TOEIC335点からの挑戦

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第2回 「あんたの場合、英語よりまず日本語」

山本幸志
2008/3/24

「あんたの場合、英語よりまず日本語の語彙を増やせ」

 「語彙力がない」という私の最大の弱点を公開してしまいましたが、この「語彙力」に関して、最近とても悲しい思いをしました。

 友人たちと飲んでいたときのことです。飲み物を追加注文しようとメニューを眺めていた私は、隣にいた友人に「ついでにコレとコレも頼んで」と声を掛けられ、にこやかに振り向きました。友人の差し出したメニューには、「筍の焼き物」や「蛤の蒸し物」という文字が並んでいました。春の味覚ですね。

 が、しかし……。この2つを指差された私は、思わず絶句してしまいました。そう、私は、「筍」と「蛤」が読めなかったのです!

 運の悪いことに、たまたま隣にいた友人とは、前回私に「全国平均より低い人、初めて見た」とあっさり告げた本人でした。

 絶句している理由はすぐにばれたようです。友人は私をじっと見つめ、さらりといい放ちました。

 「あんたの場合、英語よりまず日本語の語彙を増やせ」と。

 私の心には、また深い傷が残りました。

 しかし確かに、私には日本語の語彙力もないかもしれません。小説などを読んでいて、ピンとこない表現に出合うこともありますので。

 ある言葉を知らないということはその言葉についての感覚がないことですから、ひいては世界が狭いといえるかもしれません。日本語についても、新しい言葉が出てきたらなるべく覚えるようにしないと、せっかく英語を学んでも世界が広げられないですね。日本語も少しずつ覚えていくよう、精進します。

もったいなくて休めない、英会話スクール

 さて、始業前に会社の近くの会場でマンツーマンレッスンが受けられるということで選んだ英会話スクールですが、なんとか続いています。朝早いので少し遅れてしまうこともありますが、これまで通えていることは奇跡的です。学生時代に少し通った英会話スクールは、長くは続きませんでしたから。

 「なぜ続いているのか?」を、以下にまとめてみました。

  1. 学費が高い
  2. 当日キャンセルができない
  3. レッスンが始業前のため、仕事を含めた予定が入りづらい

 1と2は経済的なことを考えればデメリットですが、続けるという意味では必ずしも悪いことではありません。学費が高ければ、もったいなくてそうそう休めないからです。また、キャンセルは前日の夕方6時までしか受け付けないので、当日の状況(寝坊した、行くのがおっくう、……)ではキャンセルできません。つまりこれら2つは、行かざるを得ない状況を作り出してくれているといえます。最近、さらに行かざるを得ない状況に追い込まれました。そう、この連載を始めたためです。

 レッスンの前日の夜9時にはリマインドメールが届きますので、予約を忘れることはありません。本音をいえばキャンセル可能な時間のうちに、例えば前日の夕方の5時ごろに確認メールが届くといっそううれしいですね。もし私がこのシステム担当だったら、「システム改修しませんか」と提案したいところです。

 3は、私自身がこの時間帯以外ではスケジュールがしづらいという理由で選んだものですが、この選択は正解でした。これまでのところ、この時間帯に仕事が入ってしまったことはありません。

 私は朝7時からレッスンを受けることが多く、レッスン終了後会社が始まるまでにかなりの時間が生まれます。この時間に復習をしたり、忙しいときは仕事の準備をしたりもできるので、1日を有効に利用でき、一石二鳥です。

 ただ真冬ともなると、7時からのレッスンは非常につらいです。私が郊外に住んでいることもあり、家を出る時間には日が昇る気配さえありません。7時の次の回のレッスンにした方が、健康上はいいのかもしれません。

もったいなくて休めない、レッスンの中身は?

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