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第9回
技術の切り込み隊長を目指し続けるエンジニア

加山恵美
2002/8/23

阿出川真広（あでがわ まさひろ）氏 （システム開発事業部 第1システム部 プロジェクト課長）

　今回紹介する阿出川真広氏は、コンピュータに携わること、新しい技術に触れることを心から楽しんでいる人である。彼は気さくで面倒見がよく、そのため多くの友人に囲まれ、かつ、良き父親でもある。また、激務の合間にトレーニングをしてトライアスロンに挑戦した経験があるほど強靱（きょうじん）な体力の持ち主でもある。

　高校卒業から始まった彼のITキャリアはもう20年以上になる。その経歴の範囲たるや、あまりに広くて驚くばかりだ。本人はその20年を「長い」と表現しているが、常に無我夢中で「気が付けば」過ぎていたともいう。次々と新しい技術に果敢に挑戦し、困難に遭いながらも素直に「楽しかった」と感想を述べている。そんな無邪気な探求心が彼の元気のもとではないだろうか。まさにエンジニアとしても鉄人と呼べるだろう。

　阿出川氏は、自由奔放に高校時代を過ごした後、進学先として電子専門学校を選んだ。当時はいまほど「エンジニア」という言葉に耳慣れていたわけでもなく、パソコンもゲームも持たなかった彼が、なぜコンピュータへの道を目指そうと思ったのだろうか。いま振り返っても理由やきっかけは「定かではない」という。

　しかし、そこから彼の冒険は始まった。

学校 ・日本電子専門学校卒業 飛翔ソフト ・COBOL、FORTRAN、アセンブラ、PL/M86、Cを扱い、ボード上の自己診断プログラムやデバイスドライバの開発などを行う ゼロソフト ・大型汎用機の診断系、FM77のAVクリップ開発、レーザープリンタのファーム ・Linux、Solarisの調査、Webシステム構築、Bluetoothのポーティングやカスタマイズ、開発ツールの開発など

阿出川氏のこれまでの主なキャリア

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最前線で必要なスキルとキャリアを知る！ 第9回
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