第5回 日本語プログラミング? 「なでしこ合宿」へGO!
はなずきん
2009/4/1
■4月の気になる勉強会〜なでしこ勉強会&合宿
今月は、昨年の秋に行われたKOF(関西オープンフォーラム)で関西OpenOffice.org勉強会の隣にブースに構えていた、『日本語プログラミング言語「なでしこ」友の会』が開催する勉強会&合宿を紹介したいと思います。
2009年4月25日(土)〜26日(日) なでしこ勉強会&合宿 |
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公式Webサイトにあるマニュアルやリファレンスを見ても分かるかとは思いますが、「なでしこ」は日本語をベースとしているため、ほかのプログラミング言語に比べて非常にハードルが低い言語です。日本語を知っている/話せる/書ける人であれば、「プログラミングって難しい!」と思い込んでいる人でも、もう一度「やってみようかな」と思えるでしょう。
IT勉強会カレンダーの中で「合宿」という言葉を含むイベントは何度か登録されていますが、勉強会を行って、そのままその夜に合宿、という流れを取っているイベントはあまりありません。
以前、合宿系のイベントに参加した際に、「演者が講義するタイプではないので、聞きたいことがあまりなく、ただ聴講しに行く人向きのものではないと思います」というお便りがありました。確かに、いきなり合宿の中に飛び込むというのは、勉強会に参加するより、さらにハードルが高いものかもしれません。
しかしこの「なでしこ勉強会&合宿」では、いきなり合宿を行うのではなく、まず「なでしこ初心者」を対象とした、インストールも含めた入門、簡単な事務の自動化のアイデアなどを扱う勉強会を行います。勉強会で出たさまざまな意見や発想を、当日の合宿の中でさらに濃く議論し、参加者同士のかかわりを深くしていこう、という趣旨で行われるそうです。
週末、頭の中を開発色に染めてみましょう!
■今月の勉強会ライフハック
タックシール(名札)を活用してみよう |
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門扉を開いている勉強会は、新しく参加しようという人を歓迎するものです。勇気を出して足を踏み入れれば、もうあなたは勉強会の一員です。しかし、初めての参加の場合、「この人は誰なんだろう?」というわずかな壁に、疎外感を感じるかもしれません。
何度か勉強会に参加し続ければ、自己紹介や懇親会などを通して名前を覚えてもらえるでしょう。ですが、初めて参加する場合、よほどインパクトのある自己紹介を行わないと、名前を覚えてもらうことは難しいかもしれません(筆者が人の名前を覚えるのが苦手、というのもありますが……)。
筆者が運営に携わっている「まっちゃ139勉強会」や、第1回に紹介した「わんくま同盟」などは、受付で「名札」の記入と掲示を呼び掛けています。もちろん、名刺入れを用意して首から下げてもよいのですが、人数分の名刺入れを用意するにはそれなりの費用がかかりますし、勉強会用にあつらえた名刺を持参している人ばかりではありません。そこで、タックシールと太字のお名前ペンを用意することにしました。自分のハンドルネームを書いて、服の見やすい場所に張るだけ。簡単に「自分は誰なのか?」ということを、運営者や、ほかの参加者に伝えることができます。
開発系の勉強会の場合、自分の得意とする言語をハンドルネームの上に書くのも良いアイデアです。無地のシールだからこそ、いろいろな使い道が考えられますね。
休憩時間、隣り合った席でお互いにシールを見ながら、会話のきっかけにすることもできるでしょう。
運営者は、勉強会の門扉をただ単に「開(あ)いている」だけにするのではなく、こうしたツールを利用して門扉を「開(ひら)いて」、参加者の背中を押してあげてみてはいかがでしょうか。
本連載では、皆さんが実際に勉強会に参加した感想のお便りを紹介したいと思います。そこで、「IT勉強会でこんな発見をしました!」という一言レポートを募集します。ぜひ、jibun@atmarkit.co.jpまでお寄せください。
件名を「IT勉強会に行こう! お便り募集」としてください。お送りいただいた投稿は、本連載で紹介することがあります。予めご了承ください。 |
筆者プロフィール |
はなずきん 関西を中心に活動するまっちゃ139勉強会設立メンバー。 そのほか、ITPro向けのAdmintech.jpや関西OpenOffice.org勉強会などのメンバーとして、初心者や学生にも参加しやすい雰囲気の勉強会をめざして日々活動しています。 Webサイト インフラ管理者の独り言 IT勉強会カレンダー |
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