ORACLE MASTER Platinum
ORACLE MASTER Platinum Oracle9i Database

2004/6/5

 本資格は、ORACLE MASTERデータベース管理トラックに属する3段階の資格のうち、最上位に当たる資格である。本資格への受験はORACLE MASTER Gold(ORACLE MASTER Gold Oracle9i Database)の取得が前提となっている。

 日本オラクルのWebサイトでは、本資格は次のように紹介されている。

 「ORACLE MASTER Gold Oracle9i Databaseの保有を条件とし、実技試験によってさらに高度な技術力を持つ技術者を認定する資格です。本資格の取得と同時にOracle Certified Master(OCM)として世界的に認定されるます。」

■試験概要

 本資格試験は、規定のOracle Universityコースの受講とLinux環境下での実技試験で構成されている。まず受験者は、Oracle Universityで2つの上級DBAコースを受講しなくてはならない。一例を挙げると、上級DBAコースには以下のような種類がある。

コース名称
日数
受講料(税込)
Oracle9i PL/SQLプログラム開発 3日 18万9000円
Oracle9i SQLチューニング ワークショップ 3日 18万9000円
Oracle9i データベース管理ツール:
Oracle Enterprise Manager
4日 25万2000円
Linux版Oracle9iデータベース構築と運用 3日 18万9000円
Oracle9i データベース:セキュリティ 3日 18万9000円
表1 Oracle Universityで受講できる上級DBAコースの一例

 上記のコースを受講済みの受験者は、Linux環境下で行われる実技試験を受験することができる。この試験では、データベースの効果的な管理、パフォーマンスの維持、リカバリの実行などのシナリオが課され、それらを制限時間内にクリアしなければならない。なお、実技試験は、専用のOracle University教室の環境で実行され、サーバはKDEインターフェイスを使用したUnited Linux 1.0で構成されている。実技試験中に使用可能な場合、受験者は、LinuxおよびOracle CLIまたはGUI環境での作業を選択できる。なお、実技試験は年数回行われるので、最新のスケジュールを日本オラクルのWebサイトで確認しなくてはならない。

試験方法
実技試験
試験時間
2日
試験形式
実技
合格基準
70%
合格結果
試験終了後2〜3週間後
受験料
25万2000円(税込み)
受験場所
Oracle Universityの指定場所
有効期間
なし
表2 ORACLE MASTER Platinumの実技試験の概要

試験範囲と重点出題ポイントは以下のようになっている。

各種データベースの設定
ネットワークの設定
OEMの設定
データベースの可用性
データ管理
データベース管理
パフォーマンス管理
スタンバイ・データベースとデータガード
表3 ORACLE MASTER Platinumの試験範囲

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