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第6回 合同勉強会で生まれる新しい交流の形

はなずきん
2009/5/1

IT系の勉強会は日々、全国各地で開催されている。「IT勉強会カレンダー」の管理人で、自らも勉強会を運営しながらさまざまな勉強会に足を運ぶ筆者が、毎月面白い勉強会をピックアップする。

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 266件の勉強会やイベントを「IT勉強会カレンダー」に登録した4月。気付けば毎週土曜日、勉強会に参加するという日々を過ごしていました。

 毎週どこかで、テーマも参加者層も異なる勉強会が行われています。今回も、その中の1つを取り上げ、雰囲気や色合いを紹介します。

勉強会に行ってみた〜2009年4月
「まっちゃ139勉強会、わんくま同盟合同勉強会(わんくま139)」

 2009年4月18日に大阪で開催された「まっちゃ139勉強会、わんくま同盟合同勉強会(第2回わんくま139)」に参加してきました。

勉強会情報
勉強会名: まっちゃ139
開催場所: 京都、大阪
開催頻度: 4回/年(2008年実績)
セッション内容: セキュリティ関連
(偶数回:開発者向け、奇数回:管理者向け)
勉強会名: わんくま同盟
開催場所: 日本全国+オンライン中継
開催頻度: 35回/年(2008年実績)
セッション内容: 主として開発系

 「まっちゃ139勉強会」も「わんくま同盟」も、通常は個別に開催されている勉強会です。

 第1回でわんくま同盟を紹介しましたが、今回は合同勉強会ということで、また違った雰囲気となりました。わたし自身、まっちゃ139勉強会の「中の人」なので、今回は「主催者から見た合同勉強会」についてお話しします。

● 1. 参加者の声が開催のきっかけ

 まっちゃ139勉強会を開催するに当たって、参加者メーリングリストで「4月18日はどうだろう?」と日程確認を行った際、「その日、わんくま同盟も開催予定だよ!どちらの勉強会にも参加したいので、日程かぶりはつらいなぁ」という声が上がりました。なんと、これが合同勉強会開催のきっかけです。

 どちらの勉強会にも参加したいという人がいるのに、日程が重なって、どちらかにしか参加できないのはもったいない。じゃあ、主催者同士で日程調整をしてみたらどうだろう――という流れから、そのまま合同開催へ、という方向に進みました。過去にも一度、合同開催を行った経緯があり、主催者同士の話し合いはスムーズでした。

● 2. 主催者同士で事前に決めたこと

 合同で開催となると、お互いの普段の開催方法や手順を維持するのは、まず無理です。事前調整も必要になります。

 例えば、会場や講師の確定、参加費の収支や参加者募集をどうするか、などを最低限、決めておく必要があります。特に、勉強会によっては先々の分まで会場手配を済ませている場合があるので、タイミングは非常に重要です。また、お互いにあまりにも懸け離れた内容の場合、合同で行うためには、講師も含めて事前に入念な打ち合わせが必要になります。いずれにせよ、まずは打診を行わなければ始まらないので、「今回は間に合わなそうだし、無理ですね。でも、次回は合同で……」というふうに、じっくり時間をかけて調整を行ってもよいでしょう。

 先に書いたとおり、まっちゃ139勉強会とわんくま同盟は、過去に合同開催を行っています。その際には、お互いの勉強会で参加者を募り、会場での受け付けも2カ所に分かれて行いました。勉強会と懇親会は合同で行ったのですが、実際に申し込みと受け付けを別々で行うと、どちらで受け付けを行えばいいのかが分かりにくくなってしまいます。また、申し込み時にお互いの参加者枠の空きが見えにくいなど、反省点が少なくありませんでした。

 前回の反省を踏まえ、今回はGoogleドキュメントのフォーム作成機能を利用して、受け付けを一元化することにしました(Googleドキュメントのフォームを利用した勉強会受け付けをお考えの方は、「まるごとGoogleで作る、勉強会・イベントサイト | Blog.37to.net」をご覧ください)。

 回数を重ねるたびに改善点を見いだして、より良いものになるよう改良していくのは、運営者にとって大きな楽しみの1つです。勉強会終了後に聞く参加者の方々の反応も、ますます楽しみになりますね。

● 3. 勉強会当日は楽しもう!

 勉強会当日は、主催者としてだけではなく、参加者として楽しむことが大切です。

 まっちゃ139勉強会では毎回、参加申請が必要な勉強会本編だけではなく、

  • 参加申請不要(もちろん受け付け不要)

  • 参加費無料

  • 参加したい人は何も考えずにいらっしゃい!

という「目覚まし勉強会」を午前中に行っています。

 今回の合同勉強会でも、開始前に簡単な注意事項を説明し、目覚まし勉強会を開催しました(参加者によるライトニングトーク形式でした)。内容は、勉強会の受け付けツールに関する話から、その場でしか聞けないオフレコ話まで飛び出し、とても午前中とは思えない濃さでした。

スライドの日付が間違っているのはご愛嬌

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