん、デート代を節約するのは、単に性格がケチだからではなく、「将来の結婚を考えているから」というのが男性側にもあるからだろう。そこで、現在、結婚資金をどのぐらいためているのかを聞いてみた。
これも「0円」から「5000万円」まで幅があるが、平均値は「362万円」である。果たしてこの金額は、結婚資金として十分なのか、そうでないのか。All Aboutの「ふたりの恋を育てるお金のはなし」によると、最近の挙式・ハネムーンなどにかかる費用の平均は374万円程度だとか。これとは別に、引っ越しや家具・家電購入資金など、新生活スタートに178万円程度が見込まれている。
彼女の側もそれなりに負担することを想定すると、今回のエンジニアの平均回答額362万円があれば、結婚式と新婚旅行、さらに新婚生活のスタートは十分賄えることになる。このあたりには、厳しい経済情勢が続く中、婚活にまじめにコツコツ取り組む、エンジニアの堅実ぶりがうかがわれるのである。
もちろんお金さえ準備すれば、自動的に彼女ができるわけでも、彼女が「OK」といってくれるわけでもない。その先は、女性の気持ちをグッと引きつける男性側の魅力ある行動力が不可欠になる。本記事ではそこまではアドバイスできないので、世の中に数ある婚活サイトや婚活本を参考にして、頑張っていただきたいものだ。グッドラック！
この記事は、Tech総研／リクルートの2009年10月2日公開の記事を 再編集して掲載しています |
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