津田塾大学女性研究者支援センターは2009年8月14日から16日にかけて、「情報テクノロジーによるものづくり」をテーマにした「夏の合宿 2009〜社会は変わる あなたが変える みらいのメディアとテクノロジー〜」を開催した。高校1年と2年の女子学生、合計32人が参加。学生たちは、手と頭を動かしながら、テクノロジと数学をテーマとした実習に取り組んだ。
パソコン実習や数学の授業といえば、黙々とノートをとりながら作業するイメージがあるが、この合宿は静かさとは無縁だ。教室内は笑い声や「かわいい!」「何で何で?」という歓声が途切れない。
「手を動かす勉強を重視しています。一方通行の講義だけではつまらない。高校生と講師が双方向にやりとりをして、楽しく勉強してもらいたいと思っています」
女性研究者支援センターのプロジェクトリーダー 来住(きし)伸子教授は、合宿の狙いについて、このように語った。
実習で使われた小型ロボット「PaPeRo」
今回の合宿で用意されたプログラムは、「ソフトウェア制作」や「Podcast制作」「音階の数式を調べて楽器を作る」など、どれも「ものづくり」を主軸に据えている。数あるプログラムの中でも、特ににぎわったのが「パーソナルロボット・デザイン」実習だ。この実習では、NECが開発した小型ロボット「PaPeRo」を使って、オリジナルのロボット設定を実行することができる。講師は、女性研究者支援センター特任助教の杉浦学氏。NEC C&Cイノベーション研究所の加藤大志氏と植村弘洋氏、津田塾大学の情報科学科の学生、院生らが技術サポートを務めた。
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