エンジニアライフ時事争論(15)
言語萌えにキーボード萌え……
テクノロジに萌える人々
@IT自分戦略研究所
2010/12/15
■自分の知らない何かが起こる「コンパ」に萌える
『101回死んだエンジニア』のAnubis氏は、「コンパ萌え」について紹介している。
「君も、コンパで萌えてみないか?」――Anubis氏はこう語る。Anubis氏のいうコンパとは、コンパイルのことだ。Anubis氏は、Linuxの仮想マシンを立てて、一斉にソースコードをコンパイルするのが好きだという。
コンパイルすると、コンソールにはひたすら人間には理解できない文字が流れ続ける。Anubis氏は、「自分の知らない“何か”が勝手に進んでいる」ことにときめきを感じるそうだ。
./configure --helpや.shファイル、なぞのテキストファイルの中身をのぞいているだけでも「ほほう、こんなものがあるのか」と新しい発見を得られるという。コンパイル萌えのあまり、うっかり朝5時まで作業してしまうこともあるとか。
■ずっとツマミをいじっていたい
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次は、“もの”に萌える人々を紹介しよう。再び、『30過ぎで5社目でした。』のけいいちっく氏が登場。今度は「ツマミとスライダー」への愛を熱く告白している。
けいいちっく氏は、小学校低学年のころに出合ったミキサーにときめいて以来、ギターやシンセサイザー、エフェクターなどのツマミ、スライダーが好きだという。
「もし、PCディスプレイのボタンがツマミだったらどうなるだろう」――けいいちっく氏は、ときめきの勢いを借りてこのように想像している。
- 朝にやること……輝度やコントラストをスライダー&ツマミで調整
- 昼にやること……昼食後に微調整
- 夕方にやること……輝度を下げる
- 夜間にやること……思いっ切り輝度を明るくして眠気防止
上記のように、見事にツマミしかいじっていない1日を送るか、もしくは作業にとても身が入るだろう、とけいいちっく氏は語る。
■「かちゃっ」ではなく「ぱふっ」がいい……キーボード萌え
最後は、『プログラマで、生きている』のひでみ氏によるキーボード萌え。
プログラマにとって、キーボードは日々の仕事で最も利用する道具の1つである。特にひでみ氏にとって、「キーボードの感触」は重要だという。
ひでみ氏は、これまで出合ったキーボードの感触について考察している。
- IBM製キーボード……「もふっ」。あまり好きではない
- NEC製キーボード……「かちゃっ」。おもちゃっぽくてかわいい
だが、本命は富士通製キーボードの「ぱふっ」という感触だった。「軽やかだけど軽くない……とにかく押した時のフィット感が気持ちいい」「1打ごとにうれしくってたまらない」「正直、仕事にならなかった」と、ひでみ氏は熱い思いを告白している。
ところが、この愛すべきキーボードを自分用に購入しようとしたところ、ショップで探しても見つけられなかったのだという。「あのぱふっという感触をもう一度味わいたい」と、ひでみ氏は語る。
技術やガジェットを愛するエンジニアたちの告白、いかがだっただろうか。「萌え」について語るのは楽しい。あなたも、テクノロジに萌えてみないか?
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