ITエンジニアにちょっと便利な早業仕事術

第17回 キーボードの文字が消えた時の応急処置

小林誠
2009/11/4

忙しいITエンジニアに無駄は禁物。本連載では、わずかな工夫と最小の努力で仕事をスムースにする、“小技”を紹介します。

  本日の早業仕事術:「フィルムラベル」でキーボードの文字を復元する

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 頻繁にPCを使っていると、キートップの文字が消えてしまうことがある。タッチタイプだからキートップは見ないという人ならいいが、キーの文字を確認してタイピングする人にとっては「このキーの文字はなんだっけ?」となるのは嫌なもの。

今回使ったのは「超耐水光沢フィルムラベル(透明)」(1174円)。売り場には数社のメーカーから同様のラベルが売られており、価格も同程度。曲面があっても貼り付けられるタイプ、色が違うものなどがあったので、キーの形状や色に合わせて選べる

 しかし、ノートPCではキーボードを取り替えるわけにはいかない。また、デスクトップPCであっても、キートップが消えた2〜3個のキーのためにキーボードを買い替えるのはもったいない。

 そこで「フィルムラベル」を使って、キーボードの文字を“復活”させてみよう。フィルムラベルは、イラストや写真をプリントして贈り物などに貼り付けられるアイテム。今回使ったのは「超耐水光沢フィルムラベル(透明)」(1174円)。売り場には数社のメーカーから同様のラベルが売られており、価格も同程度。曲面があっても貼り付けられるタイプ、色が違うものなどがあったので、キーの形状や色に合わせて選べる。大型の家電量販店や文房具店のプリンタ用紙のコーナー周辺に売っている。キートップの応急処置用には、汗がつくことも考慮して耐水性があるものを購入するといいだろう。

 作り方は、キーに合わせてフィルムラベルを四角に切り取り、消えた文字を油性マーカーで書くだけ。あとはキーに貼り付ければOKだ。黒いキートップに貼り付けると若干白っぽくなって見た目に違和感があるだろうが、視認性は抜群。打鍵した時の感触も少々ツルツルしている程度なので気にならない。

(左)筆者のキーボードはA、S、Dなどのキートップが見えにくくなっていた。いったん、これらのキーを外した。(右)フィルムラベルを取り出してカットする。表裏を間違えやすいので、触れて確認。ツルツルしているのが表だ

(左)カットしたフィルムラベルに油性ペンで文字を書く。インクジェット用のラベルだが、油性ペンでも問題なかった。すぐに乾き、触れてもインクはつかなかい。(右)はくり紙をはがしキーに貼ったところ。一応「透明」のフィルムラベルだが、黒のキーではかなり目立つ。白いキーなら大分目立たないはずだ

(左)4つのキーにフィルムラベルを貼ってみた。右下の「M」のキーは「も」をあえて書かないでみた。写真では見づらいがフィルムラベルを貼ってもキーの「も」は十分読める。消えた文字だけ書いてもいいかもしれない(右)4つのキーをキーボードに戻した。一見、かなり違和感があるが、タイピングには問題なし。視認性は良好だ

 むしろ気になるのは、しばらくフィルムラベルに指を付けていると、指にラベルが軽くくっつくこと。しかし、いったん指を離してしまえば元のツルツルの質感に戻るから大丈夫だ。

 フィルムラベルのメリットは耐水性や速乾性などに加えて、紙のシールよりも丈夫で、シールよりもキレイにはがせる点。会社のPCは異動などで別の人が使うことがある。そんな時はフィルムラベルをはがしておけばいい。また、キーに直接文字を書くよりも、文字が書きやすく、失敗してもすぐに作り直せるのでお手軽なのである。

この記事は、誠 Biz.IDに掲載された連載「3分LifeHacking:キーボードの文字が消えた時の応急処置 」を再編集して掲載しています


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