TOEIC335点からの挑戦
第2回 「あんたの場合、英語よりまず日本語」
山本幸志
2008/3/24
■かなり満足、でもやっぱりちょっと高いかも……
レッスンの中身についてもお話ししたいと思います。こちらは特徴をまとめてみました。
- マンツーマンなので完全に自分のペースで進む
- 講師によって話し方、進め方がかなり異なる(講師は指名できる)
- スクール指定のテキストの内容以外にも、希望する英文の添削などをお願いできる
1は一長一短です。レッスンはこちらの理解度に合わせて進められます。分からないのにどんどん進んでしまうということはありません。しかし当然ながら、理解できなければ先に進めません。
グループの場合には、1回のレッスンでどこまで進むかが決まっていますね。そのため学習プランが立てやすいのです。マンツーマンの場合、完全にこちらのレベルに合わせてくれるので、それに甘えて予習・復習を怠るとかなりゆっくりとしたペースになってしまうかもしれません。
2については、私は講師をあえて選ばないことにしているため、いろいろな方から習うことになります。講師によって、本当にいろいろな違いがあります。出身国が異なれば、発音もかなり違ってきます。これは聞き取りの練習になるので非常に良い点でもありますが、慣れるまではなかなか話が聞き取れず、レッスンが進まないことがあります。何度も教わっている講師だと、耳が慣れてきているせいか聞き取りやすくなります(おそらく講師の方も、私のレベルに合わせた話し方をしてくれているのだとは思いますが)。
最後に3についてです。例えば英語のメールを送らなくてはならない、英語でプレゼンテーションをしなくてはならないというような場合、講師にチェックをしてもらったり一緒に考えてもらったりできるようです。
私は前回紹介した苦い思い出から、「電話で話ができるようになりたい」と希望を出したため、レッスンで英語の電話の受け方などについて実践的に教わることができました。こちらの希望に合わせてもらえるのはマンツーマンの大きなメリットですね。
トータルで、いま通っている英会話スクールにはかなり満足しています。顧客満足度を考慮したレベルの高いサービスをしてくれていると思います。
しかし、先ほどはメリットとして紹介しましたが、個人で通うにはレッスン料金がかなり高いと思います。実は当初から、このスクールに長い期間通い続けるのは金銭面で無理があるのではと考えていました。スクールには申し訳ないですが、ある程度のレベルになったら、グループレッスンでも構わないのでもう少し安いところに通おうかとも考えています。ただ、このサービスレベルに慣れてしまうと難しいかもしれません。
■TOEIC受験準備
冒頭で述べたように、次回のTOEIC受験は4月か5月を考えています。私にとってTOEICはあくまでもレベルの測定手段ですが、受けるからにはきちんと対策を行い、実力を発揮したいものです!
TOEICの試験対策にもいろいろあるかと思いますが、まずは以下の2点に絞って行おうと考えています。
- TOEICの試験形式に慣れる
- ともかく語彙力をつける
1について。そろそろTOEICの形式そのものに慣れることも必要です。英会話スクールではTOEIC慣れは難しいため、補助的な手段として市販のテキストを使うことにしました。
TOEIC対策のためのテキストや教材は、世の中に非常に豊富にありますね。その中から何を選ぶかが重要です。テストの形式に慣れることが目的なので、以下のようなポイントで3回分の模試を収録したCD付きのテキストを選んでみました。
- 実際のテスト同様の形式で問題が構成されていること
- アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアの発音問題があること(※2006年5月のリニューアルで、TOEICではアメリカ英語だけでなくイギリス・カナダ・オーストラリア英語の発音問題が出題されるようになりました)
- 解説がしっかりと納得のいくものであること
まずは、このテキストの問題をどんどん解いていこうと考えています。
2についてですが、レッスンおよび1の問題集で出てきた単語、熟語を極力覚えることを対策としたいと考えています。私の非常に苦手な事項ですが、まずは単語帳を作って覚え、それでも覚えられないものは例文を書いて覚えていきたいと思います。
次回は、この対策後の試験の結果をお伝えする予定です。少なくとも450点、できれば500点くらいで皆さんに報告できるとよいのですが。結果はいかに……。
今回のインデックス |
「CASEC」試験を受けてみました |
英会話スクールは、もったいなくてサボれない |
スタートは335点、目指すは500点? |
筆者プロフィール |
山本幸志●ITエンジニア6年目。学生時代はプログラミングが嫌いだった。にもかかわらずITエンジニアを志望し、実際になってしまった変わり者。ものを修理したり改良したりするのが好きで、新人研修で初めてJavaに触れ、「ものづくりに似ている」と気に入ったらしい。体を動かすことも割と好きで、趣味は自転車でどこかに出掛けることらしい。冬はスキーだとか。ただ2008年は、仕事と原稿に追われスキーに行けない? |
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