第5回 本のページを開いたまま固定する
吉田有子
2008/11/6
忙しいITエンジニアに無駄は禁物。本連載では、わずかな工夫と最小の努力で仕事をスムースにする、“小技”を紹介します。 |
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PCの近くに本を置いて内容を参照しながら仕事をすることがある。このとき、本の作りや厚みにもよるが、本のページを開いたままにしておくのはちょっと工夫が要る。
こんな姿勢で無理やり本を押さえていた | 「ブックストッパー」で本を固定すれば、無理のない姿勢でいられる |
筆者の場合は、自分とPCの間の机の上に本を置いて、キーボードに伸ばした両腕で本を押さえることがいままで多かった。しかしこれは、少し腕を上げるだけでページがめくれてしまうなど「きっちり押さえる」にはちょっと厳しい。かといって上にほかの本などの物を置いておくと、ページの中身が読めないうえに、ページが折れたり、置いたものが滑り落ちたりすることもある。
本の両側に挟めるように2個購入した | 届いた2個のうち、1個は写真のようにバラバラの状態で入っていたので組み立てる必要があった。もう1個はなぜか最初から組み立てられた状態で届いた |
「ブックストッパー」は、本を開いたまま固定するための道具だ。筆者はAmazon.co.jpで購入したが、そのほかのオンラインショップでも販売している。1個から購入できるが、本の両側を挟むことを考えて2個同時購入をお勧めしたい。
ブックストッパーを組み立てた。重り付きで、重さは120グラム | 2つのブックストッパーで両側から本を挟んだ |
ブックストッパーは、洗濯ばさみに重りが付いたような形だ。重りは“洗濯ばさみ”のまわりをぐるんと1回転することができる。“洗濯ばさみ”部分の色については、Amazon.co.jpは黒だけの販売のようだが、発売元のトモエそろばんのオンラインショップなどでは、白・赤・緑・黒から選択できる。
本を挟んだところを横から見る |
重りは上の写真のように本の下側に入れることも、少し回して外側に出しておくことも、もっと回してページの上に持ってくることもできる。
本をつかんでブックストッパーをぶら下げた状態にしてみた。抜けずにちゃんと挟んでいる |
メモを挟んで立てておくこともできる |
挟む力はかなり強く、本をつかんでブックストッパーをぶら下げても、本から抜けなかった。同封の解説には「写真立てにもなる」と書かれていて、メモを挟んで立てておくのにもちょうどいい。
何冊もの本を同時に開くときや、本を見ながら料理をするときなど「本を開いたままにしておきたい」という状況は意外と多い。ブックストッパーを使い始めると、いままで無理やり腕で押さえたり物を載せていた過去を「不器用だったな」と余裕とともに振り返れるようになるだろう。
余談だが、Amazon.co.jp内のブックストッパー販売ページによると、ブックストッパーを買った人は『Life Hacks PRESS』『ストレスフリーの仕事術』『IDEA HACKS!』などのLifeHack関連書籍を買っていることが多いという。LifeHackerとは相性のよい道具といえそうだ。
本日のレシピ製品名 | 実売価格 | 発売元 | 製造元 |
ブックストッパー | 840円 | トモエそろばん | グローリー商事 |
この記事は、誠 Biz.IDに掲載された連載「3分LifeHacking:「本のページを開いたまま固定する」を再編集して掲載しています |
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