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ストレスと上手に付き合うために
ITエンジニアにも重要な心の健康

第3回 心の専門家の探し方と活用法

ピースマインド
カウンセラー 谷地森久美子
2003/10/30

エンジニアにとっても人ごとではないのが心の健康だ。ピースマインドのカウンセラーが、毎回関連した話題を分かりやすくお届けする。危険信号を見逃さず、常に心の健康を維持していこう。

こんなときにどうしたら?

 ここ数カ月間、うつうつとして気分が持ち上がらない。夜もなかなか寝付けず、そのためか、朝起きるのもしんどいし、朝刊を読むのがおっくうだ。何となく今回は、これまでの状態とは違うようだ。どこか相談に行きたいけれど、分からないし、調子が悪いから探すのもおっくうだ。う〜ん、どうしたらいいのだろう……。

 さて、今月は何かあったとき、ちょっと調子が変だなと感じたときに、すぐに役立つ病院探し・病院選び(精神科)の豆知識をお伝えしましょう。

近隣の内科を受診する

 まずは普段利用している病院に、風邪でかかるような感覚で行ってみましょう。ただし、その病院で処方された薬を1週間飲んでも結果がおもわしくないときは、心療内科や精神科に受診する先を変える必要があります。もし、その内科医が評判のよい精神科医を知っているようでしたら、紹介状を書いてもらうのが望ましいでしょう。

病院を知っていればカウンセリングを受ける

 周囲から口コミで受診・病院に関する情報が得られない場合の方法です。「調子が悪いが、病院に行くべきかどうか分からない」「病院には行ってみたいが、どこがよいか分からない……」

 私どものカウンセリングルームで、こうしたことをおっしゃる方が少なくありません。ご自身の状態をカウンセラーとじっくり話し合いながら、適切な治療法や病院を探していきます。カウンセラーは、本人の状態などの状況に合わせ、病院の選び方や利用する際のコツ、といった情報を提供します。

公的機関に問い合わせてみる

 自分が住んでいる区、市町村などが出している『暮らしのガイド』(地方自治体によって名称が異なります)を開いてみてください。その中に掲載されている近隣の保健所、県の精神保健福祉センターの窓口に問い合わせてみましょう。これらの機関は公的なものですから、特定の医療機関を紹介・推薦する立場ではありませんが、担当の地域に関しては常に最新の情報を持っているはずです(「○○地域に最近、新しく△△クリニックがオープンした」など)。

 最後に“病院の看板”についてお伝えしましょう。意識的に街中を眺めて歩いてみると、あちこちにクリニックの看板が目につくはずです。その際に、次のような疑問を持たれるかもしれません。

「精神科」「神経科」「心療内科」などの違い

 「精神科」と「神経科」は、基本的には同様な医療サービスを提供しています。イメージ的に「精神科」よりも「神経科」の方が、“(病院に対する)偏見”や“抵抗”が少ないだろうという、利用者側に立った病院の配慮の1つです。看板のトップ文字に、「精神科」の前に「心療内科」を加えているのも同じです。また初めて利用する場合、「精神科」よりは「心療内科」の方がとっつきやすいイメージがあるかもしれません。しかし心療内科は、専門が内科であった医師が心の問題も重要視し、心身相関的な疾患(神経性胃炎など)を治療し始めたのがスタートであるため、緊急性があったり危機介入が必要な場合は、心療内科ではなく、入院施設のある精神科専門病院が適切です。

 いかがでしたでしょうか。次回は引き続き、“カウンセラーの選び方”や“医師やカウンセラーの活用のコツ”について紹介していきたいと思います。

筆者プロフィール●ピースマインド 谷地森久美子(やちもりくみこ)
東京学芸大学大学院修了後、区立教育センター(教育相談部)勤務。その後、国立精神神経センター精神保健研究所、某私立大学学生相談室、大手企業の専属カウンセラーを経て、現在はピースマインドにて、主に“働く人”の「こころ」の問題に日々取り組む。「カウンセリングとは、時に癒(いや)しとなり得るが、根底に流れるものは格闘技に通じる」と考えているそうだ。地域の猫たちに遊んでもらうことが毎日の楽しみだという。なお、ピースマインドが提供する「ストレスCheck」を@IT自分戦略研究所で試してみることもできる。

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